年末も押し迫って、いよいよ秋のアニメも最終回がちらほら訪れてきました。
毎度おなじみサクッと感想です。
『白い砂のアクアトープ』:2クールのオリジナルアニメでした。
主人公の一人:宮沢風花は東京でアイドルグループの一員だったが、芽が出ず母親との約束で実家に帰ることとなったが、空港で沖縄のCMを見て衝動的に沖縄に行ってしまう。そこで占い師に「南に行け」と告げられ、行った先は「がまがま水族館」という小さな水族館。そこで不思議な体験をした風花は海咲野くくると出会う。彼女は高校生ながら祖父からこの水族館を任されており、廃業寸前の水族館を立て直すことを目標としていた。そして風花に「一緒に手伝ってほしい」と彼女の目標を定める。くくるは必死に集客を考え、風花は慣れない飼育員をしつつも次第に仕事に惹かれていくが、くくるの願いも虚しく水族館は廃業。祖父の推薦で新しくできたティンガーラという大きな水族館への入職が決まった。しかしくくるが入職した際の部署は「営業部」という飼育と離れた部署で、くくるは大いに不満を抱く。さらにがまがまのアットホームな雰囲気に慣れている元職員たちと、ティンガーラの職員との間に亀裂が走り、幾度となくぶつかってしまう。人間関係では特に副館長とくくるの間は険悪に…。しかし訪れる困難を協力して乗り越えることで次第に蟠りも消えていく。そんな中、くくるは大きな企画を任されるが、生き物優先のくくるの考え方と先方の会社との相違により契約が結べず、くくるは初めて会社を無断欠勤。衝動的に向かった先で、ウミガメの研究をしている海やんの妻と出会う。更にくくるを迎えに来た風花も立ち会ってウミガメの孵化を見守った。そこで人為的環境汚染問題に触れた風花は、そのことを深く勉強したくなる。そこにティンガーラから2名海外研修の推薦があり、風花はそれに挑んで見事に合格。またくくるも企画を練り直し、共存できる企画を開催し見事にやり切った。2年後成長した二人は、また共に海の生き物のために働くことを誓った―――というストーリーでした。
久しぶりに無垢な透明感のある作品でした。純粋で幼いが故に、必死に居場所を守ろうとするくくる達に突きつけられる「社会」という大波。経営だったり人間関係だったり、単純に飼育員として海の生き物と向き合っているだけでは、水族館はやり切れない(あくまで「研究機関」を兼ねているので)。そういったことに揉まれながら成長していく物語として、凄くわかりやすかったです。多分今高校生ぐらいな子たちがこれを見ると、くくるの気持ちがわかるだろうし、かもしたぐらいの年になってくると、今度は経営者側の気持ちもわかってくるので、多分その年代年代で感想が変わってくると思う、面白い作品でした。沖縄の透明感に癒されました(*'ω'*) ただ唯一残念だったのは、あの不思議な現象の正体…時々端々に登場する小さな子供の正体が何なのか、その伏線が回収できてなかったですね。リアリティが強かっただけに、時々挟まってくるファンタジーの解釈をどうつけたらいいかが謎でした。受け取り方は視聴者個々にお任せ、ということかな。多分若い人ほどそういうの柔軟に受け止められるんだと思いますね。いいなぁ~若いって♥
『キミとフィットネスボクシング』:Swichiのゲームがまさかの5分アニメ化された作品でした。
主人公のカレンが体験しにやってきたフィットネスボクシングクラブで、新人トレーナーと間違われて、そのまま一人前のトレーナーになるべく修行する―――というもの。しかしストーリー的にフィットネスをやっているシーンはなく、殆ど人間関係ドラマでしたw 「ダンベル何キロ持てる?」みたいなのかと思っていたんですが、そこは「ゲーム買ってプレイしてね♥」ってとこでしょうねw毎回CMで石田さん演じるヒロの説教が効けて幸せでした♥ あ、ちなみにアニメの中のヒロは割と自信なさげな感じのキャラでした。押しが強かったのはゆーきゃんのエヴァンでしたね。とにかく声優陣が豪華すぎて眩しかったです✨
『終末のワルキューレ』:漫画原作のアニメ化作品でした。
