神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

トムヤムクン食べた

2008-12-27 12:19:48 | Weblog
昨日、トムヤムクン食べたよ。
すっぱい、からい、うまい。

酸っぱい+辛いとか、甘い+辛いが多いタイ料理の中で、野菜炒め(空芯菜?)がしょっぱ辛くて一番日本人の舌にあっているようでした。たぶん、ナンプラー(?)のせいですか。

塩分は汗をかいた後などに必須なので、日本よりも暑い東南アジアの方がしょっぱくてもいいような気がするのですが、しょっぱい南方系の料理ってありませんね。辛いとか酸っぱいとかが多くて。

和食というか、日本の料理に塩分が多いのは、少ないおかずで大量のコメを食うからだそうですね。昔は一人一升とか食べたらしいし。で、現代人はコメを食わずにおかずばっかり食べるので、塩分過多で高血圧になると。しかも玄米じゃなくて、白米だし。

自分も佃煮とか結構好きなので、気をつけなきゃいかんですね。しょっぱいものは止めて、スッパ辛いものばっかり食べるにする?(笑)

[SF] ハーモニー

2008-12-27 11:35:20 | SF
『ハーモニー』 伊藤計劃 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)



いまや、ハヤカワSFの二枚看板になってしまった伊藤計劃の最新作。
ちなみに、もう一枚は円城塔。
この作品では、彼にささげる「空から落ちてくる人をバットで打ち返す」シーンが出てきます(笑)
あと、『虐殺器官』のセルフパロとか。

この作品はひとことで言うと、中二病患者が邪気眼をこじらせて自殺したと思ったら、本物だったよ。しかも人類補完しちゃうよ。という小説。

こう書いてしまうと身も蓋もないわけですが、善意の空気を押し付けてくる全体主義というディストピアは、ちょっと背筋がゾクゾクします。いまの世の中も、ある特定の人たちが進める政策や方針を推し進めていくとこうなってしまうわけで、何事もほどほどが一番かなぁと。

伊藤計劃はブログを持っていて(リンクは張らないから探して)時々読むのだが、問題意識や着目点は自分と似ているのだけれど、反論コメントを書きたくなる(笑)記事が多い。総論賛成、各論反対というか。

この小説でも、意識に関する考察部分はちょっと納得がいかない。実は十数年前に書いたオレ様の修論に関係してるし(笑)

それでも、中学生くらいの女子に顕著な“同調圧力”が社会的に高まった、しかもその方向性が“健康”に偏っている世界というのは、容易に想像できる。煙草の注意書きがアルコール飲料やカフェイン含有飲料にまで記載され、おそらくは蒟蒻畑だって食えやしないディストピア。

消費者庁大臣様あたりに一度読んでもらい、感想をお聞かせ願いたい。