落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

「歴史カード」

2013年10月20日 | 政治・外交
息子「お母ちゃん、皆がオレのこと『バカ』云いよんね」
母 「お前は『バカ』なんか」
息子「ちがうで、『バカ』やない」
母 「それやったら気にすることない、云わしといたらええやんか」
息子「そんでも・・・」
母 「ぐずぐずしてたら遅刻するで、早よ学校へ行き」

よくある親子の会話。驚いたことにこれが国際間で行われている。
中韓が相変わらず安倍首相の靖国参拝であれこれと云ってくる。
中韓御用達のマスゴミが待ってましたとばかりに報道する。まさに子供のケンカではないだろうか。

メルマガ「Andyの国際ニュース解説」より
[AC論説] No.467 「歴史カード」戦争 Andy Chang (2013/10/19)
http://melma.com/backnumber_53999/

また中国と韓国が「靖国参拝」や「憲法改正」の歴史カードを使っ て日本を攻撃している。しかも日本のメディアが相手の発言を大々 的に問題視するからカードが効力を持つのである。

首相が靖国神社参拝したとか或いは憲法第9条を変えたで中国や韓 国と戦争になることはない。靖国神社が日本の悪の象徴のように扱 われて沈黙するのは間違いである。

日本は戦争を放棄したが外交を放棄してはならない。中国は韓国を 巻き込んで歴史カード戦争をしている。相手国が敵意を顕わにして いるのに外交や経済関係がもっと悪化するのを恐れるのは間違いだ。 靖国に参拝してもしなくても相手は敵意を持っているのだ。関係が これ以上悪くなるはずがない。

韓国の大統領朴槿恵(パククネ)は就任以来、日本に対し悪意に満 ちた歴史の重要性とか正しい歴史の認識とか押し付けてているが、 日本側が関係悪化を恐れて沈黙を守っても関係は改善しない。

中国が尖閣諸島の領有権を主張し、双方の話し合いを要求しても、 日本の領土だから交渉に応じる必要はない、話し合う必要はないと 言うべきである。歴史カードは日本側に有利だから世界に向けて発 信すべきである。

アメリカがアジア関係の緊張を恐れて日本を抑える要求をしても 「国益のため」、「正しい歴史」を堅持すべきである。ヒラリー・ク リントンやマッケィン議員が日本の尖閣諸島の領土主権を認めたよ うに、「正しい歴史」に誰も反対できない。

●SFPTと領土問題
前にも書いた(AC論説No. 459)ように、東南アジアの領土問題は すべてサンフランシスコ平和条約(SFPT)第2条の領土帰属未 解決にある。SFPTで日本が放棄した領土の帰属を未解決にして いる責任はアメリカにある。正しい歴史と第2条の解決を要求すべ きである。私が何回も書いたように、東南アジア平和連合を組織し、 未解決領土の永久解決が東亜の平和になると主張すべきである。

●朝鮮戦争で日米が韓国を救った
韓国は「日帝36年」と称して日韓併合を日本の侵略とするが、もと もと李王朝は千年に及ぶ中国の属国だった。韓国が独立したのは韓 国人の独立運動ではなくSFPT第2条のおかげである。これが正しい 歴史である。朴槿恵大統領が中国接近を始めたのは歴史的に見て再 びシナに帰属することである。

韓国は朝鮮戦争で最南端の釜山まで追い詰められ、米軍のおかげで 辛うじて38度線まで押し返し、今も米軍の駐留で国が存在している。 これが正しい歴史である。朝鮮戦争の米軍援助基地は日本にあった。 韓国の存在は日本と米国のおかげである。

韓国の主要産業は電子業と自動車業だが、二つとも日本と技術提携 があったから今日の繁栄に至ったのである。中国が工商業で韓国を 援助したことは一度もない。

●中国も韓国も第二次大戦の産物
普通の国なら大統領は諸国との平和を主張するはずだ。反日を主張 して日本との関係が悪化すれば韓国に不利である。自国に不利な発 言を繰り返す大統領は精神異常である。

韓国がこれほど敵意を顕わにするなら、日本が沈黙しても、または 反論してもこれ以上関係が悪化することはない。韓国が「正しい歴 史」を主張すれば日本も「正しい歴史」を主張するべきである。

今の中国は中国共産党の政権だが、戦争が終結した時は蒋介石の中 華民国だった。その後の内戦で共産党が政権をとり、蒋介石は台湾 に逃亡した。台湾は中国の領土ではないが中華民国は今でも台湾人 を統治している。台湾澎湖は日本が放棄した領土で主権は未解決の ままである。台湾の独立はアメリカの責任だが、アメリカは曖昧政 策を採り続けて中華民国の台湾統治を放任している。

●中韓関係とシナの東亜制覇
日本は戦争を放棄したが中国や韓国の歴史カード戦争に反論しない のは間違いである。勝手な理屈を「正しい歴史」と主張して日本や 諸国に押し付ける戦術は毛沢東の「ウソも百回言えば真実となる」 というゲリラ戦術である。反論しなければウソが真実となる。

朴槿恵(パククネ)は中国接近を進めているが、中韓関係とは主従 関係である。中国に帰属すれば米軍は撤退する。韓国は朝鮮半島の 統一を望んでいるが、中国に帰属すれば逆に北朝鮮に併呑される。

中国の野心は東亜諸国の併呑と制覇だ。韓国と北朝鮮が帰属し、台 湾を併呑する。南シナ海を勝手に占領して東南アジアを制覇する。 日本は歴史カードを有効に使って制覇する。こうなればアメリカは 東南アジアから撤退を余儀なくされる。

●「歴史カード」は戦争である
韓国では小学校の教科書にも日本の侵略や戦争犯罪などの歴史教育 を施しているから、韓国人は幼少時から反日教育にドップリ浸かっ ている。「歴史カード」は外交だけでなく、国内でも国民教育で有効 に使えるのだ。

韓国と違って日本では間違った歴史を教科書に入れるような間違い を犯している。日本は正しい歴史と愛国心を国民に教育しなければ ならない。日本人が敵の宣伝するデマ歴史を読んで、間違った国民 意識を持てば自然と中国に属国化することになる。真っ先にすべき は首相の靖国参拝と憲法改正である。

靖国参拝と憲法改正はいつまでも延期する課題ではない。敵の歴史 カードの効力を認めれば敵は常に歴史カードを使う。首相が靖国神 社参拝をしてしまえば歴史カードは効力を失うのである。

靖国神社参拝と憲法改正は日本の内政問題で、外国が容喙すべきこ とではない。日本は堂々と「貴国には貴国の歴史、わが国にはわが 国の歴史がある。首相が靖国神社に参拝したから貴国と戦争になる ことはない。内政干渉は止めろ」と言うべきである。