横暴な人類を滅ぼすことを決めた神々の前に、戦乙女のブリュンヒルデが現れ、神と人間の最終決戦「ラグナロク」を開催し、そこで人間側が勝てたら人間の滅亡は無し、という提案をする。最初は相手にしない神々だったがブリュンヒルデの「ビビっているんですか?」の一言で大神ゼウスがそれに乗り、神vs人間のタイマンバトルが始まった。一回戦目は呂布奉先vsトール。今まで互いに全力でぶつかり合える相手がいないままだった二人は、ここで思う存分力を発揮し、最終的には激しい打ち合いの結果、腕を落とされた呂布が敗北。2回戦目はアダムとゼウス。アダムはゼウスの技を見切り、完璧にコピーしてゼウスを圧倒。しかし人間の身体には負荷が大きすぎ、アダムは途中で視力を失い、最後は戦いの途中で既に息絶えていたため、ゼウスの勝利となった。3回戦目は佐々木小次郎とポセイドン。小次郎は先読みの力で挑むが何をやってもポセイドンに敵う条件が見えてこない。それでも動いた両者はポセイドンの圧勝かと思われたが、かつて武蔵と戦った小次郎は二刀流を開眼。さらに先読みの合わせ技でついにポセイドンに勝利した。4回戦目はジャック・ザ・リッパーとヘラクレスの戦いが始まろうとしていた―――というストーリーでした。
既にこの先の2期目は決定しているようなので、それは楽しみですね♪ ストーリー性よりもタイマンガチンコバトルがメインの作品なので、結構燃えました!(笑) バトルと言えば動画が非常に細かくないと、迫力に欠けるところがあるのですが、この作品に関してはそんな心配は見事に払しょく。すごい迫力ありました。あと簡単ですが歴史上の人物がリアルで登場するので、ちょっとした伝記としても楽しめました。・・・そうだよね。佐々木小次郎って昔大河で松岡君が演じていたけど、「燕返し」のところが印象に残っていますが、あと何をしていたのか分からなかったですもん。無論呂布もね。中国史にはその名を轟かせていますが、戦場以外の話なんかあまり耳にしなかったので、そんなところも面白かったです。2期目はネットフリクスが最初に放送かな。また地デジでも放送を期待したいところです。
『ブルーピリオド』:こちらも漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の矢口 八虎は高校2年生。頭はいいがいわゆる不良。高校の選択授業もサボれるから、という理由で美術を選択するが、高校2年のある日、同級生の鮎川 龍二が美術室に入っていくところを見て、自分も美術室に向かうと、そこにあった大きなキャンバスの絵に圧倒される。小柄な森まる先輩の絵に惹かれた八虎は速攻美術部に入部。更に絵への魅力に取りつかれ、今まで見えなかった進路を「藝大」に決める。圧倒的に技術も時間も足りていない八虎に、顧問の佐伯昌子は予備校を勧め、龍二と共に入学。そこで浪人生をはじめ天才:高橋 世田介の作品に圧倒される。幾度となく打ちのめされながらも、絵への情熱が尽きない八虎は自分なりの解釈で課題に挑んでいく。そしてついに藝大の入試日。龍二は自分がやりたいことは絵ではないと悟り受験を棄権。八虎はプレッシャーと体力の限界で全身に蕁麻疹ができ、更に発熱するなど体調が最悪のコンディションに。しかし出遅れた分周りの状況が確認できると予備校で教えてもらった八虎は、自分なりの新たな技法を使い、更に家出した龍二に付き合った時に入試課題の裸婦像と同じく、自分の身体を描いたときに得た龍二からのアドバイスを活かし、その結果見事に藝大に合格した―――というストーリーでした。
美術に関してはめっちゃ疎いかもしたなので、多分筆持って描いている人は共感できること多かったでしょうね。芸術と青春、ある意味感受性が一番強い時期ですから、この時期に得た色んなものが後から芽吹いていく「青青の時代=ブルーピリオド」となってく訳ですね。そう考えると、ストーリーの本番はやはり藝大に入学してからの出来事かな。確かに高校で絵を描くきっかけになったストーリーも大事ですし、出来たら藝大入学後の八虎の活躍も観てみたかった!藝大って目の前はよく通るんですが(「ことりカフェ」が裏にある:笑)実際中に入ったことないし、山田五郎先生の話とか聞くとどんなことをやっているのか、すごく興味があります。是非2期やってほしいです!!
