落葉松亭日記

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韓国の恫喝外交

2011年12月20日 | 政治・外交
京都で行われた日韓首脳会談。
やっぱり従軍慰安婦問題を出して、李大統領はソウルの日本大使館前に設置された慰安婦の碑について、「日本の誠意ある措置がなければ第2、第3の像が建つ」と警告したという。
なんという情けない国。対する日本も主張がない情けない国。
【主張】日韓首脳会談 「融和」外交が禍根残した 2011.12.19 03:19
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111219/plc11121903190003-n1.htm

 京都で行われた日韓首脳会談は、李明博大統領が慰安婦問題を最前面に押し出し、大半の時間を割いて「優先的に解決する勇気を持たなければならない」と野田佳彦首相に政治決断を迫り、一方的展開に終わった。

 韓国大統領府によれば李大統領はソウルの日本大使館前に設置された慰安婦の碑について、「日本の誠意ある措置がなければ第2、第3の像が建つ」と警告したという。これは恫喝(どうかつ)に近い発言だ。
 韓国は、憲法裁判所が8月に慰安婦への賠償請求に努力しない政府を違憲と判断して以降、この問題で政府間協議を求めてきた。李大統領が迫った政治決断は、この協議に応じよということだ。
 保守政権を率いる大統領は、これまで対日配慮もあって慰安婦問題の言及を避けてきた。大統領が問題を蒸し返し、脅迫まがいの言動までしたのには耳を疑う。来年の大統領選などを控え、韓国世論に迎合したとしか思えない。

 しかし、昭和40(1965)年の日韓基本条約で両国の請求権問題は「完全かつ最終的に」解決されたと明記されている。野田首相はもっと以前から国際法の原則と順守を李大統領に伝え、この問題で一切協議に応じないことを明確に断言しておくべきだった。
 だが、会談では首相は「わが国の法的立場は決着済み」としながら、「これからも人道的見地から知恵を絞ろう」と応じた。圧力に屈したといえる。将来に大きな禍根を残した。
 慰安婦の碑についても、「誠に残念だ」と早期撤去を求めるにとどめたという。これで日本の最高指導者として最低限の務めを果たしたといえるのか。

 そもそも慰安婦を日本の軍や官憲が強制連行した証拠は何一つない。にもかかわらず平成5年、当時の宮沢喜一内閣の河野洋平官房長官は元韓国人慰安婦の“証言”だけで強制連行を認める虚構の談話を発表した。
 自民党政権時代から続く日本の歴史を貶(おとし)める対韓外交姿勢が今も尾を引き、民主党政権の相次ぐ融和的な外交が問題のさらなる悪化と紛糾を招いている。
 野田首相は直ちにこれを断ち切るべきだ。対中国、北朝鮮問題など共通する課題では協力すべきだが、慰安婦、竹島など国益として譲れない問題では、毅然(きぜん)として主張を貫かなければならない。

西村眞悟氏「真悟の時事通信」印刷頁より
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?mode=Printview&page=696
再度昨日のデモと集会そして、李と野田について No.696 平成23年12月19日(月)

 十八日の大阪における御堂筋デモと難波における街頭集会に関して引き続き書いておきたい。
 昨日の通信は、旅順の東鶏冠山が陥落した十八日中に入力するつもりで急いだが、十九日未明の入力となり日付けは十九日となってしまった。
 私が街頭においても言いたかったのは、日本人が危機において示す自己犠牲と献身は、百七年前の旅順においても、本年の三月十一日東日本巨大地震津波においてもかわらないということだ。

 東日本において、人々は巨大な津波から高台の方に逃げた。
 しかし、多くの警察官、消防士、消防団員そして市井の人々が、人々を救うためにあの津波の方に向かって走っていった。そして、殉職された。また、最後まで町民に有線放送で避難を呼びかけて津波に呑まれた若い女性がおられる。
 これらの尊い自己犠牲の数々を思い起こし、さらに、  天皇陛下の統治者としての国民へのお言葉とお励ましのありがたさをかみしめて本年を振り返ると、  本年は、日本民族の絆が顕れた尊い年である。

