かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『激動の2014年を振り返る』

2014-12-31 20:00:00 | 雑感

昨年の神戸ビエンナーレの余波を受け、今年は片手袋研究を多くの方に知ってもらう機会を今までの百倍くらい頂きました。

メディアへの出演だったり、原稿執筆だったり、新聞で紹介して頂いたり…。どれも慣れないながらも一生懸命取り組み、その都度嬉しい反響を沢山頂きました。

そして、片手袋写真の投稿も沢山の方からコンスタントに送って頂きました。これも本当に有難くて、僕一人が東京で研究していたのでは絶対に気付かなかったような片手袋を届けて頂きました。

また、片手袋研究を2005年に始めた最初の舞台、mixiの『片手袋コミュニティ』が活気を取り戻したのも嬉しい出来事でした。何年も放置状態だったのですが、北海道のみかりんさん、千葉のうみがめさんを中心に活発な議論が交わされました。

そんな2014年。片手袋界に起こった事を簡単に振り返ってみますと…

今年も片手袋界は色々と賑やかな一年でしたね!ざっと振り返ってみますと…

一月昔からファンだった水道橋博士氏出演のNHKラジオ『すっぴん』にて、片手袋研究について綴ったハガキを読んでもらう。

これを聞いていた北海道のみかりんさんが片手袋研究に興味を持ち、mixiの片手袋コミュニティに新たな風を吹き込んでくれました。

二月:東京は大雪が降りました。この頃からコンスタントに片手袋投稿が届くようになった気がします。

三月『ガチャガチャV6』(TBS)に出演させて頂きました。 V6ファンの方から沢山の嬉しいお便りを頂きました。

また近年の片手袋研究最大の発見、「海の片手袋」に気付いたのも三月です。

四月片手袋研究家として長年実物を見たかった、マックス・クリンガーの『手袋』をついに見る事が出来ました。

五月神戸から素敵な贈り物が。神戸ビエンナーレに参加して本当に良かった、と再度実感。

六月:片手袋研究に明け暮れる日々

七月:水道橋博士氏が編集長をつとめる、『メルマ旬報』に片手袋研究の原稿を掲載して頂きました。 昔から追いかけてきた大好きな方と、間接的にでもこうして繋がれた事が本当に嬉しかったです。

八月片手袋研究も九周年を迎え、いよいよ十年目に突入。

九月『神戸ビエンナーレ記録作品集2013』が出版されました。

十月赤瀬川原平さん、逝去。 僕が今の手法で片手袋研究をやり始めたのは、完全に赤瀬川さんの影響です。膨大な量になってきた片手袋写真と研究成果を、いつか本としてまとめて赤瀬川さんに送りたい。そんな思いを抱きながら頑張ってきたのですが、叶える事が出来ませんでした。この喪失感は本当に大きかったです。

十一月産経新聞の宮田珠己氏の連載で片手袋研究を紹介して頂く。宮田さんとお話しした事で、片手袋研究の今後の方向性を見出す。

天理教の雑誌、『すきっと』からご依頼を頂き原稿執筆。思わぬところへも片手袋研究が届き始めていることを実感。

『おはよう日本』(NHK)の手袋特集内で、片手袋研究を紹介して頂く。

十二月:片手袋の総合サイト『片手袋大全』を開設!ようやく写真や研究を分かりやすくまとめる事が出来た。

『クロノス』(TOKYOFM)に生出演。片手袋研究や、片手袋から見る『アナと雪の女王』などを語る。

今年は嘘じゃなくて、本当に色々ありました。ようやくHPを開設する事も出来たし、来年は八月の十周年に向けてさらに頑張っていこうと思います。

さて、今年最も印象的だった片手袋=MVS(Most Valuable KATATEBUKURO)”ですが…。※ちなみに去年はこちら

NHK出演時に出会ったこれですね!

___1

今まで片手袋との奇跡的な出会いは沢山ありましたけど、この時は本当に驚きました。

年が明けてもまだまだ片手袋の旬の時期です。来年も沢山の片手袋との出会い、そして片手袋を通じて面白い出会いや活動を展開していけるよう頑張ります。というか楽しみます。

そして色んな活動を通じ片手袋に興味を持って頂いた方。写真をいつも投稿して頂いている方。本当にありがとうございました!来年もぜひよろしくお願いいたします。

皆様、良いお年を!