『結城友奈は勇者である~大満開の章~』:人気アニメ「ゆゆゆ」シリーズの最後の作品(になるのかな)でした。
前回は勇者の章でバーデックスを何とか鎮め、満開のたびに削られてきた身体を戻し、今はごく当たり前の中学生活に戻った讃岐中学勇者部一行。普通の中学生としての生活を謳歌していたが、やはり神樹衰えは隠せなかった。友奈に「神樹様の花嫁」として生贄になってもらうことを決めた大赦側と、勇者部の間で不穏な空気となる。傍ら、必死に勇者になるべく厳しい鍛錬を受けてきた楠 芽吹達は実は勇者ではなく「防人」という役割となったことで、芽吹は不満を爆発させる。何とか花嫁を差し出さずに神樹様を復活させようと植樹を行おうとするも、バーデックスに阻まれ最後はやはり友奈を差し出すことになってしまう。過去から繰り返される歴史に友奈は「自分一人の命で世界を救えるなら」と承諾するが、勇者部面々は当然それを許さない。大赦が友奈を送り出し、防人たちも必死にそれを援護するが、勇者部たちはそれに反旗を翻し、友奈を救いに戦いに挑む。全てを受け入れる覚悟の友奈だったが、東郷 美森の「本音を言って!」の叫びに、やはり生きたいと願う自分の本音をさらけ出す。そして友奈を取り込もうとする神樹からの脱出を図ろうとするが、ことごとく阻止されてしまう。それを救ったのはかつてここで命を落とした歴代の勇者たち。彼女らの魂の助けを借りて友奈は神樹を破壊。無事に生還を果たしたが、神樹のいなくなった世界は荒廃が始まる。それと共に人々が混乱と苛立ちに襲われるが、勇者部は今度は荒廃した世界を助けることを目標とし、数年後、友奈と美森は夏凜と共に本州へ渡り、破滅した世界を調べ、復興への足掛かりを探す旅に出るのだった―――というストーリーでした。
この「ゆゆゆ」シリーズは「まどマギ」なみに残酷な運命をたどる勇者が多くって、今回も例に漏れず、やはり名もなき勇者や防人や巫女たちが消えていきました…。結局何かに頼って生きることしかできない人たちは、自力で生きられないので、そのよりどころを失わないように必死になりますけど、それが一個人の命を犠牲にしてもってなると、本当にそれは正しい世界の在り方なのか疑問ですね。しかも年端も行かない女の子を「私一人の犠牲で、世界は救われるなら―――」って考えさせてしまう世界。どんなにその行為が称えられても、命が無くなっちゃえばそんな偉功は関係ないです。鷲尾須美の章で銀ちゃんが亡くなった時がまさにですよ。家族には英霊と周囲は称えるけど、たった一人の自分の娘であり姉である家族にとっては、そんな称賛いらないです。いらないから生きていて欲しかった―――普通にそう願いますよ。
なので神樹様のシステムを越えた世界となった今、ようやく本当に地に足をつけて自身の足で歩めるようになった人間。ちゃんと勇者たちはそのことに気づいていました。だからきっとこれからも弱い人を助けながら、人同士で支えあって、文字通り「人間」として生きて行けるかと。勇者部の未来は明るいです✨
『てーじミーツガール』:オリジナルの1分アニメでした。
ヒロインの比嘉舞星は沖縄の高校一年生。夏休みに実家のホテルを手伝っていたところ、「すずきいちろう」という青年が宿泊してくる。人と極力関わらないようにしようとするすずき君に、舞星が部屋を案内しようとすると、突然部屋の中に海が広がったり熱帯魚が泳ぎだしたり、何時までも太陽が沈まないなどの超常現象が起きる。原因を探る舞星だが、実はすずき君は偽名で本業は有名俳優だった。スランプから沖縄に逃げ、気持ちのモヤモヤが超常現象を引き起こしていたのだった。だが舞星の励ましや沖縄でののんびりした生活の中で、ようやく彼は自信を取り戻そうとしていた。舞星は「ミュージカルの舞台に立つ貴方を見たい」と告げ、すずき君は東京へと戻る決意をするのだった―――というストーリーでした。
