オールドヨットマンの残日録・ZANJITSUROKU

相模湾に育てられて60余年、ヨットレースや仲間との思い出を大切に、これからの日々を健康で明るく楽しく、絵日記に綴ろう。

山彦、山に帰る

2023-06-18 21:41:45 | 日記

 長く生きていると、残念ながら先輩方・同僚・後輩たちとの悲しいお別れに遭遇することが多くなります。

 今月6日、たいへんお世話になった大先輩が亡くなりました。
 藤嶋弘徳さん、どう表現すればよいのかわからないスケールの大きな方です。

 私との直接のかかわりでいうと「海彦・山彦ゴルフグループ」の総師ですが・・・・。
 本職は山男、料理人、ゴルファー、ギター弾き、ほかにも顔があります。私が言うのも失礼ですがこれらがすべて本物中の本物です。 あ、忘れてはいけない、スパイスで有名な大手食品会社の社員でハーブの研究をしていました。
 山男では、M浦U一郎さんのエベレスト登山隊の料理長として3度、ベースキャンプを支えてきました。
 料理では、自由が丘・田園調布をはじめ東京近郊で料理教室を開催されてきました。
 ゴルフはプロの手前のウデの持ち主で私と同組のとき、ティーグラウンドで「ここは軽いフェードでフェアウェイ右サイドに」と言ってそのとおりにショットしました。 パーで上がるのが当たり前の方でした。
 ギターの弾き語りは山の唄をはじめ古き良きアメリカの歌などなどを得意としていましたが、私の好きな山の唄は、

 「僕のスキーはウィスキー  街の酒場をスラローム~  旗門旗門にひっかかりー ついに会社をダウンヒルーー」
 ほかにもいろいろあるのですが・・・。

 誰にも分け隔てなく、決して威張らず奢らず、いつも飄々としていて何でも教えてくれました。
 皆が楽しそうにしているのが嬉しい、そういう方でしたね。 
 もうお目にかかれないと思うと悲しい思いとやりきれない思いです。

 享年84歳、安らかにお休みください。


 

若くして亡くなった仲間を偲んで

2023-05-22 22:02:42 | 日記
 会社のヨット部の仲間が二人も病に倒れ、若くして亡くなりました。
 5月20日(土)、一緒に活動していた仲間が皆で思い出を話したい、追悼したいと偲ぶ会に集まりました。
 集まったのは30名前後、懐かしい顔もたくさんいます。
 風がちょっと強いのでスナイプの出艇はとり止め、我らのチームの艇に定員いっぱい、あとの仲間はハーバーで見送り「稲村沖」で献杯・献花をしたのち、江の島の船上で、また近くのレストランに場所を移して思い出話をしました。

 仲間一人ひとりにそれぞれ思い出がたくさん・・・・、思い出って大切なんですね。

 これから楽しいたのしい老後が待っているというのに、若くして亡くなってしまったお二人のご冥福を祈りました。


第25回ケンノスケカップヨットレース

2023-05-15 22:38:46 | 日記


 第25回ケンノスケカップレースが4年ぶりに開催です。
 2019年に第24回が開催されてからコロナで、ほぼすべてのイベントが延期か中止になっていました。
 このレースもやっと開催、「みんな来てくれるのか?」の心配をよそに多くの艇の参加がありました。

 ケンノスケさんの強い意向で「25回を最終回とする」ことになっていましたので、ケンノスケさんのお人柄を慕う方々とその艇がそれぞれの思いを胸に遠くは仙台から、駿河湾からも集まりました。

 5月13日(土) 1030小網代湾口を全艇一斉スタート、城ヶ島沖「南西ブイ」を回って小網代に戻るコースです。
 1400のタイムリミット前にほぼ全艇フィニッシュ、三崎港に向かいます。



 1615、恒例の表彰・親睦パーティが始まりました。
 このレースのコンセプトは「林賢之輔氏デザイン艇とそのポリシーを愛する人たちに逢いたい」です。
 パーティの開催に先立ち、ポリシーの提案と会の創設に当たられた元「第一花丸」のFK田さんとケンノスケ会長からあいさつがありました。



