2013 J2 第26節 コンサドーレ札幌 3-0 ガイナーレ鳥取 @スカパー
「厚別で勝て」の呪いを打ち破って松本を撃破した前節に続き、緑のチームとの対戦。
今日の試合は札幌ドーム。厚別だけでなく、アウェイでも勝てることを証明した前節に続き、厚別ではないホームでも勝利を目指す。
『JAグループ北海道サンクスマッチ』ということでイベントも盛りだくさん。晴れた空の下、本格ジンギスカンに生ビール半額と、聞くだけで垂涎のツイートが写真とともに流れてくる。これはたまらん。俺にもよこせ。
ゲストの足立梨花はNHK『あまちゃん』でイヤな感じの役でブレイク中らしいが、朝の連ドラ見たことない。どちらかというとこの方も、Jリーグ公式マネージャー時代から、来ると勝てないという呪いの方。しかし、すべての呪いは松本で解けたのだった。
ワントップはお久しぶりの前田俊介。三上のワントップを続けて欲しかったのだけれど、頻繁にポジションチェンジしながらとかならばありか。
試合に入ってみれば、前田は前線中央で受けるというより、サイドで受けて裏に抜けようとしている。明らかに三上のワントップとは違う動き。三上はこれに合わせてか、サイドで守備に下がったり、中央に入ったり。
もちろん、三上は中に入ってボールを持った方がチャンスが生まれる。そのため、前田と三上の位置を入れ替えるか、三上のワントップに前田と内村が2シャドー気味の布陣を取った方が素直な感じがする。
しかし、最初の決定的チャンスはサイドの日高から前田。前田がライン裏に抜けたが、パスを選択してシュート撃たず。右足のタッチだったから、わざと撃たなかったかもしれないが。これはシュート打つべきだった。
こんな感じで、中でボールを持つことが多いものの、得点機につながるチャンスはやはりサイドから。ストレートでジャブを打ちながら相手の注意を真ん中に集め、最後はフックで決めるようなスタイル。
攻撃では前田のポジションスイッチが目立つ一方、守備では宮澤のミスが目立つ。パスミスしたり、相手に詰められてボールを奪われたり。ゴール前に詰めても、ボールしか見てないので、相手に身体を前へ入れられてパスカットされる。
チャンスは少なくないものの、時間がたつにつれて後ろで回して縦にロングボールというシーンが多くなり、当然のようにつながらない。これは負け試合の悪いパターンかと不安になった頃、選手が中央により出して近い距離でパスが繋がりリズムが出てくる。やはり、三上をワントップに……。
そして、前半終了間際、前田からのクロスがゴール前の三上へ。ヘディングしようと思ったら、ボールが低すぎて腹トラップになって、焦ってなんとか押し込んだという感じだった。なんでもいいけど入って良かった。このシーン、ホームゴール裏とはフィールドの反対側で混戦気味だったため、内村のコールをしていたらしい。決めたのは三上です。確かに、三上です。
前半終了間際という絶好の時間帯に先制点を上げたコンサドーレは、さらに後半開始早々に追加点を上げる。オープンスペースへのロングボールが日高に出て、これをダイレクトでクロス。これを内村がニアでダイレクトシュート。やはり、ダイレクトプレーが続くと気持ちがいい。鳥取が前に出てくるようになったために、ロングボールのカウンターが効果的に利きはじめる。
3点目はCK崩れから。鳥取のクリアボールをはじき返すと、これが戻り切れずに前線に残っていた上原の足元へ。そのまま左サイドを突して低い折り返し。これを飛び込んできた荒野が決めた。これも、いわゆる点で合わせるような絶妙なシュート。
これで3-0。そのまま試合終了。やはり、すべての呪いは払拭されたのだった。
この試合は前田の三上ラヴが実った試合。福岡戦の時から、お前が決めろとばかりに三上へパスを出し続けた前田の愛が遂に三上に届いた(笑)
もしかしたら、前田のワントップでサイドが岡本だと、サイドに流れた前田と岡本がかぶってうまくいかなかったかもしれない。前田のワントップが三上との相性で機能したということだろう。言っては何だが、チームとして目指す戦術よりも、選手の相性が戦術を決めているように見える。でも、それはそれで悪くないことだ。というか、その方がお互いの長所を生かせるのだから、断然良いと思う。
試合後は日高と内村がもらった商品のさくらんぼを食べまくる様子がスカパー映像でも。ありがとう、JA北海道。
いや、だから、俺にもよこせ。