そのもの一分番組のため全話合わせて10分の短い話です。でもある意味簡潔ですっきりしていてわかりやすかったかも。…それにしても風花といいすずき君といい、みんな人生に詰まると沖縄に行きたくなるのはなぜだろう(笑) かもしたは一度も行ったことがないので、コロナ開けたら一度くらい行ってみたいですな。
『異世界食堂2』:なろう系小説のアニメ化2期目です。
相変わらず毎週土曜日だけ、異世界への扉が開いて異世界のお客で溢れる「洋食のねこや」。店主と異世界アルバイトのアレッタ&クロと共に、今日もねこやは大繁盛。一回2話で、それぞれの洋食メニューにちなんだエピソードで構成されています。
何故か異世界の方々は、一度気に入るとずっとそのメニューを食べ続ける(笑)のですが、気持ちがわかります!全部めっちゃ美味しそう✨なんですよ💛 ホント、スタッフさん、めちゃくちゃ食事の描きこみ力入れていて、更にそれを齧ったりする音も聞いているだけで耳から美味しそう♥ 次の日それを食べたくなって、夕食のメニューにしたこと何度もあります(笑)おかげさまで土曜日の夕食のメニュー困らなかったわw
それにしても関東では大体夜中の1時23分から放送開始するんですが、妙に小腹が空いた時間帯に放送されるので、本当に飯テロ番組!でもなろう系小説って本当にチート過ぎる作品が多くって、感情移入しにくいのもあるんですが、その中にあってこの作品は異色。でも凄く共感できる作品です。結局「異世界だろうと人間界だろうと、一番ものをいうのは食欲!」ということですね!美食には誰も逆らえないのです!!…でもいいですよね。みんな幸せになれるんですから♪ 3期目も是非放送して欲しい作品です!
『ジャヒ―様はくじけない!』:漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の自称:魔界No2のジャヒ―様は、ある日魔界が魔法少女によって魔王様が倒されたことで崩壊し、人間界に落ち延びた。何の伝手もないジャヒ―様は居酒屋「まおう。」の店長とその妹であるアパートの大家に助けられ、極貧生活を耐え忍び、居酒屋でバイトをしながら魔石を集め、魔界復興を目指していた。
そんなある日、魔界を滅ぼした張本人の魔法少女と出会う。魔法少女はその身に起こる不幸に耐えながら「不幸の元凶たる魔石」を集めていた。しかし一人不幸を背負う魔法少女を心配したジャヒ―に心を打たれ、今度は友達宣言されてしまう。しかも魔法少女の家には魔王様が居候していたことが発覚。ますます魔界復興に向けて活気づくジャヒ―様。だがそこに謎の光が現れて店長を魔法少女にしてしまう。光の正体は魔王様の妹「スー」。いわゆる姉妹喧嘩の果てにスーが魔法少女を生み出し、姉の魔界を崩壊させたのが原因だった。続きと言わんばかりにまた姉妹喧嘩を再燃させる魔王たち。しかし居酒屋が破壊されたことでジャヒ―の怒りが爆発。二人は和解し、居酒屋の修繕にあたった。そんな中、ジャヒ―は居酒屋の独立を考えていたが、店長姉妹をはじめ魔法少女の神宮きょうこや、友達になった佐崎 こころのことを思うと離れがたくなり、結局今の生活を続けることとなった―――というストーリーでした。
普通にギャグマンガですが、なんかジャヒ―様が態度デカいのに健気で憎めないですねw 魔族なのに情に厚いし本音は優しい。そして凄い力を持っていようと、魔王様もただの食欲魔神(笑)という憎めないキャラ。店長と大家さん姉妹の方がよほど天使と悪魔(大家さんは悪魔というか鬼か:笑)。曰くただの人間なのに、その人間に振り回されながらも健気に(?)生きるジャヒー様。ぜひとも人間界で友達と楽しく暮らして行ってもらいたいものです。
毎度おなじみサクッと感想です。
『白い砂のアクアトープ』:2クールのオリジナルアニメでした。
