漫画のようなお話（ってあるもんやなぁ）

ファ〇マの前に青く光るカード。

もしやこれは？

ひょっとしたら？

拾ってみる。


あ、やっぱりＩＣＯＣＡカード（大阪の交通カード）

定期？

しかも、まだ有効期限が随分残ってるし、えらい遠い駅までの区間。

定期代の金額、どえらい（驚）

どないしょ。

交番に届けよか。

けど、ファ〇マの前に落ちてたから、落とした人はファ〇マにくるかも？


と、ファ〇マに入り、店員さんに「お店の前に落ちてたんよ。交番に届けようかと思ったけど、ひょっとしたらここに探しに来るかもと思って」とカードを見せる。

「あ、それ！さっき探しにきました」。

「じゃぁ、やっぱり交番に届けたほうがいいね。もし落とした人がまた来たら、交番に届けたって言ってあげて」

と、交番へ。

交番は取り込み中のようで、若い男女がどよ～～～んとした空気。

忙しい所悪いなぁと思いながら、そ～～っと入る。

険しい顔でパソコンを見ていた警察官が何？っていう感じで私を見る。


申し訳ない感じで「あの～～落とし物」と、ＩＣＯＣＡカードを見せると、若い男女が振り向き、顔がきら～～～んと満面の笑顔に。

そう、落とした本人とその友人？兄弟？でした。

落とし物を届けた事はあるけど、落とした本人に会えた事は初めて。

こんな事あるんやなぁ～～

漫画みたいと思った次第です。


「良かった～～」

「よかった～～」


「良かった～～」

「よかった～～」


「良かった～～」

「よかった～～」


って言いながら、交番を出て、若者達と別れました。