2013 J2 第24節 東京ヴェルディ 2-1 コンサドーレ札幌 @味の素スタジアム
「厚別で勝て」の呪いは続くよどこまでも。
味スタに向かう京王線に乗っている間にゲリラ豪雨が襲来。駅から出るのも嫌になるくらいの雨だったが、twitter経由で開門早まりましたとの情報が入ったので特攻。と思ったら、急に晴れてきた。夏の関東は天気が変わりやすく、雨具必須だ。
この試合では“チケットぴあ”の企画で、なんとタオルマフラー付きアウェイチケットが発売。ホームチームではなく、アウェイチームのグッズ付きだなんて前代未聞なんじゃなかろうか。それくらい、札幌サポが味スタに詰めかけるだろうということ。実際、アウェイ席の方が密度が濃そうだ。
試合開始前の出来事でおもしろかったのは、都立国立高校のジャージがコンサドーレの練習着そっくりで、サポに大混乱が引き起こされたことだ。選手の練習始まったと思ったら、ボールボーイでした。ついでに女子もいるし。
あと、twiterで「ビール売りが糞可愛い」と評判だったので写真をパチリ。化粧濃い方じゃなくてこっちだろ、お前らが言ってたのは(笑)
今日は内村のワントップ。前節、予想を裏切る大活躍の三上が外れる。財前監督は前節で調子の良かった選手より、これまでの信頼感や練習場での出来でスタメンを決めているようだ。相手によって戦い方を変えるというのもあまり見ない。だから、選手をゲームのようにパラメーターで選んでると言われるのだろう。
やっとの思いで試合に出られても、次に繋がらないのでは選手のモチベーションに悪影響があるのじゃないかと不安になる。今回はエースの内村が復帰なので、三上も納得なのだろうが。
相手選手では佐藤優也がまたもやコンサドーレサポのネタにされる。しかし、前回の札幌ドームでやられているので、乗ってこなかったようだ。面白くない。というか、これもまたフラグだったようで、心の中では目にもの見せてやると誓っていたに違いない。
キックオフ時は激しい雨が上がった後とはいえ、風が無く、かえって蒸し暑くなった。雨での冷却効果を期待したのだが、ほとんど効き目が無かったようだ。
試合自体は、ファーストプレーでシュートまで行ける。セカンドボールを拾える。両サイドバックも高い。今季一番の入り方だったんじゃないか。
ところが、ヴェルディの最初のチャンスで杉山がなんでもないクロスをファンブルして相手選手の目の前に。さらに、シュートが杉山に当たってコースが変わるというおまけつきで失点。
それまで、ほぼ一方的に試合を進められていたのに、これで雰囲気が変わってしまった。ヴェルディ側でもボールが回るようになり、互角の展開に。
しかし、全体的にみれば悪くない。杉山が再びミスったりしたが、失点はせず。一方の攻撃では、荒野のシュートが枠をかすめていくなど、惜しいチャンスが続く。
前半は失点直後を除き、札幌が高いポゼッション率を保持したが、ブロックを作ってゴール前に侵入させないヴェルディの守備を打ち破ることはできなかった。
シュート数はヴェルディ 1-7 コンサドーレ。本当に杉山のファンブルさえなければ……。
そして、前半終了間際から、アウェイ側に向いたビジョンの調子が悪くなり、ハーフタイムにはついにブラックアウト。これも嫌がらせか何かなのか。
後半はヴェルディがより攻撃的にシフト。高原のシュートがバーを叩くなど、積極的にシュートを撃ってくる。
札幌も上原のシュートなどで反撃。しかし、札幌の猛攻はことごとく佐藤優也が止める。札幌に対して燃えすぎだろ、おまえ。
そんな中で、ヴェルディの西がドリブルで一気抜きからのシュート。これで2失点目。パスを警戒してアタックが遅れたとはいえ、1対1で止められるディフェンダーがいないというのは問題だろう。しかも、J2的にはシュートを外すパターンなのに、J1仕様の選手なので外してくれなかった。
ここから札幌はFWを順次投入。結果を出したのはその第1手目。岡本に替えて前田を投入。荒野がサイドにまわって、内村+前田のツートップ。
荒野、内村、前田と繋いでシュート。キーパーが弾いたところを内村がトドメ。この攻撃で良かったのはツートップの距離感。ふたりが近い位置でお互いにサポートできれば、ゴールが奪える。こういうシュートを見るにつけ、内村も前田もツートップでやっていく選手なんじゃないかなと思う。ワントップでポストプレーにこだわっているときよりもよっぽど躍動している。
さらに足が限界の堀米に替えて、またもや工藤を投入。アマチュアにも負ける三上。まぁ、三上より年上だけどね。そして、この辺からビデオで見直しても布陣が良くわからなくなる。荒野がボランチやってた?
砂川のFKからソジンのヘッドはバー。その後、前田のジャンピングニー。工藤のダメ押し蹴り。これで工藤が突き飛ばされて倒れるのだが、そこはTVのフレーム外。プレーの中ではある程度仕方がないが、プレーが止まった後で意図的に突き飛ばしているのだから、あれはレッドカード対象だと思う。見ていた副審が寄ってきているんだから、ちゃんと確認しろよ。
砂川アウトで三上イン。ようやく三上が投入されたが、時間はすでに後半40分過ぎ。ボディバランスが良くてベルディDFに当たり負けしないが、パワープレーの状態では見せ場なし。三上こそ、ワントップで生きる選手なんじゃないかと思った。
札幌の攻撃では、ゴール前に選手はいるのだがラストパスが繋がらない。クロスの精度、ロングパスの精度これらが少しずつ足りない。
クソ蒸し暑い中。選手全員が最後まで足を止めずに頑張ったが、結果がついてこなかった。非常に残念な敗戦。
シュート数も最終集計では8-13となり、後半は互角だったことが窺える。こうなるとやはり、杉山のファンブルが悔やまれる。あれさえなければ。
もう一つの敗因としては、コンサドーレサポの煽りが佐藤優也に本気を出させてしまったかもしれない。この試合では完全無視しておいた方が良かったかも。コールリーダー周辺は、最近フラグを立て過ぎなので、ちょっと自重してもらえないか。
試合後、挨拶に来た選手に対してはブーイングよりも拍手の方が多かった。確かに、結果を度外視して見れば、みんな頑張ったし、杉山以外は及第点をあげられる。
しかし、コールリーダーが言った「拍手する方もする方だけど、される方もされる方だよ」というのは同意。負け試合で拍手されて喜んでたら、選手として終わりだ。特に、杉山が拍手に応えるようなしぐさをしたのが気に入らない。その拍手、お前宛てじゃないから。
コールリーダーや周辺のコアサポには、とにかく次の松本戦ではフラグを立てないように、真摯に応援しようと言いたい。サポーターももっと謙虚になろう。まずはそこからだ。