主人公の一人:宮沢風花は東京でアイドルグループの一員だったが、芽が出ず母親との約束で実家に帰ることとなったが、空港で沖縄のCMを見て衝動的に沖縄に行ってしまう。そこで占い師に「南に行け」と告げられ、行った先は「がまがま水族館」という小さな水族館。そこで不思議な体験をした風花は海咲野くくると出会う。彼女は高校生ながら祖父からこの水族館を任されており、廃業寸前の水族館を立て直すことを目標としていた。そして風花に「一緒に手伝ってほしい」と彼女の目標を定める。くくるは必死に集客を考え、風花は慣れない飼育員をしつつも次第に仕事に惹かれていくが、くくるの願いも虚しく水族館は廃業。祖父の推薦で新しくできたティンガーラという大きな水族館への入職が決まった。しかしくくるが入職した際の部署は「営業部」という飼育と離れた部署で、くくるは大いに不満を抱く。さらにがまがまのアットホームな雰囲気に慣れている元職員たちと、ティンガーラの職員との間に亀裂が走り、幾度となくぶつかってしまう。人間関係では特に副館長とくくるの間は険悪に…。しかし訪れる困難を協力して乗り越えることで次第に蟠りも消えていく。そんな中、くくるは大きな企画を任されるが、生き物優先のくくるの考え方と先方の会社との相違により契約が結べず、くくるは初めて会社を無断欠勤。衝動的に向かった先で、ウミガメの研究をしている海やんの妻と出会う。更にくくるを迎えに来た風花も立ち会ってウミガメの孵化を見守った。そこで人為的環境汚染問題に触れた風花は、そのことを深く勉強したくなる。そこにティンガーラから2名海外研修の推薦があり、風花はそれに挑んで見事に合格。またくくるも企画を練り直し、共存できる企画を開催し見事にやり切った。2年後成長した二人は、また共に海の生き物のために働くことを誓った―――というストーリーでした。
久しぶりに無垢な透明感のある作品でした。純粋で幼いが故に、必死に居場所を守ろうとするくくる達に突きつけられる「社会」という大波。経営だったり人間関係だったり、単純に飼育員として海の生き物と向き合っているだけでは、水族館はやり切れない(あくまで「研究機関」を兼ねているので)。そういったことに揉まれながら成長していく物語として、凄くわかりやすかったです。多分今高校生ぐらいな子たちがこれを見ると、くくるの気持ちがわかるだろうし、かもしたぐらいの年になってくると、今度は経営者側の気持ちもわかってくるので、多分その年代年代で感想が変わってくると思う、面白い作品でした。沖縄の透明感に癒されました(*'ω'*) ただ唯一残念だったのは、あの不思議な現象の正体…時々端々に登場する小さな子供の正体が何なのか、その伏線が回収できてなかったですね。リアリティが強かっただけに、時々挟まってくるファンタジーの解釈をどうつけたらいいかが謎でした。受け取り方は視聴者個々にお任せ、ということかな。多分若い人ほどそういうの柔軟に受け止められるんだと思いますね。いいなぁ~若いって♥
『キミとフィットネスボクシング』:Swichiのゲームがまさかの5分アニメ化された作品でした。
主人公のカレンが体験しにやってきたフィットネスボクシングクラブで、新人トレーナーと間違われて、そのまま一人前のトレーナーになるべく修行する―――というもの。しかしストーリー的にフィットネスをやっているシーンはなく、殆ど人間関係ドラマでしたw 「ダンベル何キロ持てる?」みたいなのかと思っていたんですが、そこは「ゲーム買ってプレイしてね♥」ってとこでしょうねw毎回CMで石田さん演じるヒロの説教が効けて幸せでした♥ あ、ちなみにアニメの中のヒロは割と自信なさげな感じのキャラでした。押しが強かったのはゆーきゃんのエヴァンでしたね。とにかく声優陣が豪華すぎて眩しかったです✨
『終末のワルキューレ』:漫画原作のアニメ化作品でした。
