定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

仁義を欠いては

2019年09月14日 19時57分35秒 | 日記

前評判では21世紀になってからの18年間を追った、一対の男女のメロドラマ風な印象だった。

男は、渡世に生きている。ここで言う渡世とは、勝新扮する座頭市のキメ台詞「嫌な渡世だなあー」のあれ。つまり真っ当な仕事はしていないが、義理を貫く人たちのこと。
そのリーダーだった男に女は惚れる。

惚れ抜いたあまり、男の罪を被って服役5年間。その間、男は簡単に女を裏切っている。それでも女は男の支えになりたくて。しかし、時代の流れでヘタレ度を加速する男。

18年のあいだに、ガラケーはスマホになり、中国も監視カメラ社会になった。男は車椅子の人になり、そんな男を雀荘の女主人になって、女は支えている。渡世の人のキメ台詞「仁義を欠いちゃー、居られやしないよ」的なことを呟きながら。

主役の女優は余貴美子、相手方は田口トモロヲとカブらせながら、見終わった。