昨年、奇跡的に神戸ビエンナーレに作品(『まちに咲く五本指』)を展示させて頂いたお陰で、地味だった片手袋ライフも新たな展開を迎える事が出来ました。
会期中は色々な感想を頂きましたし、未だに日本各地から片手袋写真の投稿も頂いてます。そして神戸ビエンナーレの事務局の方々や工務店さんなど、一生物の素敵な出会いも沢山ありました。
仕事をしながら、しかも40ftコンテナを写真で埋め尽くす、という初めての大がかりな展示でしたので、正直何度も心が折れ掛けましたが、本当に参加して良かったと思っています。
「あれからもう半年が過ぎようとしているんだな~」と考えていたある日、小包が一つ神戸から届きました。差出人は神戸で大変お世話になったある方です。
「何だろう?」と思って開けてみると…
コンテナの扉は開閉式、屋根は取り外し可能、内部も写真一枚一枚完全再現です!
僕の作品を気にかけて下さり、本当に色々とお世話になった方だったのですが、まさかこんな素敵なプレゼントを作成して下さるなんて。本当に涙が出ました。
(※縮尺の参考として100円玉を置いてみました)
僕の作品、『まちに咲く五本指』は、片手袋を通じてまちに広がる人間同士の繋がりを実感して貰いたくて作成しました。しかし作成過程において、僕自身が色んな繋がりを実感する事になりました。
片手袋のおかげで、大事な大事な宝物がまた一つ増えました。