落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

ガジュマル

2011年07月17日 | 日常・身辺
それほどの園芸の趣味があるわけでないが、何年か前、はずみでホームセンターで買ってきた。
東南アジアで自生しアンコールワットの遺跡もこの木で覆われ破壊されているような写真を見たことがある。
耐寒性がなく冬に取り入れるのを忘れ霜にやられてしまい汚くなってしまった。
何年かそれを繰り返し、やや大きくはなったが待望の気根なるものも出てこず、面白くなくなって切り刻んで処分し、根の土をはたいてゴミ袋の中に入れていた。

先日ゴミ出しのために袋をのぞくと、なんと若芽がシュウシュウと吹き出していた。
「おっさんよ、わしゃまだ死んどらんよ」と云わんばかりに。
このところの暑さと僅かばかりの土の湿気で生き返ったらしい。あの石仏をも砕く生命力を見た気がした。
浅緑の元気な若い葉っぱを見ると棄てる気もすっかり失せて鉢植えに戻した。
「そうか、悪かったな、今度はちゃんと面倒をみるからな」



とんび

2011年07月15日 | 日常・身辺

正午撮影

窓から見えるこの給水塔のてっぺんに、とんびが屡々休憩し「ぴーひょろろ」と長閑な声を聞かせる。
誰も上がることが出来ないからとんびの天下だ。
この塔の向こう側はイヤガ谷東尾根の森が広がり大阪湾も見渡せるはずだ。
さぞかしいい眺めだろうよ。


神戸市北区淡河・曇ヶ滝

2011年07月13日 | 散歩・山歩き

神戸市広報誌に「落差15mにおよぶ、水量豊かで綺麗な滝です」と紹介されていた北区淡河・曇ヶ滝に行ってみた。
県道38号線は何度も通ったことがあるが今まで気がつかなかった。
案内の看板もなく、現地近くの主婦に教えていただいた。
特に滝見台があるわけではなく、小さな社の境内から金網のフェンス越しに見ることが出来た。
急な崖で残念ながら滝壺に降りる道は見つからなかった。

昼下がりのひっそりとした境内に滝の音がごうごうと轟いていた。

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「原発ストレステスト」

2011年07月12日 | 政治・外交
「原発ストレステスト」横文字で云われるとなにやら新しい感じがするが、ようするに「耐性検査」らしい。 またしても『思いつき』と酷評されている。
原発ストレステスト 「もう めちゃくちゃ」 与野党あきれ、不満、批判 2011.7.8 08:56
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110708/stt11070808580001-n1.htm

 菅直人首相が「安全宣言」を突如覆し、全国の原発でストレステスト(耐性検査)を実施する方針を打ち出したことを受け、与野党は7日、「めちゃくちゃだ」など批判一色に染まった。脱原発解散をなお模索する首相に対し、内閣不信任決議案を再提出する素地は整いつつある。(加納宏幸、佐々木美恵)
                   ◇
 「ちぐはぐといわれても仕方がない。首相と関係閣僚の意思疎通が十分ではなかった。政府は考え方を整理して対応すべきだ」
 民主党の岡田克也幹事長は7日の記者会見で政府の対応に不満をぶちまけた。・・・

武田先生のHPより
ストレス・テストの怪・・・誤魔化されるようなら日本はダメだろう
http://takedanet.com/2011/07/post_8ef8.html

原発再開のために政府は突如として「ストレス・テスト」というのを出してきた。
内容を聞くと「震度6の地震がきた」とか「10メートルの津波が来た」というように「危険なことが起こる想定」をして、その時に原発がどうなるかをシミュレーションで調べると言う。
・・・・・・
実にバカらしいことだ。このようなことで、もし日本国民が納得したら、やはり「日本では原発はできない」ということになるだろう。

この方法の欠陥は3つ。
(1) 従来からの方法と変わらない、
(2) コンピュータは「現在想定していることしか分からない」、
(3) 想定外のことが起こった福島原発の教訓が生きない。

原子力発電所の大事故については、多くの研究や検討があり、普通は[シビア-・アクシデント]と呼ばれていた。
つまり、臨界事故や今回のような冷却が出来なくなる事故などは、大事故として予想されていた典型的なものだ。
それなのになぜ、今回のような大事故になったのだろうか?

