かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『優しさや善意にも色々ある』

2017-11-30 23:01:07 | 写真

介入型の片手袋。

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基本的には、落ちている片手袋を拾ってあげた人の優しさに注目して紹介している。しかし優しさ、善意というものにも色んな種類がある。「ありがた迷惑」「小さな親切大きなお世話」などという言葉があるくらいだ。

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雨の日に出会った介入型。天候から考えて、自転車の持ち主がサドルに置いていったとは考えにくい。という事はこのそばに落ちていた片手袋を拾った人が、サドルの上に置いていったのだろう。

優しい行為ではあるのだが、自転車の持ち主が戻ってきたら何と思うだろう?再び地面に捨てるのも気が引けるだろうし。

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同じような例でいうとこれも味わい深かった。車のポールに介入されている。これも車の持ち主を悩ませたと思う。

後日通りかかってみたら、

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車の横の木に移動してた。この場合、それでも捨てなかった車の持ち主が一番優しいですよね?

そして一昨日出会った片手袋。

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遠めに見た時、帽子が介入されてるんだと思ったけど、近付いてみたら片手袋。これ、仮に持ち主が戻ってきても、手を入れる部分がダルンダルンに伸びちゃってると思う。

このように、親切心や善意が必ず万人に喜ばれるわけではない、というのもまた介入型の味わい深いポイントだと思います。


『重作業類について』

2017-11-24 21:22:00 | 片手袋研究発表

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片手袋の分類図、第一段階の「重作業類」というのが少し分かりにくいかな?と思います。

軽作業類というのは軍手などですね。もしかしたら数は一番多いかもしれません。重作業類というのは、何かの作業用手袋なんだけど軍手などと違い分厚くて頑丈そうな手袋の事なんです。

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例えば先日であったこれ。一見ゴム手袋に見えますが、一般的なゴム手袋より分厚くてゴワゴワした感じ。ちょうどこの向かいでビルの解体工事か外壁工事をやっていたので、工事現場のものであることが分かりました。何か特殊な作業に使うものなんでしょうね。

軽作業類と重作業類をまとめて「作業類」にしようかと思った事もありましたが、やはり軍手とこれを一緒にするのは違和感があったのでやめました。

数は少ないが、手袋に与えられた役割の豊富さに気付かせてくれるのが、重作業類の楽しみです。


『少し安心』

2017-11-20 23:46:00 | 写真

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数日前から「あ、これは寒さが本格的になってきたな」と感じるようになりました。

今日は外出中、五枚の片手袋と遭遇。殆どが上のような冬型の片手袋でした。正直今年は、

「俺にもついにスランプがやってきたか…」

と思うくらい冬型と出会えてなかったのですが、この感じならまた例年と同じような感じになりそう。ちょっとホッとしております。


『2017年最初のファッション・防寒類介入型』

2017-11-13 22:03:16 | 片手袋研究発表

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昨日、11/12(日)に開催したトークイベント、無事終了いたしました。

女の子が片手袋を落とした事で物語が始まる絵本、『ふたつでひとつ』を出版なされたかじりみな子さんと色んなことを語り合いました。

詳細なレポートはまたの機会に譲るとして、僕とかじりさん、さらには会場のひるねこBOOKSさんの間にある様々な縁に気づかされるイベントでした。

そして、その帰り道。

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気温が高いせいか今シーズン未だに出会ってなかった「ファッション・防寒類介入型」!遂に出会いました!そして、そこから数百メートル歩くと、

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いきなり二枚目!ここに「2017年度冬の片手袋シーズンイン」を宣言します。皆様、ここからは益々気を引き締めていこうではありませんか!

※2017年最初のファッション・防寒類介入型=11/12(日)