落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

次期総裁選

2007年09月17日 | 政治・外交
 敬老の日

 安倍首相の辞任は衝撃だった。参院選の民主党とマスコミ(一部を除く)の反安倍キャンペーンも凄かった。
 目で見えない裏の方ではもっとひどいことがあったのではなかろうか。大東亜戦争当時の新聞も戦争を煽りに煽ったという。大半の国民は洗面器の水のようなものでそれに翻弄された。ネット上の評論は、洗面器の縁少し高いところから見ているようで凡夫の私などはそれを参考にさせていただいている。

 安倍首相の「美しい国」「戦後レジームからの脱却」という志、理念は素晴らしいと思ったが、前述の「生活優先」キャンペーンでかき消された。「レジーム(体制)」などと横文字で云うから分かりにくい面もあった。
 政治の空白は許されず次期総裁選に入った。福田氏が自民党各派閥の多数から指示を得て優勢らしい。対する麻生氏は地方議員連などの支持を仰ぐよう頑張るとのことだ。それにしてもあの小泉チルドレン(85名)はどうしたのだろうか。それぞれ既存の派閥に吸収され流れに棹さしているだけとしたら情けない。

 立ち会い演説会の要旨が発表されていたが、麻生氏の方が党の問題を把握し、内政面、テロ特措法など外交面に力強さを感じた。
 一方福田氏の演説要旨では、小泉安倍路線の否定が目立つ。親中派で別の会見では靖国参拝はしませんと明言し、中共の日本に対する内政干渉に屈する姿勢だ。北朝鮮拉致問題には冷淡弱腰であった。

 街頭演説緒戦では若者達にも人気で麻生氏が圧勝(?)したという。拉致被害者の家族会や支援組織「救う会」などが開いた緊急集会にも飛び入り参加したが、福田氏は顔を見せなかったという。

 憂国老人としては、小泉ー安倍路線を引き継ぐ麻生氏を応援している。