神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[コンサ] 5段階計画と育成のこと

2010-04-30 23:44:46 | コンサ
今シーズン、1/4が終わろうとしている時期に、久しぶりのJ2最下位が見えてきた今日この頃。札幌サポのみなさま、いかがお過ごしでしょうか。

今日はコンサドーレ札幌の5段階計画と育成状況について考えていることをつらつらと書いてみたいと思います。

「5段階計画って、そもそも何?」って言う人は、まずこれを読みましょう。
コンサドーレ札幌オフィシャルサイト
 →クラブ情報
  →強化計画(PDF)

この強化計画は、財政面と戦力面での計画を両方含んでいるが、戦力面だけを抜き出すとこんな感じ。

ステップ1 最小コストの経営とチームの若返り
  ・若手選手中心のチーム構成、選手育成拠点の準備
ステップ2 経営基盤の強化とチーム力の底上げ
  ・戦うチーム作りとチーム戦術の浸透
ステップ3 経営基盤の拡大とチーム力の更なる向上
  ・チーム戦術の徹底と質の向上
ステップ4 積極経営とチーム力の確立
  ・ポジションの固定化と補強ポジション・選手の絞込み
ステップ5 経営の安定化とチーム力の完
  ・J1で安定して戦えるチーム力の完成

2007年にJ2優勝、2008年はJ1最下位、2009年はJ1昇格に手が届かず。そういう状態で、チームはステップ3からステップ4への途上という認識だった。
2009年1月にサポーターの要望で出された中期計画(PDF) でも、「なお2009年当初のチーム現状はステップ3、同年末の目標をステップ4と捉える。」と明確に書いてある。

つまり、そのまま行っていれば、2010年はポジションの固定化と補強ポジション・選手の絞込みの年であったはずだ。

5段階計画とは、簡単に言ってしまえば、財政難のために若手主体のチームを作り、この選手たちを育成する。その選手たちの中から、“使える”選手をピックアックしていく。さらに、育ってこなかったポジションに外部から選手を補強してJ1へ挑む。ということだと理解している。

たとえば、サポ人気の高かった鈴木智樹(現・育成部)は、上里、西という同ポジションの選手の成長に追い越されたとみなされ、現役引退を余儀なくされた。これは若手の首切りだったとしても、育成とピックアップという5段階計画に沿った人事だったといえる。

一方、同じくサポ人気の高かった石井謙伍(現・愛媛)は、同ポジションである横野、上原に追い落とされたとは言いがたい。しかし、監督やスタッフからは、J1へ挑むための選手として認識されなかったということだろう。その代りに、近藤、内村という石井と同年代の選手を補強した。これが補強ポジションの絞込みということである。

さらに、各ポジションにリーダー格となるベテランを配し、完成されたチームを作ろうとした意図が見える。まさしく、ステップ4への道だったわけだ。

しかし、チームの意図とは異なり、コンサドーレの今年の成績は、現時点では見ての通りである。今年の昇格をあくまで狙うのか。それとも、昇格はあきらめて、育成の年とするのか。チームとしては難しい判断をすべき時期に来ている。

そこで問題は、今年を育成の年と位置付けた場合、5段階計画でのステップはどこに位置づけられるのかということ。ステップ2とステップ3の区別が難しいが、個人的解釈では、伸び代のある若手の補強がステップ2であり、ある程度の成長の結果から使える選手の絞込みを行うのがステップ3であると解釈している。

しかし、ステップ3には2009年の段階ですでに到達している。セレクションの中で生き延びた上里、藤田、西、岩沼はステップ3に合格したと判断されていた。それが、再度、育成をということになるのであれば、彼らの世代ではなく、その下。宮澤、古田、さらには、その下の世代に託すということなのか。

微妙なのが、宮澤、古田のポジション。もともとFWとして加入した宮澤は石崎監督の意向でMFへ。4-4-2でボランチの一人に芳賀を使う場合のファーストチョイスは、上里ではなく、宮澤。古田は左利きでありながら、得意ポジションは藤田と同じ右サイド。古田が右に入るため、藤田は左へ。

この選手起用が示す石崎監督のメッセージは何か。

どう考えても、石崎監督は藤田、上里を、かつての智樹、もしくは石井のような位置付けに見ているように思える。年下の選手に追い越された選手、チーム戦術の実現には、何かが足りない選手。

なぜ、藤田を右に固定し、左を岡本と古田に競わせないのか。
なぜ、上里をボランチに固定し、宮澤をFWとして育てないのか。
それは、藤田、上里をステップ4に必要な選手とはみなしていないからではないのか。