横暴な人類を滅ぼすことを決めた神々の前に、戦乙女のブリュンヒルデが現れ、神と人間の最終決戦「ラグナロク」を開催し、そこで人間側が勝てたら人間の滅亡は無し、という提案をする。最初は相手にしない神々だったがブリュンヒルデの「ビビっているんですか?」の一言で大神ゼウスがそれに乗り、神vs人間のタイマンバトルが始まった。一回戦目は呂布奉先vsトール。今まで互いに全力でぶつかり合える相手がいないままだった二人は、ここで思う存分力を発揮し、最終的には激しい打ち合いの結果、腕を落とされた呂布が敗北。2回戦目はアダムとゼウス。アダムはゼウスの技を見切り、完璧にコピーしてゼウスを圧倒。しかし人間の身体には負荷が大きすぎ、アダムは途中で視力を失い、最後は戦いの途中で既に息絶えていたため、ゼウスの勝利となった。3回戦目は佐々木小次郎とポセイドン。小次郎は先読みの力で挑むが何をやってもポセイドンに敵う条件が見えてこない。それでも動いた両者はポセイドンの圧勝かと思われたが、かつて武蔵と戦った小次郎は二刀流を開眼。さらに先読みの合わせ技でついにポセイドンに勝利した。4回戦目はジャック・ザ・リッパーとヘラクレスの戦いが始まろうとしていた―――というストーリーでした。
既にこの先の2期目は決定しているようなので、それは楽しみですね♪ ストーリー性よりもタイマンガチンコバトルがメインの作品なので、結構燃えました!(笑) バトルと言えば動画が非常に細かくないと、迫力に欠けるところがあるのですが、この作品に関してはそんな心配は見事に払しょく。すごい迫力ありました。あと簡単ですが歴史上の人物がリアルで登場するので、ちょっとした伝記としても楽しめました。・・・そうだよね。佐々木小次郎って昔大河で松岡君が演じていたけど、「燕返し」のところが印象に残っていますが、あと何をしていたのか分からなかったですもん。無論呂布もね。中国史にはその名を轟かせていますが、戦場以外の話なんかあまり耳にしなかったので、そんなところも面白かったです。2期目はネットフリクスが最初に放送かな。また地デジでも放送を期待したいところです。
『ブルーピリオド』:こちらも漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の矢口 八虎は高校2年生。頭はいいがいわゆる不良。高校の選択授業もサボれるから、という理由で美術を選択するが、高校2年のある日、同級生の鮎川 龍二が美術室に入っていくところを見て、自分も美術室に向かうと、そこにあった大きなキャンバスの絵に圧倒される。小柄な森まる先輩の絵に惹かれた八虎は速攻美術部に入部。更に絵への魅力に取りつかれ、今まで見えなかった進路を「藝大」に決める。圧倒的に技術も時間も足りていない八虎に、顧問の佐伯昌子は予備校を勧め、龍二と共に入学。そこで浪人生をはじめ天才:高橋 世田介の作品に圧倒される。幾度となく打ちのめされながらも、絵への情熱が尽きない八虎は自分なりの解釈で課題に挑んでいく。そしてついに藝大の入試日。龍二は自分がやりたいことは絵ではないと悟り受験を棄権。八虎はプレッシャーと体力の限界で全身に蕁麻疹ができ、更に発熱するなど体調が最悪のコンディションに。しかし出遅れた分周りの状況が確認できると予備校で教えてもらった八虎は、自分なりの新たな技法を使い、更に家出した龍二に付き合った時に入試課題の裸婦像と同じく、自分の身体を描いたときに得た龍二からのアドバイスを活かし、その結果見事に藝大に合格した―――というストーリーでした。
美術に関してはめっちゃ疎いかもしたなので、多分筆持って描いている人は共感できること多かったでしょうね。芸術と青春、ある意味感受性が一番強い時期ですから、この時期に得た色んなものが後から芽吹いていく「青青の時代=ブルーピリオド」となってく訳ですね。そう考えると、ストーリーの本番はやはり藝大に入学してからの出来事かな。確かに高校で絵を描くきっかけになったストーリーも大事ですし、出来たら藝大入学後の八虎の活躍も観てみたかった!藝大って目の前はよく通るんですが(「ことりカフェ」が裏にある:笑)実際中に入ったことないし、山田五郎先生の話とか聞くとどんなことをやっているのか、すごく興味があります。是非2期やってほしいです!!
