『駅神ふたたび』 図子慧 (早川書房)
![](http://www.hayakawa-online.co.jp/images/item/111457.jpg)
駅神シリーズは駅で見かける易の神様みたいな老人、ヨンバンセンをめぐる物語。
ファンタジーといっても、途中に主人公が夢で見る天下一仙術大会がある程度で、どちらかというと軽く読める人情話の短編集。
図子慧という人は、もっと評価されるべき作家だと思う。寡作だが、恩田陸や宮部みゆきに匹敵すると個人的には考えている。さっき見たら、wikipediaにも名前が載ってないよ(笑)
ライトノベルなんて言葉が無かったころに書かれたヤングアダルトSFの『地下世界のダンディ』や『キャットボーイ』、人工知能SF『イノセント-沈む少年-』、耽美ホラー『蘭月闇の契り』……。
ことごとく絶版、品切れで、現在読めるのはハヤカワ文庫で復刊した『ラザロ・ラザロ』と、この『駅神』シリーズくらい。
しかも、これは彼女の作品の中ではそんなにグレード高くないと思う。仙術大会も、森見登美彦なみにぶっ飛んで欲しいしなぁ。
まあ、好みの問題だろうけど、せっかく早川なんだしね。
![](http://www.hayakawa-online.co.jp/images/item/111457.jpg)
駅神シリーズは駅で見かける易の神様みたいな老人、ヨンバンセンをめぐる物語。
ファンタジーといっても、途中に主人公が夢で見る天下一仙術大会がある程度で、どちらかというと軽く読める人情話の短編集。
図子慧という人は、もっと評価されるべき作家だと思う。寡作だが、恩田陸や宮部みゆきに匹敵すると個人的には考えている。さっき見たら、wikipediaにも名前が載ってないよ(笑)
ライトノベルなんて言葉が無かったころに書かれたヤングアダルトSFの『地下世界のダンディ』や『キャットボーイ』、人工知能SF『イノセント-沈む少年-』、耽美ホラー『蘭月闇の契り』……。
ことごとく絶版、品切れで、現在読めるのはハヤカワ文庫で復刊した『ラザロ・ラザロ』と、この『駅神』シリーズくらい。
しかも、これは彼女の作品の中ではそんなにグレード高くないと思う。仙術大会も、森見登美彦なみにぶっ飛んで欲しいしなぁ。
まあ、好みの問題だろうけど、せっかく早川なんだしね。