かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『不審者』

2018-12-20 22:09:00 | 写真

「火の用心!」

今年最初の火の用心に行ってきた。札幌の事件もあったし、何がきっかけで大惨事が起こるか分からない。気を引き締めて拍子木を鳴らす。

「火の用心!」

懐中電灯で路地の隅々まで照らし、不審者がいないかどうかも確かめる。町内を隈なく歩いていくと、狭いと思っていた町も意外な広がりを持っている事に気付く。

「火の用心!」

心地良い疲労感と共に無事帰宅。

(そういえば…)

妻が近所で片手袋を目撃したと言っていた。夜間の撮影になるのでミラーレス一眼を持って、現場に直行。通りを挟んで交番の向かい側に無事発見。

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これは地面にあるけど介入型だな。何故かミラーレスを構える俺を、ジロジロ見る仕事帰りの人々。そこで気が付いた。

「火の用心!って、不審者は俺だろうがよ!」

おやすみなさい。


『バスが恐ろしい』

2018-12-19 22:35:01 | 写真

私はバスが怖い。

車内からボーっと外を眺めている時、路上に片手袋を発見してしまう事がある。私は「出会った片手袋は(死なない限り)必ず撮影する」ということを公言している。

だから、バスから降りる。そして撮りに行く。当然、物凄く無駄な時間とお金のロスになる。必然、バスに乗る時は伏し目がちになる。外の景色を見ないように。

しかし昨日はラッキーだった。車内のチラシ置き場に介入型片手袋。

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撮影していると車内の人々に怪しまれる危険性はあるものの、強制的にぶらり途中下車の旅になるよりはずっと良い。

(初めて出会うパターンだな。“ご自由にお取りください”の所に、むしろ置いちゃってるのが良いね~)

などと浮かれてしまったのがいけなかった。つい外を見てしまったのである。そして、しっかり路上に見つけてしまった。

(しまった!)

もう遅い。慌てて降車ブザーを押し、ぶらり途中下車。

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(おやおや、ファッション類介入型ガードレール系片手袋ですかぁ~?)

脳内に滝口順平のナレーションが流れる。目的地まではまだ数駅あった。しかしもう一度バスを待って乗るのはなんか嫌だ。私はトボトボと寒い冬の町を歩き始めた。

その夜。母から一通のメールが入った。

「今日、バスに子供用の片手袋がありました」

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母ちゃん、俺も同じバスに乗ったし、片手袋も撮ったよ…。

トータル、なんだかよく分からない一日であった。


『ゴールド免許はく奪』

2018-06-12 22:17:07 | 写真

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「お!片手袋!」

流石の私でも、この時期は毎日毎日片手袋と出会える訳ではないので、やはり嬉しいものです(暑い時期は全然出会わない、という事はないので注意)。

ところがこの直後、バイクに乗って信号を右折する時に、白バイに停められてしまいました…。右折のタイミングが早すぎるという事で、罰金と原点ですよ。

もうずっとゴールド免許だったのに。皆さん、良い事があった時こそ、気を引き締めるようにしましょう!

でもね、片手袋に関してはこの先ずっとゴールド免許だよ!(意味不明)


『忙しい』

2018-04-30 22:07:48 | 写真

更新滞っておりますが、とにかく仕事が忙しくて…。

片手袋と出会ってない訳ではないのですが、さすがに出会う頻度は落ちてきてます。今年から撮影はiPhoneだけでなくミラーレス一眼も導入してるので、今は冬場に撮った写真を見返して楽しんだりしてます。

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やっぱり、こういう風に背景をぼかした写真は今までになかったので、なんか新鮮ですよね。でも、片手袋と背景を区別して考えるのか、等価の物として扱うかに関しては熟慮が必要だと思ってます。

仕事が落ち着いてきたら、フカボリシテミ対テーマが溜まってきてます。


『冬の介入型もそろそろ終わり?』

2018-04-06 21:33:00 | 写真

東京の桜はすっかり散ってしまいました。今年は暖かくなるのが早いのか、もうツツジも咲き始めています。

そのせいか、最近出会う片手袋は軍手などの放置型が多くなってきました。

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でも今日(4/6)なんかは結構寒くて、まだまだ厚手の上着もしまえない感じ。だから完全に冬型の介入型が見られなくなった訳でもないんですよね。

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※4/2、千葉のアウトレットにて

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※4/5、東京千駄木にて

過去の例を見てみますと、これなんか6/21に出会ってるんですね。

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勿論、冬の間に介入型になったものが六月末までずっと残ってたんでしょうけど、「もう放置型しかないんだろうな」という油断は禁物ですよ。

どれだけ理論的に突き詰めていっても、必ずそれを裏切るものが出てくる。悩ましくもあり、片手袋研究の楽しみでもあります。