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(昨日のつづき)
新宿紀伊國屋書店の地下1で油そばを食した。
ぶぶかという店。吉祥寺が本店。高田馬場に2店舗あったが、いつの間にか撤収していた。
吉祥寺は自宅からの距離は近いが、交通の便の都合で10年ほど前まで、高田馬場ぶぶかに時々入っていた。
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そもそも油そばは東京ラーメンで、発祥は1957年
武蔵境の珍々亭。所在地は僕の母校・アジア大学の隣り。
珍々亭の油そばを食べたのは40年以上前になるなあ。亜大生はそばを省略し、アブラと呼んでいた。亜大人類学的に言えば、入学間もなくアブラに連れていかれるのは、フレッシュマンの通過儀礼である。
僕の父は亜大が旧制専門学校の時の第一期生で、1954年にシベリア抑留から帰国し、そのまま母校に奉職した。油そばの登場1957年頃は、亜大が経営困難で、父は一旦退職し、手弁当で大学を支えたのだ。アブラどころではない時代。
父の愛校心は筋金入りであり、申し訳ないが僕の油そば愛好心は年季入りである。
昨日、新宿でぶぶかを見つけ、10年を経てアブラ心に火がついた。ぶぶかは最も武蔵境の味に近い。