『かしにはかりがある』

2014-12-30 19:20:00 | 雑感

今年最後の築地。

笑っちゃうほどの人出。

Unnamed3 Unnamed2

笑っちゃうほどの片手袋出。
Unnamed4 Unnamed5

築地に通い始めて十数年になるが、最近は以前よりやや活気がないように思う。それでもさすがの年末。雨にもかかわらず大賑わいでした。それに伴い片手袋も大量発生。この日、一時間くらい歩いただけで十五個くらいの片手袋と出会いました。

築地市場移転も目前に迫ってきてます。あと何回年の瀬の築地の雰囲気を味わえるのでしょう?

何度も書いてますけど、築地は片手袋の聖地。冬以外も片手袋研究を継続して行えるのは、築地のおかげ。

築地場内のトタン屋根って、老朽化により無数の小さい穴が開いてるんですね。

Unnamed8

よく晴れた日の朝は、その穴から光が差し込んで壁に水玉模様を作り出します。

Unnamed9

僕は築地のこんな感じが好きなんですが、これこそ移転しなければならない原因の一つなんだろうとも思うのです。

でも十年以上通ってるんです。やはり場所や人や築地の片手袋たちに愛着がありすぎます。残された時間、じっくりと味わっていきたいと思います。

※片手袋研究ももうすぐ十周年。それを記念してHPを開設しました!ブログ共々よろしくお願い致します!

『片手袋大全』
http://katatebukuro.com/


『投稿頂きました!第25回』

2014-12-27 20:02:00 | 投稿

※片手袋投稿No.61,62

Unnamed2 Unnamed

【投稿者名】
ぬっそさん

【発見日時】
(左)2014/12/6
(右)2014/12/16

【発見場所】
(左)大阪府松原市
(右)大阪市内

【発見した感想】
(左)よく帰り道自転車に乗っているときに夜、発見します
バラのマークにそっと寄り添うような、雰囲気があります
この冬、松原市は片手袋の宝庫です!ほぼ毎日ボタボタ落ちています!
(右)散歩の犬の可愛さに見惚れていたときに出逢いました

※管理人から一言
ぬっそさん、初投稿ありがとうございます!東京に居ながらにして、こうして大阪の片手袋が見られる。そういう状況を作って下さっている皆様に、本当に感謝しております。

送って下さる方によって片手袋を、その背景を、どう写すかが微妙に違うのも面白いですね。ぬっそさんの写真は犬と片手袋。良い感じです。

※片手袋投稿No.63

B5njnmecqaaufot B5njnmfcmaagjrm

【投稿者名】
Akira.Kさん

【発見日時】
2014/12/19

【発見場所】
京都

【発見した感想】
 時間のない中慌てて撮りに出かけたところで発見しました。背景を一緒に写していると外人さんがそれ私のですと良かったという顔で言って来ました。ご判断お願いします。
 この手袋が持ち主さん(黒人さんでした)に戻る前、別のアジア系の人が手袋が落ちていると言ってくれたのですが構わず写していましたら不思議そうでした。当たり前ですが手袋が戻るのは幸せなのかなあと思っています。落としたのが見つかるのですからね。

※管理人から一言
Akira.Kさん、相変わらず背景が素晴らし過ぎます。雪の京都と片手袋。羨ましい。

Akira.Kさんは持ち主がすぐに見つかってしまった今回の事例を、片手袋を発見した、と言えるのかどうか疑問を持ったようです。しかし、片手袋が持ち主に帰る現場を目撃なさったのですから、むしろ片手袋の魅力を味わい尽くした、と言えると思うのです。

美しいまち、珍しいシチュエーション、良い片手袋。お見事です!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ぬっそさんへのコメントにも書きましたが、片手袋は撮る場所、撮る人によって本当に色々な表情を見せてくれますね。皆様の投稿、いつも楽しませて貰ってます!

※投稿の際の手引はこちら。

※片手袋研究ももうすぐ十周年。それを記念してHPを開設しました!ブログ共々よろしくお願い致します!