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オスカー賞女優 グロリア・グレアムの最晩年を描いた作品。1970年代の後半期から1981年までが舞台。不遇をかこっていた名女優と、駆け出しの若い俳優との強い繋がりを追っている。
年の差の恋人関係である。女優はそのキャリアからのプライドと、磨いてきた美意識から、相手が年の差に言及するような会話を、極度に嫌う。
癌に侵されたアメリカ人の元カノを、自分のリヴァプールの実家に引き取り、家族ぐるみで面倒を見るなど、普通の人生を送る一般人には想像もできない。
女優は4度結婚し、4人の子どもをもうけている。
そのエネルギー自体、やはり一般人とはかけ離れて。
精神・感情で結ばれた愛は、単なる肉体の繋がりを凌駕して崇高である。主演のアネット・ベニング(ちなみに還暦)、チャーミングさこの上なし。
改元を機に、映画に特化した日記を立ち上げようかと迷っていたが。
一般人のブログを読むと、よい意味で映画鑑賞に命がけな人々がいる。その筆力と感性の前に、未熟な僕は、現状どおりの日記をつけていきます。