昨日ですが、家事と介護を全部終わらせてから、ようやく『ガンダムSEED DESTINYスペシャルエディションリマスター運命の業火』を見てこられました!
レイトショーというか、20時過ぎからのレイトショーに近い時間で見たのって初めて。休みのせいか、意外と人がいましたね。
いつもの劇場だと、このサイリウムはシンのままのはずが、何故か今回ちゃんとレイになっていた。だったら何故前回アスランにしてくれなかったのか(*T0T)
それはさておき、サクッと感想をば。
始まりはクレタの戦いの後から。シンと捕らえられた(保護、ではないですね)ステラのシーンから。前半はこの二人のストーリーでした。無論TVバージョンと同じくステラをネオの下に返し、逮捕されますけど情状酌量の上で介抱されるシンとレイ。この辺りから、シンへの上層部からの扱いが傍から見ても恵まれている・・・まぁその分結果を残しているから、とも言えますが、議長からしたら自分の命令通り動くエースがいることがナイトの駒として必要だから、というのはわかる通り。議長流にいえば「黒のナイト」でしょうか。ラクスが「白のクイーン」ならね。
でもそんなことは全く気付かないシンは得意の絶頂です。結果を出せないアスランに横柄な態度に出ますけど、まだ全世界という大局を見ることができないシンは、やっぱりまだまだ成長途中ですね。
そしてベルリンでステラと心から繋がることができたその刹那、フリーダムによって討たれてしまう。そしてエンジェルダウン作戦によってキラvsシンへ。
思うとキラも敵軍の歌姫だったラクスを軍機違反を犯しても(と言っても一般人だった以上、軍の教育を受けていないので、無理もない)友の元に返しましたが、これが後々キラの運命を前に進める結果になりましたが、シンの相手のステラは未来の無い機械のパーツのような兵士。この差が大きな二人の違いでしたね。キラの救いは未来を救いましたが、シンの救いは彼に憎しみしか残さなかった。そして純粋であるがゆえに盲目の憎しみは、議長の魂胆を見つけることも知ることなく最後は敗残となるわけです。主人公二人の選択は同じだった。だけど運命が違った。その結果がああなった。でも最終回で、シンはキラの手を取ることができた。初めて広い目で世界を見ることができた瞬間だったと思います。なので、ここから続く劇場版のシンちゃんの活躍が楽しみなんですよね!
そして後半はアスランがメイン。
目の前でAAとキラがシンによって討たれ、世界の正しさがどこにあるのか分からなくなった彼。少なくともキラやラクス、カガリが間違っているとは思えない。すると逆説的に議長に対する不信が残る。そしてミーアの報告で確信が付くわけです。「自分の理想の世界に必要ないものは排除」。確かに議長も「戦争を終わらせる」という名目は同じなんですが、たどり着く先が全然違う方向性で。言ってしまえばまさに今のシンがその議長の理想そのものですね。大局を見えず、ただ議長の先兵として負けなしに戦い続ける―――これに気づいたアスランは脱走。TVシリーズと同じくメイリンと共にAAに向かうものの、シンに撃墜されてしまう。
次に目が覚めた時はキラとカガリがそばにいてくれて。まさか死んだと思ったキラが生きていたとは、アスランもビックリでしたでしょうねw そしてカガリがそっとアスランの前髪を梳いてやった後、安心して眠っちゃうところが「アスカガ~~~♥\(≧▽≦)/」って盛り上がる(笑)
TVシリーズですと、本放送の時、カガリとの会話は彼女と視線を合わせなかったんですが、リマスターになるとバッチリカガリの顔を見ながら話しするのがめっちゃ嬉しい♥ これでハウメアがチラッとでも映ってくれたら更にテンション高かったんですが、無かったなー( ;∀;)
そしてキラがラクスの危機を知り、宇宙に向かうシーンですが、かもしたの愛する双子の「カガリ、ルージュ貸して!」とマードックさんによって魔改造(※キラスペックのストライクに直した)されて発進するシーンがなかったのが悲しい(ノД`)・゜・。 「お姉ちゃん、自転車貸して!」な双子シーンは残して欲しかった!
双子は良いんですよ(*´Д`)ハァハァ♥ キラの考え方って非常にシンプルで、「自分の目の前で苦しんでいる、自分の大切な人を救いたいために力を使う」。これは無印でラクスを助けてアスランの元に返した時から、つまりは最初からな~~~んにも変わっていないんですね。彼は。ただそれを押し通す力がなかっただけで。その力を手にした彼は、迷うことはありません。最初に運命見始めた時、キララクがあまりにも神様夫婦状態で、他から抜きん出すぎていて、なかなか受け入れがたかったんですが、こうして時を経て見直すと、「あぁ・・・やっぱり本質は変わってないんだ」って気づくことができました。カガリも無印の時の、いい意味での無鉄砲さが無くなって、どことなくオドオドしているのが彼女らしくなくて、凄くそこに不満があったんですが、オーブという大国をその細い肩に背負うこととなった責任を自覚すれば、確かに思い切った行動や発言は国の運命を左右しますから、彼女なりに大人に近づいている過程だったんだなって見えてきました。故に、劇場版で真の為政者となったカガリの動きも凄く気になっています。
そのカガリですが、アカツキでオーブ戦に出撃!どうしてもシンと戦うとなると、MSのスペックもあるし、相手はエースだし、カガリが弱く見えますけれど、彼女戦いながら内閣府に指示を出し、軍令部に指示を出し、更に友軍への指示も出す―――って滅茶苦茶有能やんか!!Σ( ̄口 ̄;) 本編でも種割れしませんでしたが、カガリの種割れはもう見られないのかなぁ~・・・
そしてキラと共にラクス様がインジャ搬送。アスランに向かって話すラクス様の言葉は本放送よりも優しいw TVの時は「俺に、これに乗れ、というのか?」「・・・それを決めるのは貴方ですわ。」と返すだけでしたが、色々諭してくださいましたね。この時注目するのがメイリン。(本物のラクス様・・・!?)って表情で見ているんですが、彼女は目の前でミーアのラクスを見ているし、本物のラクス・クラインを見て、本物と偽物の違いに相当あてられたでしょうね。びっくりしたと思いますよ。それと同時にミーアを使う議長にもやっぱり疑念を感じたんじゃないかな。いつも自分の前には姉が先を行っていましたが、この瞬間大局を見る目はメイリンの方が先に成長したと思います。
そして、いよいよ「アスラン・ザラ、ジャスティス出る!」―――でここでEND。遠雷のEDがいいですね♪( ̄▽ ̄) 歌詞がとってもアスカガチックですが、アスカガだけじゃなくキララクもあっていると思います。シンは・・・まだルナとはここまでの想いには達していないかな。同じ「妹を亡くした者同士」であり、ルナの妹に手を下したのは自分。どう心に折り合いをつけるか、としたらルナを守ろう!に替わるのは自然の流れかな。シンの戦う理由は「弱いものを守る」。これもキラと同じ活動原理。ただ対象が「妹」を重ねている気がします。ステラの様に誰かが支えていないと消えてしまいそうな儚い存在に対して。なのでキラに比べて範囲が狭い(苦笑) なので傷のなめ合いに見えなくもないですが、この二人も劇場版でどう成長しているか、関係性も見ものですね。
さて、いよいよ次回で最終回。
何とか見に行く時間作って、最後も涙するぞ!!
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