新幹線の運休や遅れ…。
私もそんな場面に出くわしたことがある。
1999年10月9日、姪の結婚式が博多であった。
その3か月前の6月27日、小倉ー博多間の福岡トンネルで
コンクリート片が剥落して走行中の「ひかり」を直撃した事故があった。
結構なニュースになってたので「次はないよね!」と思っていたのに…。
10月9日、小倉を出てすぐの北九州トンネルで
点検車両が、側壁コンクリート片の落下を発見した。
とうぜん、列車は運行停止。
博多行き新幹線、博多まで行けない。
結婚式は午後だったので、私は9時ごろ家を出る予定だった。
夫は、午前中に博多で用を作り、早朝に家を出た。
礼服は私が持っていくことになっていた。
博多行き新幹線が、小倉の先のトンネル事故で運休。
どうするか?
「クルマで行く」が正解。
でも、その手段のない私は、新幹線の復旧を待った。
駅のアナウンスの「広島までは行く」を聞いて、乗った。
(続いて小倉までは行ける…と考えたのは間違いだった)
広島駅に着いた。
少しでも博多に近づくため、アナウンスに従って、在来線に乗り換えたりして
徳山か新山口まで行った。
結婚式に行く人が多いみたいで、若い人はドレスにヒールの靴。
ドレスアップしたまま、すし詰めの在来線の吊革にしがみついていた。
(私は、ホテルで着替えるつもりで、楽な服だった)
周りの人も同じ行動をするので、自然と仲良くなった。
博多の「伝統的な結婚式」について、細かく教えてくれた某夫人は、
「息子の結婚を許す条件として、式は全部、私の言いなりでやること」を命令したとか。
式場、来客はもちろん、新婦の衣装一式まで、新郎の親が決めたんだ、と。
「よそで暮らしている人は、博多のやり方が分からんでしょ!」
新幹線が遅れて、私が一番心配したのは、夫の礼服を私が持っていることだった。
朝一で出た夫、あの服のまま、ゴーカな結婚式に出てるんじゃないか…。
お構いなしに、誰彼に挨拶しているかもしれない😖
車両基地がないと出入りできない?
ホームで列車を待っていると、やっと来た新幹線でも
満員のためドアも開かず発車してしまう。
そんな列車を何本か見送った。
前後に並んでいたのは同じ顔ぶれ。
お互い苦労をしたので、見ず知らずの人と、おしゃべりもした。
別れ際に、メモを交換していた若い男女も見えた😉
やっとドアが開いた列車に乗ると、車両に夫がいた😀
夫は広島駅で、誘導されるままコンコースで待機していたとか。
そして、広島始発の新幹線を案内されたそうだ。
広島には新幹線の車両基地があるので、臨時列車を走らせることができたようだ。
ホームで待ってた私たちの前を通り過ぎたのは
大阪か東京みたいに、遠くからの新幹線だったみたい。
地元の人には関係ない出来事だった
まあ、ともかく、1時間くらいは遅れるけど、結婚式をやってる間に
会場に着けそうな見通しが付いた。
博多に着いたら、駅もどっかも、猛ダッシュ。
ホテルでは、ドアマンに挨拶もせず、エレベーターに走りこんだので
不審者と思われたか、後ろから追いかけてきた。
「すみません、新幹線が遅れたものですから」と断ると
「そんなことがあったんですか…」と全く知らなかった様子。
無い知恵絞って頑張っても、イラついても、どうにもならん。
担当者が頑張ってるんだから、「静かに待ってる…」のが正解😔
(夫は広島駅のコンコースで、マンガがた~くさん読めたと、喜んでおりました)
*****
なお、これらの事故で表面化したコンクリートの劣化は
「山陽新幹線コンクリート問題」となり
高架橋の下などに足場を組んで、長い間、点検が続いてました🤔
私もそんな場面に出くわしたことがある。
1999年10月9日、姪の結婚式が博多であった。
その3か月前の6月27日、小倉ー博多間の福岡トンネルで
コンクリート片が剥落して走行中の「ひかり」を直撃した事故があった。
結構なニュースになってたので「次はないよね!」と思っていたのに…。
10月9日、小倉を出てすぐの北九州トンネルで
点検車両が、側壁コンクリート片の落下を発見した。
とうぜん、列車は運行停止。
博多行き新幹線、博多まで行けない。
結婚式は午後だったので、私は9時ごろ家を出る予定だった。
夫は、午前中に博多で用を作り、早朝に家を出た。
礼服は私が持っていくことになっていた。
博多行き新幹線が、小倉の先のトンネル事故で運休。
どうするか?
「クルマで行く」が正解。
でも、その手段のない私は、新幹線の復旧を待った。
駅のアナウンスの「広島までは行く」を聞いて、乗った。
(続いて小倉までは行ける…と考えたのは間違いだった)
広島駅に着いた。
少しでも博多に近づくため、アナウンスに従って、在来線に乗り換えたりして
徳山か新山口まで行った。
結婚式に行く人が多いみたいで、若い人はドレスにヒールの靴。
ドレスアップしたまま、すし詰めの在来線の吊革にしがみついていた。
(私は、ホテルで着替えるつもりで、楽な服だった)
周りの人も同じ行動をするので、自然と仲良くなった。
博多の「伝統的な結婚式」について、細かく教えてくれた某夫人は、
「息子の結婚を許す条件として、式は全部、私の言いなりでやること」を命令したとか。
式場、来客はもちろん、新婦の衣装一式まで、新郎の親が決めたんだ、と。
「よそで暮らしている人は、博多のやり方が分からんでしょ!」
新幹線が遅れて、私が一番心配したのは、夫の礼服を私が持っていることだった。
朝一で出た夫、あの服のまま、ゴーカな結婚式に出てるんじゃないか…。
お構いなしに、誰彼に挨拶しているかもしれない😖
車両基地がないと出入りできない?
ホームで列車を待っていると、やっと来た新幹線でも
満員のためドアも開かず発車してしまう。
そんな列車を何本か見送った。
前後に並んでいたのは同じ顔ぶれ。
お互い苦労をしたので、見ず知らずの人と、おしゃべりもした。
別れ際に、メモを交換していた若い男女も見えた😉
やっとドアが開いた列車に乗ると、車両に夫がいた😀
夫は広島駅で、誘導されるままコンコースで待機していたとか。
そして、広島始発の新幹線を案内されたそうだ。
広島には新幹線の車両基地があるので、臨時列車を走らせることができたようだ。
ホームで待ってた私たちの前を通り過ぎたのは
大阪か東京みたいに、遠くからの新幹線だったみたい。
地元の人には関係ない出来事だった
まあ、ともかく、1時間くらいは遅れるけど、結婚式をやってる間に
会場に着けそうな見通しが付いた。
博多に着いたら、駅もどっかも、猛ダッシュ。
ホテルでは、ドアマンに挨拶もせず、エレベーターに走りこんだので
不審者と思われたか、後ろから追いかけてきた。
「すみません、新幹線が遅れたものですから」と断ると
「そんなことがあったんですか…」と全く知らなかった様子。
無い知恵絞って頑張っても、イラついても、どうにもならん。
担当者が頑張ってるんだから、「静かに待ってる…」のが正解😔
(夫は広島駅のコンコースで、マンガがた~くさん読めたと、喜んでおりました)
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なお、これらの事故で表面化したコンクリートの劣化は
「山陽新幹線コンクリート問題」となり
高架橋の下などに足場を組んで、長い間、点検が続いてました🤔