これは手袋、というより幼児用のミトンでしょうか?
そしてずいぶん可愛らしいデザインですけど、これはウサギ?それともシロクマ?
考えてみれば、もしミトンだとすれば僕の片手袋研究史上初めての遭遇なのですが…。
まさかゴルフクラブのヘッドカバーとかじゃないですよね?
色んな意味で謎多き片手袋であります。
これは手袋、というより幼児用のミトンでしょうか?
そしてずいぶん可愛らしいデザインですけど、これはウサギ?それともシロクマ?
考えてみれば、もしミトンだとすれば僕の片手袋研究史上初めての遭遇なのですが…。
まさかゴルフクラブのヘッドカバーとかじゃないですよね?
色んな意味で謎多き片手袋であります。
月曜日恒例、片手袋の研究発表。現在は“片手袋の分類法”を突き詰めて考えている最中である。
片手袋の分類は三段階を経て行われる。三段階の手順は以下の通り。
第一段階:“手袋の材質”によって分ける。
第二段階:“片手袋がどのような過程を経てそこに存在しているのか?”によって分ける。
第三段階:“状況や場所による分類”をして完了。
先週から表の一番下の段、最終第三段階を一つずつ紹介している。
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※最終的な分類名は「○○類○○型○○系片手袋」となるが、第一段階の“○○類”は素材によって異なる為、“○○類”のまま表記する。
・○○類放置型横断歩道系片手袋
前回までは「道の端っこ!や「道の真ん中!」など、あまり具体的でない分類だったが、今回からはもう少し特定の場所に関係した分類になる。
横断歩道の手前や横断歩道中は、片手袋を見付けやすい場所の一つである。言い換えれば、横断歩道は人間が手袋を落としやすい場所なのである。
何故そうなるのか?僕の頭には二つの相反する可能性が浮かんでいる。
一つ目の可能性。
信号が青になるのをボーっと待っているのか、横断歩道の反対側にいる人を観察しているのか、過ぎゆく車の流れを見ているのか、手持無沙汰で携帯をいじくっているのか…。
人が信号待ちの間に何を考えているのかは分からない。ただ一つ沢山の片手袋が物語るのは、「いずれにせよ横断歩道は人間の注意力が散漫になる場所である」という事。
さて次。
大袈裟に言えば、「横断歩道は日常生活の中でも死に直結する可能性のある場所」という事になる。一つの判断ミスで事故が起こりかねないのだから。
だから人間は横断歩道で待つ時、渡っている時、注意力が高まっている。高まっているので、そこに落ちている異質なものに気付きやすいのではないか?
「片手袋が落ちている確率は他の場所と同じくらいだが、それを見付ける確率が高い」というのが二つ目の可能性だ。
つまり一つ目は“落とす者の心理”、二つ目は“発見する者の心理”である。
まあ、答えは未だ出ていないが、特に横断歩道中に落ちている場合、写真撮影が困難を極めるタイプの片手袋だ。
素材に偏りはないように思われる。ファンション類、ゴム手袋類、軍手類、いずれもよく落ちている。よって、季節もあまり関係なく見掛ける気がする。
渋谷のスクランブル交差点なんて、ひと冬にどれだけの片手袋が落ちては消えていくのだろう?片手袋研究家としては、考えただけでも武者震いがしてくる。