もちろん、その通り、藤田はへたくそで上里は守備が不安と考えるサポーターも多いだろう。しかし、それを言い出せば、どんだけ高望みなんだよということになる。

ある程度のレベルの選手のセレクションと固定化。さらに、この選手たちで実現できる、勝てる戦術。それがステップ4のために必要なのではないか。

J2ではカウンター有利といわれるが、なにも三浦監督式のFW行って来い縦ポンサッカーだけがカウンターではない。昨日の甲府戦、セットプレー以外のマラニョンの2得点、上里のスーパーゴールもカウンターだ。

集中力を保った守備から、切り替えの早い攻撃サッカー。それこそは石崎監督に期待される戦術ではなかったか。足元、足元でボールをつないでポゼッションで圧倒するサッカーが、本当に理想とする戦術だったのか。それを実現するためには、いったいどれだけ選手を育成しなければならないのか。

コンサドーレ札幌の理想と現実。石崎監督の理想と現実。これがちぐはぐになっているような気がしてならない。


[SF] 微睡みのセフィロト

2010-04-30 13:53:36 | SF
『微睡みのセフィロト』 冲方丁 (ハヤカワ文庫 JA)




徳間デュアル文庫からの移籍、復刊。

今読み返すと、『マルドゥック・スクランブル』の原点が垣間見える。

キャラクターを関連つければ、パット=ボイルド、ラファエル=バロット、ヘミングウェイ=ウッフコック(笑)
また、敵となる感応者は、『マルドゥック・ベロシティ』の能力者につながる。

『マルドゥック・スクランブル』のアニメ化に絡めた話題作りの側面もあるだろうが、『天地明察』の本屋大賞受賞も合わさって、なかなかのタイミングでの復刊である。早川 Good Jpb!

ただし、何の説明もなく、感覚者と感応者とか、世界政府準備委員会やら12の組織やら、固有名詞が飛び交う世界に、話題の作家だからと読み始めた読者がいきなり没入できるかはちょっと疑問。
そう意味では、冲方ファンのためのボーナストラック的なものと位置づけた方がいいかもしれない。


4月29日(木)のつぶやき

2010-04-30 00:15:29 | つぶやき
09:00 from Keitai Web
ホリデー快速ビューやまなし号乗車なう。余裕で2階席ゲット。あんまり知られていないのか、結構空いてる。
09:34 from Keitai Web
立川駅なう。2階席からいつもの駅を見下ろすのは気分がいい。でも、クラシックがないw
11:22 from Keitai Web
甲府駅なう。雨降ってるし、少し時間潰してから行くか?
12:36 from Keitai Web
小瀬着。完全に晴れましたな!
15:52 from Keitai Web
下手過ぎ。去年より、技術的に下手になってるように見える。どんな練習してるんだろう。 #consadole
17:16 from Keitai Web
コールリーダーの説教。真ん中まで移動して睨み付けるように聞いていたゴン中山。目の前にいたのに、目を合わそうとしなかった岡本とゆうや。
17:51 from Keitai Web
甲府駅なう。各停で帰る。西多摩在住だと、甲府は意外に近い。少なくとも、小田原よりは近いw
17:56 from Keitai Web
堀田と藤山はまったくマラニョンをつかまえられなかった。あれなら、マンツーマンでついた方がましな気がする。
18:04 from Keitai Web (Re: @tawaraji
@tawaraji あれは試合後の儀式みたいなものですから。通称、説教w
18:50 from Keitai Web
アメリカンにとっては、メイド喫茶はスチーム・パンクなんだと。19世紀的と言われればそんな気もするが、かなり無理がないか? #scifi
19:07 from Keitai Web
耳が遠いのか、隣のじいさんばあさんが大声でしゃべり続けているのが気に触る。やばいな。気分がかなりささくれ立っているようだ。
19:13 from Keitai Web
宮澤と古田を中心にチームを作るといいことは、上里と藤田のチームを作らないということだ。つまり、三浦時代どころか、ヤンツー時代も無にするということ。 #consadole
21:01 from Tween
たりないところがあるのは今さらじゃないしな。そういう監督は金満チームで監督やってればいいんじゃね。と、確かに思う。 RT @s_risei: 小瀬より帰宅。J'sGOALの奴のコメントを見て、さらに怒りがこみ上げてきた。 #consadole
21:34 from Tween
なんだかものすごく、今日が日曜日のような気がするw
21:52 from Tween
CB石川だけだから、あってんじゃね。 RT @mitowamo: それだとCBが千葉しかいないwww RT @Consaneko: 今日の4バックは ダメな時の和波とウチにいた頃の河端と契約最終年の千葉とダメな日の市村みたいなもんだったよね。
22:41 from API
【微睡みのセフィロト (ハヤカワ文庫JA)】これ以降の冲方作品の片鱗が出まくり。という感想を書こうと思ったら、あとがきにも解説にも言及されまくりだった。説明無しにどんどんストーリー... http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5909681
by kats_takami on Twitter