『結城友奈は勇者である~大満開の章~』:人気アニメ「ゆゆゆ」シリーズの最後の作品(になるのかな)でした。
前回は勇者の章でバーデックスを何とか鎮め、満開のたびに削られてきた身体を戻し、今はごく当たり前の中学生活に戻った讃岐中学勇者部一行。普通の中学生としての生活を謳歌していたが、やはり神樹衰えは隠せなかった。友奈に「神樹様の花嫁」として生贄になってもらうことを決めた大赦側と、勇者部の間で不穏な空気となる。傍ら、必死に勇者になるべく厳しい鍛錬を受けてきた楠 芽吹達は実は勇者ではなく「防人」という役割となったことで、芽吹は不満を爆発させる。何とか花嫁を差し出さずに神樹様を復活させようと植樹を行おうとするも、バーデックスに阻まれ最後はやはり友奈を差し出すことになってしまう。過去から繰り返される歴史に友奈は「自分一人の命で世界を救えるなら」と承諾するが、勇者部面々は当然それを許さない。大赦が友奈を送り出し、防人たちも必死にそれを援護するが、勇者部たちはそれに反旗を翻し、友奈を救いに戦いに挑む。全てを受け入れる覚悟の友奈だったが、東郷 美森の「本音を言って!」の叫びに、やはり生きたいと願う自分の本音をさらけ出す。そして友奈を取り込もうとする神樹からの脱出を図ろうとするが、ことごとく阻止されてしまう。それを救ったのはかつてここで命を落とした歴代の勇者たち。彼女らの魂の助けを借りて友奈は神樹を破壊。無事に生還を果たしたが、神樹のいなくなった世界は荒廃が始まる。それと共に人々が混乱と苛立ちに襲われるが、勇者部は今度は荒廃した世界を助けることを目標とし、数年後、友奈と美森は夏凜と共に本州へ渡り、破滅した世界を調べ、復興への足掛かりを探す旅に出るのだった―――というストーリーでした。
この「ゆゆゆ」シリーズは「まどマギ」なみに残酷な運命をたどる勇者が多くって、今回も例に漏れず、やはり名もなき勇者や防人や巫女たちが消えていきました…。結局何かに頼って生きることしかできない人たちは、自力で生きられないので、そのよりどころを失わないように必死になりますけど、それが一個人の命を犠牲にしてもってなると、本当にそれは正しい世界の在り方なのか疑問ですね。しかも年端も行かない女の子を「私一人の犠牲で、世界は救われるなら―――」って考えさせてしまう世界。どんなにその行為が称えられても、命が無くなっちゃえばそんな偉功は関係ないです。鷲尾須美の章で銀ちゃんが亡くなった時がまさにですよ。家族には英霊と周囲は称えるけど、たった一人の自分の娘であり姉である家族にとっては、そんな称賛いらないです。いらないから生きていて欲しかった―――普通にそう願いますよ。
なので神樹様のシステムを越えた世界となった今、ようやく本当に地に足をつけて自身の足で歩めるようになった人間。ちゃんと勇者たちはそのことに気づいていました。だからきっとこれからも弱い人を助けながら、人同士で支えあって、文字通り「人間」として生きて行けるかと。勇者部の未来は明るいです✨
『てーじミーツガール』:オリジナルの1分アニメでした。
ヒロインの比嘉舞星は沖縄の高校一年生。夏休みに実家のホテルを手伝っていたところ、「すずきいちろう」という青年が宿泊してくる。人と極力関わらないようにしようとするすずき君に、舞星が部屋を案内しようとすると、突然部屋の中に海が広がったり熱帯魚が泳ぎだしたり、何時までも太陽が沈まないなどの超常現象が起きる。原因を探る舞星だが、実はすずき君は偽名で本業は有名俳優だった。スランプから沖縄に逃げ、気持ちのモヤモヤが超常現象を引き起こしていたのだった。だが舞星の励ましや沖縄でののんびりした生活の中で、ようやく彼は自信を取り戻そうとしていた。舞星は「ミュージカルの舞台に立つ貴方を見たい」と告げ、すずき君は東京へと戻る決意をするのだった―――というストーリーでした。
