「片手袋がありました」という文章と共に写真が添付されてました。
僕のこの長年にわたる片手袋活動は、とにかく家族に煙たがられておりました。歩いてても急に僕が立ち止まって遅刻しちゃったり、通行人に白い目で見られるのが嫌だったんでしょう。
しかし、神戸ビエンナーレに入選した途端、こんなメールが届くんだからふざけてますよっ!
まあ、個人的な家族事情は別として、送られてきた画像を見た時、違和感がありました。やっぱり人によって撮り方が違うからか、僕の知ってる片手袋の姿じゃないような気がして。
まず何故か誰かの後頭部が写ってるし、肝心の片手袋が影に隠れてよく見えないし。ツツジという、季節感が感じられるものと写す心意気や良し、なんですが、片手袋の記録写真としてはイマイチですね~。
まあ、そんな事を口にしようもんなら再び僕の家庭内での立場が怪しくなってしまうので絶対に言いませんが。
たまに「手袋 片方」なんていうキーワードでネットの画像検索をするんですが、やっぱり皆撮り方が違うのが面白いです。
映画『耳をすませば』で、主人公の雫と聖司が“ムーン”と呼んでた野良猫が、違う所で全く違う名前で呼ばれてた、っていうエピソードを思い出しました。
Q.片手袋は僕だけのものじゃない…。でも、僕ほど片手袋を愛している人間が他にいるだろうか?
A.どうでも良い。