落葉松亭日記

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プリゴジン氏死亡?

2023年08月24日 | 世相

ロシアの民間軍事会社(ワグネル)を創設したエフゲニー・プリゴジン氏が死亡したらしい。
6月24日のニュースでは、ロシア軍指導部を打倒するため部隊を率いてロシア入していたという。↓
バイデン米大統領の反応も「ま、ロシアでは、そういうこともあるやろ」といった感じで冷ややかだ。
やはりKGB出身のプーチンには勝てないということか・・・

プリゴジン氏死亡とワグネル関連SNS、ロシア墜落機に搭乗 ロイター編集
https://jp.reuters.com/article/russia-crash-idJPKBN2ZY1HT

[モスクワ 23日 ロイター] - ロシア当局は23日、ロシアの首都モスクワの北方で同日夕に墜落したプライベートジェット機の搭乗者リストにロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴジン氏が記載されていたと発表した。ロシアのタス通信が報じた。
ロシア当局は、首都モスクワの北方で同日夕に墜落したプライベートジェット機の搭乗者リストにロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴ ジン氏が記載されていたと発表した。8月21日に公表されたプリゴジン氏の動画(2023年 ロイター/Courtesy PMC Wagner via Telegram via REUTERS)

その後、ロシア民間航空局はプリゴジン氏および同氏の右腕であるドミトリー・ウトキン氏を含む乗客7人と乗組員3人が事故機に搭乗していたと確認した。情報によると、生存者はいないもよう。

また、テレグラム上のワグネル関連チャンネルは「ワグネル・グループのトップで、ロシアの英雄かつ祖国の真の愛国者であるエフゲニー・プリゴジン氏が死亡した」と発表し、「ロシアの裏切り者」の手によるものという認識を示した。

ロイターは、プリゴジン氏が墜落したジェット機に搭乗していたかどうかを現時点で確認できていない。
ロシア国防省および大統領府(クレムリン)からも現時点でコメントは出ていない。
ロシア当局の声明によると、ジェット機はモスクワからサンクトペテルブルグに向かっていた。

プリゴジン氏は21日、アフリカで撮影されたとみられる動画を投稿していた。

ロシアメディアによる未確認の報道によると、プリゴジン氏と同氏の右腕であるウトキン氏らはロシア国防省当局者との会合に出席していたという。
ロシア通信(RIA)によると、ジェット機の墜落現場で8人の遺体が見つかった。現場での捜索救助活動は続いているという。
プリゴジン氏が飛行機事故で死亡した可能性があるという報道について、バイデン米大統領は「実際に何が起きたか分からないが、驚かない」とし、「ロシアで起きることで、プーチン氏が関与していないことはあまりないようだ」という考えを示した。


「宮崎正弘の国際情勢解題」 令和五年(2023)8月24日(木曜日)弐 通巻第7879号 <速報>
http://miyazaki.xii.jp/index.html

かくしてプレゴジン(ワグネル傭兵部隊創設者)は消された
クレムリン宮殿の権力抗争はプーチンが勝った?


 モスクワを飛び立ったプライベートジェット機は、サンクトペテルブルグへ向かおうとしていた。モスクワ北西部に墜落し、乗客乗員(推定〜10名)が死亡した。乗客名簿にプレゴジンの名前があった。

 ロシアのネットでは当局が「確認中」としているが、すでに多くのメディアはプレゴジンの死亡を伝えている。

  8月22日に大統領令によってスロビキン(ロシア航空宇宙軍総司令官)が解任された。彼はプレゴジンと親しく、クーデター未遂事件に深く関与していたとされる。プレゴジンの墜落死は、司令官解任の翌日のことである。 どう考えても暗殺だろう。

プレゴジンの叛乱は6月23日に発生し、ワグネル部隊はウクライナ戦争の前衛司令部ビルを占拠し、モスクワへ進軍した。
途次、ルカシェンコ(ベラルーシ大統領)が電話で仲介し、「正義の行進」という作戦行動は中止となった。
その後、プレゴジンはサンクトペテルブルグに出現したり、ベラルーシ滞在説、あるいはニジュールへ派遣されたなどと多彩な未確認情報が飛び交った。

かくしてプーチンと対立してきたプレゴジン(ワグネル傭兵部隊創設者)は消され、クレムリン宮殿の権力抗争はプーチンが勝った?