そのもの一分番組のため全話合わせて10分の短い話です。でもある意味簡潔ですっきりしていてわかりやすかったかも。…それにしても風花といいすずき君といい、みんな人生に詰まると沖縄に行きたくなるのはなぜだろう(笑) かもしたは一度も行ったことがないので、コロナ開けたら一度くらい行ってみたいですな。
『異世界食堂2』:なろう系小説のアニメ化2期目です。
相変わらず毎週土曜日だけ、異世界への扉が開いて異世界のお客で溢れる「洋食のねこや」。店主と異世界アルバイトのアレッタ&クロと共に、今日もねこやは大繁盛。一回2話で、それぞれの洋食メニューにちなんだエピソードで構成されています。
何故か異世界の方々は、一度気に入るとずっとそのメニューを食べ続ける(笑)のですが、気持ちがわかります!全部めっちゃ美味しそう✨なんですよ💛 ホント、スタッフさん、めちゃくちゃ食事の描きこみ力入れていて、更にそれを齧ったりする音も聞いているだけで耳から美味しそう♥ 次の日それを食べたくなって、夕食のメニューにしたこと何度もあります(笑)おかげさまで土曜日の夕食のメニュー困らなかったわw
それにしても関東では大体夜中の1時23分から放送開始するんですが、妙に小腹が空いた時間帯に放送されるので、本当に飯テロ番組!でもなろう系小説って本当にチート過ぎる作品が多くって、感情移入しにくいのもあるんですが、その中にあってこの作品は異色。でも凄く共感できる作品です。結局「異世界だろうと人間界だろうと、一番ものをいうのは食欲!」ということですね!美食には誰も逆らえないのです!!…でもいいですよね。みんな幸せになれるんですから♪ 3期目も是非放送して欲しい作品です!
『ジャヒ―様はくじけない!』:漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の自称:魔界No2のジャヒ―様は、ある日魔界が魔法少女によって魔王様が倒されたことで崩壊し、人間界に落ち延びた。何の伝手もないジャヒ―様は居酒屋「まおう。」の店長とその妹であるアパートの大家に助けられ、極貧生活を耐え忍び、居酒屋でバイトをしながら魔石を集め、魔界復興を目指していた。
そんなある日、魔界を滅ぼした張本人の魔法少女と出会う。魔法少女はその身に起こる不幸に耐えながら「不幸の元凶たる魔石」を集めていた。しかし一人不幸を背負う魔法少女を心配したジャヒ―に心を打たれ、今度は友達宣言されてしまう。しかも魔法少女の家には魔王様が居候していたことが発覚。ますます魔界復興に向けて活気づくジャヒ―様。だがそこに謎の光が現れて店長を魔法少女にしてしまう。光の正体は魔王様の妹「スー」。いわゆる姉妹喧嘩の果てにスーが魔法少女を生み出し、姉の魔界を崩壊させたのが原因だった。続きと言わんばかりにまた姉妹喧嘩を再燃させる魔王たち。しかし居酒屋が破壊されたことでジャヒ―の怒りが爆発。二人は和解し、居酒屋の修繕にあたった。そんな中、ジャヒ―は居酒屋の独立を考えていたが、店長姉妹をはじめ魔法少女の神宮きょうこや、友達になった佐崎 こころのことを思うと離れがたくなり、結局今の生活を続けることとなった―――というストーリーでした。
普通にギャグマンガですが、なんかジャヒ―様が態度デカいのに健気で憎めないですねw 魔族なのに情に厚いし本音は優しい。そして凄い力を持っていようと、魔王様もただの食欲魔神(笑)という憎めないキャラ。店長と大家さん姉妹の方がよほど天使と悪魔(大家さんは悪魔というか鬼か:笑)。曰くただの人間なのに、その人間に振り回されながらも健気に(?)生きるジャヒー様。ぜひとも人間界で友達と楽しく暮らして行ってもらいたいものです。