 これに反して、というより反比例して、民主党内閣による政治の劣化は耐え難い。

 昨日、日韓首脳会談が京都であった。
 韓国大統領と野田総理大臣が、一時間会談した。そのうち四十分間が「慰安婦問題」にさかれた。
 韓国の李が日本の野田に「真の勇気を持つ必要がある」と述べれば、日本の野田は「人道的な見地から知恵を絞る」と答えたという。
 李は無礼ではないか。ゆすりに来た者の言うことではない。
 また、野田も何か。ゆする相手に、「知恵を絞る」とは何事か。七十年前の売春婦をダシに騒ぐ相手に、絞れば知恵がでるのか、馬鹿馬鹿しい。

 李を我が国のだらけた歓楽街に連れて行け、そして言う。
「ごらんの通り、今も韓国人慰安婦、つまり売春婦は日本で稼いでいる。大儲けしている。その人数五万人だ。
 この五万人が六十年後か七十年後に、婆さんになって『私の青春は日本に強制的に連れて行かれ、日本人の性奴隷にされた、賠償しろ』と言ってくれば、我々の孫が可哀想だ。
 韓国に連れて帰ってくれ。
 連れて帰る費用を出すのが嫌なら、こちらで強制送還する。
これが知恵を絞ってでた正解だ。」

 野田よ、日本の名誉を護る立場にいることを忘れるな。
 知恵を絞ってはっきり言え、
「現在と同じように、七十年前の戦前にもあらゆるところに朝鮮人売春婦がいた。そして、売春業者と売春婦は荒稼ぎをしていた。しかし、「従軍慰安婦」などは存在しない」と。
 そして知恵を絞って教えてやれ、
「今度アメリカに行ったら、アリゾナやテキサスのアメリカ軍基地の回りを見てまわれ。韓国人売春宿があり大勢の韓国人売春婦がいるはずだ。彼女らが『従軍慰安婦』だと言うのならば、貴国婦人の性奴隷は現在もいるのだから、アメリカ政府に賠償を求めたら如何か」と。

 さらに言え。
「今度ベトナムを訪問したら、韓国軍が何をしたのか報告してもらい、韓国とベトナムの友好のために、ベトナム政府とベトナム人の韓国政府に対する賠償、謝罪請求の仲介役をしてもいいと思う。ベトナムとの友好の為に真の勇気を出してほしい。」


 TPPについて言っておきたいことは、三島由紀夫の予言は政界、特に民主党において的中しているということだ。
 即ち、「無機質な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、裕福な、抜け目がない」さらに無国籍な、者どもがアメリカの多国籍企業の走狗となって日本を彼らの餌場にしようとしている。

 そして、同じ者どもが、アメリカの多国籍企業ではなく、支那と朝鮮に日本国内で反日活動を堂々とできるようにするために用意しているのが人権擁護法である。

 さらに、同じ者どもが、こともあろうに皇室典範に触れようとしている。女性宮家の創設をジェンダーフリーの風に乗せて、男女同権の美名のもとに、万世一系の尊い伝統の中枢を麻痺させようとしている。

 以上でお分かりであろう。
 民主党と民主党内閣が、無能でありばらばらになっている、と旧来の基準で判断して、ある意味安心していてはならない。
 鳩山、菅そしてどじょうと、次々無能、無策の標本のような総理を繰り出しているが、着実に、日本解体の目的を達成しつつあるではないか。
 第一に、この危機において、無能を続けること自体が、日本解体に近づくことである。従って、しめしめとほくそ笑んでいる奴が隠れた中枢にいるはずだ。歳費をもらいながら。

   民主党内閣は、極左労働組合が、会社管理に乗り出したのと同じである。
 彼らは、会社はブルジョア組織であり潰れるのが当たり前、マルクスが言う歴史の必然だと思って会社資産を管理し浪費し尽くす。

   同様に、天皇の権威を墜とし、TPPと増税で勤労者が職を失い路頭に迷いって苦しみ、祖国を愛する言動をする者が人権擁護法によって支那・朝鮮の反日の基準で糾弾され身柄を拘束されるのが、ブルジョア国家日本の歴史の必然だと思うのが左翼なのだ。

   現在、我が国政治で行われ進行している事態!
 これこそ、身分を隠してブルジョア組織のなかに潜入して内部から崩壊させるというコミンテルン以来の左翼の手法なのだ。
(C) 2007西村眞悟事務所