落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

「北方領土問題提起」が不作法?

2007年09月11日 | 政治・外交
領土問題提起をけん制 洞爺湖サミットでロシア 産経(2007/09/11 09:18)
 日本が議長国となる来年7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)は北方領土問題の解決を働き掛ける良い機会との意見が日本で出ていることについて、ロシア外務省情報局は10日、2国間の領土問題をサミットで提起するのは「不作法だ」として、牽制(けんせい)する声明を出した。
 声明は「この2国間問題を、国際的な場に持ち出す試みは非生産的だと何度も警告している。問題解決を模索する協議で、正常で実務的な雰囲気をつくりだせなくなるだろう」と主張。
 また、ロシアは「相互に受け入れ可能な解決」に向けた日露間の協議継続に前向きだとした上で、こうした日本側の意見表明は将来の望みを遠ざけてしまうとしている。
 日本では、8月末に札幌で開かれた「北方領土返還要求北海道・東北国民大会」で、元島民らがサミット開催を機に領土問題を前進させるべきだと演説。政界からも、プーチン大統領が北海道に来て領土問題の重要さを認識してもらうことが重要だ、との意見が出ている。(共同)

 終戦時、火事場泥棒的に占拠したことが国際的には後ろめたいのかなとも思ったが、次の記事を読むと既成事実を益々積み上げ返還する気はさらさらなさそうだ。

露、北方領土の実効支配強める 「北」労働者も投入し開発促進 産経(2007/09/09 07:00)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアが大規模なインフラ整備に乗り出している日本の北方領土で、労賃の安い北朝鮮人労働者が雇用されていることが確認された。北方領土にはこのところ外国人労働者の流入が活発化しており、プーチン政権が労働力不足の穴を外国人労働者によって埋め、北方領土の実効支配を強める姿勢が鮮明になりつつある。
 北方領土の消息筋によると、国後島と択捉島の建設現場や水産加工場などで外国人労働者が雇用されており、国後島の建設現場では北朝鮮出身の労働者十数人が確認された。ほかにキルギスやタジキスタンといった中央アジア諸国など旧ソ連圏や中国からの労働者が目立つという。
続き・・・