・・・・・・・・・
沸騰水型の原子炉では、冷却水の循環は比較的、単純で原子炉の熱で直接、水を沸騰させて高圧の蒸気にして、それでタービンを回し、その後、熱交換機(復水器)を使って海水で冷却して、また原子炉の戻す.
この場合、たとえば次のようなことが起これば冷却ができなくなる。
1) 原子炉への配管が割れたり、外れたりする、
2) タービンに異常が起こり、タービンからの蒸気を復水器に回せなくなる、
3) 復水器につまりが起こり、そこで冷却が停滞する、
4) 海水の推移が急激に下がり、取水口から海水を取水出来なくなる、
5) 循環ポンプが故障する、
6) 循環ポンプや電磁弁への電気が来なくなる、
7) 温度や圧力を測定する計装系に異常が起こり、たとえば冷却水が止まっているのに、冷却していると誤認して循環を止める、
8) 人間が非常時を誤って判断して、冷却を止める、もしくは冷却を止めるつもりはないが、スイッチを間違える。

・・・・・・
このような非常時の想定は幾らでもあって、どの異常は起こるが、どの異常までは起こらないという「想定」が必要である。
今回は、「3つの電源を一度に失うことはない」という前提(想定)があった。それは主電源、予備電源、非常用発電(ディーゼル発電)の3つを一度に失う「確率」がきわめて小さいと見られたからである。
ところが現実には電気は止まった。
原因は、2つ考えられる。
一つは:震度6の地震で配管が破壊された。もしくは冷却系に異常が起きた。
二つは:津波で電源が水をかぶった。
今のところ、どちらであるか分かっていない。事故が起こったことから考えると、どちらでも良いが、それが「想定外」だったからだ。
たとえば主電源、予備電源、非常用発電のいずれもが建屋の地下にあり、津波の水をかぶったということが原因と言われている.
もし、これが本当なら、なぜ「大雨」、「洪水」、「津波」など普通の災害を考えなかったのか?ということになる。
この「想定」をすれば「ストレス・テスト」ではなくても、普通の「安全性検討」で安全に疑問が生じるはずである.しかし、安全については東電内部の検討、保安院の審査、それに一般的な考え方についての安全委員会の了承は得られている.
これまでの「シビア-・アクシデント」の研究で、「洪水」が想定されていなかったとすると、ストレス・テストでも想定しないだろう。

・・・・・・・・・
実は「安全」というのを守るためには「程度問題」との戦いであることが分かる。
「北朝鮮が原発を爆撃してくる」・・「そんなことは起こらない」
「大雨の時に従業員が建物の戸を閉めるのを忘れる」・・「水浸しになるまで誰かが気が付く」
など、
「こういうことが起こる」・・「そんなこと、起こらない」
というのとのせめぎ合いである。楽観的な人は途中でバカらしくなってくるし、悲観的な人は普通にはあり得ないところまで考える.だから、なかなかケリがつかない。

・・・・・・・・・
なにしろ、現在は東日本の原発は、青森の東通、宮城の女川、福島の福島第一、第二、茨城の東海の各原発が2011年の震度6で壊れ、新潟の柏崎、石川の志賀が2007年の震度6で壊れ、静岡の浜岡が自主的に停止している。

つまり、「震度6」の地震を乗り切った東日本の原発は皆無であるという現実もある。
一方、震度6以上の地震はここ10年で13回あったから、西日本に地震が起こるとほぼ間違い無く原発は壊れる。
震度6の想定もしていなかった。
それでも、「玄海原発の安全宣言」が出たぐらいだから、適切で今までの事故例を参考にしたストレス・テストの前提を作れるはずもない。
私は「ストレス・テスト」というのは今までもやっていることを、名前を変えてハードルを上げたように見せかける卑劣な提案と思う。

もう少し誠意を持って欲しい。もし、政府が「原発は危ないけれど電気がいるから動かす」というなら、そのように言って、住民をあらかじめ退避させるとか、救命ボート(バス、マスク、風向計)を準備するとかして、誠意を見せたらどうか。

(平成23年7月12日 午後4時 執筆)武田邦彦


「アレ」と呼ばれる首相

2011年07月11日 | 政治・外交
梅雨は明けましたが、政界はなんとも泥濘すっきりしまへん。
たしか退陣表明したように聞きましたが、言葉のあやだったようです。
野党は勿論、前首相からはペテン師と呼ばれ、与党幹部からも引っ込めとやいやい云われているそうですが、本人はいっこうに辞める気もなく思いつき政治を続けてはります。

普通の神経ならやめるところでしょうが、居座る理由がなにかあるんでっしゃろ。
つまり何処かの指令により日本の弱体化を狙っているのだとしたら、実にいい仕事っぷりですわな。
きっと歴史に残りまっしゃろ。

これほどこっぴどく批判される首相、かつてあったんでっしゃろか。
産経新聞売れっ子記者阿比留瑠比氏のブログでは、「名前を呼ぶのも汚らわしい、『アレ』と呼びます」とありました。
少しは痛快ではおますが、一応日本は選挙によって議員が選ばれておりますんで、選挙民の劣化がこれでもかこれでもかと指摘されているようでもあり、泥舟のような内閣を見るにつけ、やるせなさも増すばかりですわな。
恥知らずの代名詞が他者を恥知らずと非難するとは
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/2350635/

