kankoのひとりごと

外出できず、ネットと電話・ラジオで日々が過ぎています

勘違いしやすい日本語

2016年02月12日 | 読書メモ
先月のいつ頃だったか、老眼鏡がないことに気づきました。
そのうち見つかるだろうと思っていたのに、無いまんま。

新しいのを買えば出てくるんだけど、メガネ屋さんとは疎遠になってるし、困ったこと。
仕方なく古いのを使っていたんだけど…。
やっと先ほど、見つかりました。
メガネケースが真っ黒なので、本箱にあるのに、見えなかったんですね。
ケースには子供用のシールをべたべた貼って、目立つようにしました。
やっぱりメガネがあると楽で~す(*^_^*)

「文化庁国語科の勘違いしやすい日本語」
(著)文化庁国語科、 幻冬舎、2015年12月15日発行

字が大きく余白も程々にあるので、メガネなしで読めた本です。
ポストイットを貼ってたところを書き出してみます。

「犯罪を犯す」の言い方
「犯罪」とは、「刑を課せられる違法行為」の意味。
「馬から落馬する」や「頭痛が痛い」のような「重ね言葉」ではないので、間違いではない。
(私の感想:音楽を楽しむ、作品を作る、漬物を漬ける、と同じ…)

自分の説明を「ご説明」と言える
自分や自分側の行為に「御」を付けるのは、行為の向かう先の相手を立てるための謙譲語となる。
「ご連絡」「ご依頼」と同じ。
ただし、受ける相手がいない場合は付けない。「弊社のご予定」とかはダメ。

「全然大丈夫」は?
「全然(痛くないから)大丈夫」、「全然(問題なく)美味しい」のように、否定表現が省略されていると受け取れる文脈で使う場合が多いのだろう。

「雰囲気」の読み方「ふんいき」か「ふいんき」か。
当然、前者ですが、TVや日常会話では「ふ-い-ん-き」と聞こえる場合が多い。
言語学で「音意転換」という。
同様のものとしては、「新しい」が「あらたしい→あたらしい」に、「山茶花」が「さんざか→さざんか」に、「舌鼓」が「したつづみ→したづつみ」に定着している。
本人は「ふんいき」と言っているつもりでも、「ふいんき」に聞こえる。
(私の感想:「女王」の場合も「じょうおう」に、例えば「エリザベスじょうおう」と聞こえる場合がよくあるなあ)

日本で最も多く使われる漢字(文化庁調べ)
多い順に
人 一 日 大 年 出 本 中 子 見
この10字で、全体の漢字の7.66%を占める。
全部、小学一年生で習う漢字。

蛇足
勘違いしやすい言葉として「号泣」がありました。
「声を押し殺して号泣してしまった」のような例文が5例もあげられていましたが、昨今のニュース画像を見れば「号泣」の行為について、勘違いする人なんか、いなくなったと思われrます(-""-)。

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