かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『誰よりも君を愛す』

2013-04-30 23:23:31 | 雑感

Img_2952家族から携帯メールが届きまして。

「片手袋がありました」という文章と共に写真が添付されてました。

僕のこの長年にわたる片手袋活動は、とにかく家族に煙たがられておりました。歩いてても急に僕が立ち止まって遅刻しちゃったり、通行人に白い目で見られるのが嫌だったんでしょう。

しかし、神戸ビエンナーレに入選した途端、こんなメールが届くんだからふざけてますよっ!

まあ、個人的な家族事情は別として、送られてきた画像を見た時、違和感がありました。やっぱり人によって撮り方が違うからか、僕の知ってる片手袋の姿じゃないような気がして。

まず何故か誰かの後頭部が写ってるし、肝心の片手袋が影に隠れてよく見えないし。ツツジという、季節感が感じられるものと写す心意気や良し、なんですが、片手袋の記録写真としてはイマイチですね~。

まあ、そんな事を口にしようもんなら再び僕の家庭内での立場が怪しくなってしまうので絶対に言いませんが。

たまに「手袋 片方」なんていうキーワードでネットの画像検索をするんですが、やっぱり皆撮り方が違うのが面白いです。

映画『耳をすませば』で、主人公の雫と聖司が“ムーン”と呼んでた野良猫が、違う所で全く違う名前で呼ばれてた、っていうエピソードを思い出しました。

Q.片手袋は僕だけのものじゃない…。でも、僕ほど片手袋を愛している人間が他にいるだろうか?

A.どうでも良い。


『片手袋の分類法第三段階~ゴミ捨て場系~』

2013-04-29 23:03:48 | 片手袋研究発表

月曜日恒例、片手袋の研究発表。現在は“片手袋の分類法”を突き詰めて考えている最中である。

片手袋の分類は三段階を経て行われる。三段階の手順は以下の通り。

第一段階:“手袋の材質”によって分ける。

第二段階:“片手袋がどのような過程を経てそこに存在しているのか?”によって分ける。

第三段階:“状況や場所による分類”をして完了。

Photo今は表の一番下の段、最終第三段階を一つずつ紹介している。

 

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※最終的な分類名は「○○類○○型○○系片手袋」となるが、第一段階の“○○類”は素材によって異なる為、“○○類”のまま表記する。

・○○類介入型ゴミ捨て場系片手袋

6 091013_090954

このタイプの片手袋は拾った人の心の揺れが見えて涙してしまう。

片手袋を拾ったものの、急いでいてどこかに置いてあげる時間はない。しかし一度拾ってしまったものを再び路上に捨てるのも心が痛い。でも、恐らく落とした人が見付ける事はもうないし…。

そんな時フト辺りを見回すとすぐそばにゴミ箱やゴミ集積所が。路上に捨てるよりはせめてちゃんとゴミ箱に捨てた方が…。

仕方なくゴミ捨て場に置いていくのだが、“落とした人が気付いてやっぱり戻ってくる”という最後の可能性も考慮して、ちょっとゴミとは区別して置いてあげる…。

妄想だが、そんなストーリーがあったかもしれないゴミ捨て場周辺の片手袋。ゴミになりきらないような感じで置いてある様子を見る度、拾った人の優しさを感じるのである。


『人の噂』

2013-04-26 22:16:06 | 写真

Img_2816またです。自宅前に片手袋。

定期的に落ちてるんですよね。最初は怖かったんです。「なぜよりによってうちの前に…」って。

でも最近は慣れたもんですよ。朝配達される牛乳を箱から取り出すように、至極当たり前の行為のように、素早くカメラにおさめます。

一つだけ気を付けてるのは、ご近所さんに撮影しているのを見つかって変な噂が立たないようにする事ですね。

…俺が何をしたっていうんだよ!


『ヘッセ』

2013-04-25 19:46:46 | 写真

Img_2915片手袋がいつだって堂々と我々の前に姿を現すと思ったら大間違いですよ!

こんなのだって見逃す訳にはいきませんよ!

あ、そうそう。一目で軍手と分かる白と黄色のこのカラーリング。神戸ビエンナーレの展示で活用させてもらいます。