 口にするのも汚らわしい、見ただけで食欲が減退しやる気がなくなり、前向きに生きようという気力すら失われる例の「アレ」の件ですが、「アレ」は本日の衆院本会議で、自民、公明両党にも東電福島第1原発事故の責任があると強調した上で、こんなことを口走りました。

 「すべての失政の責任を押し付けて責任を免れようとすることこそ、恥の文化に反する行動だ」

 …ああ。「アレ」はまた考えなしに思いついた言葉をそのまま口に出し、すべてをぶち壊す行為に出ました。ここまで野党を強烈に批判すれば、いよいよ国会は進まない。世紀の恥知らずにここまで挑発されたら、もう歩み寄ることなんて考えられません。「アレ」は間違いなく、被災者のことなんか1ミリも頭の中にはないのでしょう。あるのは被害妄想と自己愛と原生動物にも似た生存本能だけなのだと思います。・・・・


早い梅雨明け

2011年07月10日 | 日常・身辺
四国、中国、近畿、東海が梅雨明け 平年より9~13日早く 2011.7.8 11:53
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110708/trd11070811540011-n1.htm

 気象庁は8日、四国と中国、近畿、東海が梅雨明けしたとみられると発表した。梅雨明けの時期がこのまま確定すれば、平年より四国は10日、中国と近畿、東海は13日早く、いずれの地域も昨年より9日早い。

 1951年の統計開始後では、近畿は3番目、中国は4番目、東海は5番目の早さになる。

 8日は「梅雨明け宣言」の出た各地とも高気圧に覆われて晴れ間が広がっている。向こう1週間は、気圧の谷などの影響で雲の多い時期もあるが、おおむね夏空が広がる見込みという。

 今年はこれまでに沖縄と奄美、九州南部が梅雨明け。沖縄は6月9日と、統計史上最も早い梅雨明けを記録するなど、各地で季節進行が早い傾向がみられる。


昨日まで霧がまとわりついていたが、今日はスカッと青天井に、山の端に絵に描いたような入道雲も見られた。
南北の窓を開ければ風もよく通り、じめじめした空気も一掃された。

夕焼けと共に月が上がった。(17:1519:15 合成)



恩知らず

2011年07月10日 | 政治・外交
被災支援の緊急奨学金 「国交ない」台湾除外 2011.7.9 14:53
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110709/dst11070914550011-n1.htm

 東日本大震災の被災地の大学に通う私費留学生を対象に、国が緊急措置として支給を決めた奨学金を募集した際、台湾からの学部留学生は応募資格がないと除外されたため、申請できなかったことが8日、分かった。

 文部科学省は「台湾と国交がないため」としているが、台湾から約170億円の義援金が寄せられた中、柔軟性を欠く対応との批判も出そうだ。

 文科省によると、同省は被災した私費留学生を支援するため、平成23年3月の1カ月だけ、日本政府から奨学金を受ける国費留学生として扱う「緊急援助採用」の措置を決定。成績なども条件とした上で、学部生への支給額を12万5千円とし、3月下旬に東北や関東地方の各大学に通知して募集を始めた。

 ところが、国費留学生制度は「日本と国交のある国の国籍を有する者」が対象。今回の措置も同じ条件を付けたため、台湾の留学生は申請できず、栃木県の私立大では留学生が大学側に抗議した例もあった。

恩知らずに、恥知らず。天罰が下らなければいいが

「江沢民」死去

2011年07月07日 | 政治・外交
未来永劫日本に謝罪をさせると日本との歴史問題を言い続けた江沢民もあの世へ旅立った。
反日に徹した江沢民だが、ベトナムに対しては・・・
「中華人民共和国がベトナムを侵攻した中越戦争について江沢民は、2002年2月末にベトナムを訪問した際、謝罪するどころかベトナムの首脳に「もう過去のことは忘れよう」と言って正当化し、中越戦争のことを教科書から削除するよう求めた。(Wikipedia)」という。
なんというご都合主義。外交のしたたかさ。
誰にリーダーが代わろうとも中共のやることには変わりはない。
【江沢民氏死去】反日教育を徹底 日中戦争謝罪しつこく求める  2011.7.7 12:30
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110707/plc11070712310018-n1.htm

 6日に死去した中国の江沢民前国家主席は在任中、反日路線を強調したことで知られる。江氏は日本語の素養もあり、平成4年10月には中国共産党総書記として天皇、皇后両陛下の初の中国ご訪問を実現させた。だが、その後、国内の引き締めをはかる狙いもあって愛国主義・反日教育を強め、日本に「正しい歴史認識」を繰り返し求めた。

