カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

コンペ地区予選スタート

2009年07月05日 | 「PTNA」関係
「コンペの夏」


PTNAピアノ・コンクールの地区予選が
いよいよ始まりました。

地元では、3会場で実施されます。
来週別会場で生徒さんが受ける為
偵察を兼ね見学に行ってきました。


会場内のピーンと引き締まった空気は、コンペならではの物です。


「A2級(未就学児)」→「A1級(小2以下)」→「B級(小4以下)」・・・
と進む中、この年代の「1歳」の年の差の大きさを改めて感じました。



「A1級」でとても上手な女の子がおりました。
コンペの常連風、予選は楽に通過できると思って聴いてたのですが
一箇所、痛恨のミスをしてしまいました。

「コンペ」でのミスは絶対にNGです。

本人もそれは良く知っていたのでしょう
席に着くなり「メソメソ」し始めまいた。

既に次の子の演奏が始まってたので
隣に座ってたお母さんが、「しー」としました。
でも、どうにも自分で抑えられなくなってしまったのでしょう
それが「嗚咽」に変わって行きました。

お母さんが黙ってタオルを差し出し、それで口を押さえて泣いてました。
そんな子供の頭を、お母さんは無言で撫でてました。

私は、そんな二人の姿から目が離せなくなってしまいました。
次の子の演奏は全く耳に入りませんでした。

会場の中で、その二人の席だけ、異空間でした。
お母さんは子供の頭を撫でながら、何を思っているのかな?と思いました。

大変だった練習の日々が蘇ったでしょう
慰めの言葉を捜していたかもしれません。
でも、多分、努力した我が子を何より「誇りに」に思われたに違ないと思いました。

母と子の強い絆を感じ、私も、こみ上げてくるものがありました。


コンペには様々なドラマがあります。。。


さいたま市は「レベルが高い」と定評のある地区です。
それだけ熱心な先生が多いのでしょう。
実際、会場では、勉強会のメンバーを始め
お知り合いの先生方に沢山お会いしました。

先生達から新たなパワーを頂き
来週の「本番」に思いを馳せながら
会場を後に致しました。


コメント
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