 江氏は中国首脳として3回来日した。国家主席としての公式訪問だった10年11月には、宮中晩餐(ばんさん)会で天皇陛下を前に「日本の軍国主義」に言及。当時の小渕恵三首相にも日中戦争に対する謝罪をしつこく要求し、日本の反中感情を高めた。

 江氏の死去は今後の日中関係にも微妙な影を落としそうだ。3~5日に訪中した松本剛明外相は、江氏が支持し、次期最高指導者と目される習近平国家副主席と面会したばかり。習氏の来年の国家主席就任を見据えた未来志向の日中関係を築くために、日本側が強く要望した面会だった。

 日本政府は7日、江氏死去の情報確認に追われたが、外交筋は「江氏が死去したとすれば、江氏の後ろ盾を失う習氏の地盤が非常に緩む可能性もある」と指摘した。

 一方、政府関係者は7日、江氏の死去を正式に確認次第、菅直人首相による東京の中国大使館への弔問を検討していることを明らかにした。

【江沢民氏死去】 中国指導部の権力構造に影響 派閥同士抗争激化、胡錦濤氏と習近平氏が直接対決へ 2011.7.7 10:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110707/chn11070710530006-n1.htm


進む韓国の竹島実効支配

2011年07月06日 | 政治・外交
韓国機A380竹島上空デモ飛行 外相「侵犯は遺憾」も、懸念伝達は5日後 自民は議員派遣で対抗検討 2011.6.24 20:52
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110624/plc11062420540020-n1.htm

 外務省は24日の自民党の部会で、大韓航空がソウル-成田間の「エアバスA380」就航を前にした16日に竹島(韓国名・独島)上空をデモフライトしたことについて、韓国政府に「懸念」を伝達したと説明した。松本剛明外相は24日の記者会見で「竹島の領空を侵犯したことは、わが国の領有権に照らして到底受け入れられない。極めて遺憾だ」と不快感を表明した。

 懸念伝達はデモフライトから5日も経過した後だったが、松本氏は「事実確認を行い、最終的に21日になった」と述べた。大韓航空は世界最大の旅客機である同機の17日の就航に先立ち、同社幹部や韓国メディアを乗せて仁川空港から竹島上空のコースを飛んだ。
 韓国では竹島の実効支配を強調する行動が目立っており、韓国国会「独島領土守護対策特別委員会」の姜昌一委員長は23日、次回委員会を竹島で開催すると明言した。自民党はこうした動きに対抗するため、7月にも議員団を韓国に派遣する方向で調整に入った。

 竹島に近い鬱(ウル)陵(ルン)島にある「独島博物館」を視察する計画が浮上。石破茂政調会長は部会で「(韓国側との議論で)絶対論破できる者をそろえたい」と述べた。



島海洋科学基地計画中止を要望 隠岐島の町長らが与野党議員に働きかけ求める 2011.7.6 00:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110706/stt11070600130000-n1.htm

 島根県・隠岐諸島の町村長らでつくる「竹島領土権確立隠岐期成同盟会」(会長・松田和久隠岐の島町長)は5日、東京・永田町で与野党議員を訪問し、政府に対し、韓国が竹島近くの海上で建設計画を進める「総合海洋科学基地」の計画中止を韓国政府に強く働きかけるよう要望した。要望書は「竹島は隠岐の島町に帰属するわが国固有の領土だ。主権侵害をこのまま放置し、静観し続けると、竹島と隠岐島との間に新たな国境線を引かれかねない」と警鐘を鳴らしている。


携帯女

2011年07月04日 | 世相
日曜日夕方、用事を済ませ団地の周回マイクロバスに乗った。
以前70円の料金が150円になっていた。それほど久しぶりだ。
車内は蒸し暑く、それぞれ買い物袋などを膝に載せ我が家に向かう客で満員だ。
発車して間もなく携帯電話の会話が始まった。

「A男はね・・・・」
「B男はね・・・・」
「C男はね、いいけど・・・よ」
「D? Dは以前付き合ったけどダメよ」
と延々と続くのだ。
しゃべり慣れた若い女のよく通る声は、まことにうるさい。
次の停車駅を知らせるアナウンスも霞むほどだ。
どんな女かと見ると、二十歳前後の女でまだらの茶髪をかき上げかき上げ、暗くなった窓の外を見てまくし立てている。安物香水の強烈な匂いはそこから漂っていた。

(狭いマイクロバスの中も、女には他の乗客の存在は感じないのだろう、ここはあの女の居間か)

「こらぁ、うるさいっ! そこの携帯女!」
「お前は淫売かぁ、ええ加減にせいっ」


こう怒鳴りつけたい自分だが、じっと我慢している。
おそらく他の乗客もそうだろう。

自分の降りる駅がくるまで実に長かった。
バスから自分一人が降りた。夜空を見上げほっとした。
バスは「こんなの毎度のことだよ」と云わんばかりに走り去っていった。