 いつもの和やかなパーティ、各艇紹介、表彰式・多くの協賛企業からの副賞、いつもどおりの盛上りが戻ってきました。



 パーティの終盤は参加者全員に向けた「大抽選会」、笑顔と歓声につつまれました。

 光栄にも私はレース委員長を仰せつかり、名司会者とともに写真に納まりました、ムフフ。



 このレースは今回で終わりますが、この楽しさとケンノスケさんのお人柄はこれからもずっと語り継がれていくと思います。



東北軍団来る

2023-04-30 21:54:24 | 日記
 GWの始まり、4月29日(土)は南西風のドン吹きでしたが、我らの仲間・東北の2名を迎えてO蔭兄艇長の元、我らのT.O会長も含めた4名で横浜ベイサイドから江の島に「レイア」の回航をしてきました。
 これはこの4名が潮気の塊であることの証ですね。

 東北の二人の顔を見に江の島に行ってきました。
 いつもの顔、いつもの呑みっぷりで安心しました。



 まったくの余談・雑談になりますが、二人の名前をミックスすると「菊弥」になります。
 これは北前船をテーマにした司馬遼太郎さんの小説「菜の花の沖」でいうところの主人公・高田屋嘉平の少年時代のいわば幼名にあたります。
 周りからは「きっきゃ」と呼ばれていたとのこと。
 北前船の航跡を辿って西宮から函館まで日本海を航海するヨットマンがけっこういるようですね。
 それはそれとして、これからは二人を「きっきゃ」と呼びます。 またこの一年楽しくやりたいと思います。

4月28日、海彦・山彦ゴルフ

2023-04-30 21:31:32 | 日記

 もう30年以上も続いているゴルフ、「渡邊タクゴルフ」から始まって名を変えて今は「海彦・山彦ゴルフ」ですが、金曜日に行ってきました。



 3・4・3名の10名、最高齢者の私はいつも一組目です。 今回はご覧のメンバーでした。



 年3~4回の集まりですが、今回はいつもの「大原・御宿GC」から場所を変えて「千葉国際CC」でした。

 結果は若手が上位、私はいつもどおりボロボロでした。 私の目標は80歳までゴルフをやること、スコアにこだわってプレーできたのは初めの3ホールだけ、でも楽しく回れました。 ティーショット80点、2打目3ウッド80点、ショートアイアン50点、アプローチ40点、パット40点でブービー賞、これが今の実力です。

 また行きます。

4月23日・小笠原レーススタート観戦

2023-04-24 19:46:48 | 日記
 
 4月23日(日) 11時、小網代湾口から小笠原レースがスタートしていきました。
 今回のこのレースには1992年のKenwood Cupで一緒に乗った仲間のWK井選手が長い長い海外勤務から帰国して、まるでレースに飢えていたかのように参戦をすることに。 これは是非とも応援に、と思った次第です。

 当日は、清水の船「PATI」のSK井さんも是非ということで2人で8時45分江の島を出港、三崎方面を目指しました。
 北東の風8m、ブローで12m、白波の中ヤンマー3YMで2600回転、対地7.5~時折7.8kt、10時20分にはスタート海面に到着です。
 すぐにYK井選手の乗る船に合うことができました。



 「元気でな!」「気を付けて」、二言三言ことばを交わしてから全体を見まわします。
 セールナンバー380の船上ではお茶のお稽古仲間のWT辺さんが手を振ってくれました。

 1100、全7艇がスタート、ウェザーマークを回航して南下していきました、500マイルとちょっと、約4日間のレースです、安全に父島・二見湾にフィニッシュを祈ります。

 今回のこのレースが何回目になるのか私には定かでありませんが、私はその昔第一回(だったと思う)のこのレースに参加しました。 当時は父島スタート~小網代フィニッシュでしたが、レースの記憶よりも父島の風景や町での思い出が多く記憶に残っています。 結果は可もなく不可もなし、ってな感じ、途中「青ヶ島」やいろいろな島の風景は覚えています・・。

 もうデッキワークで身体か思うように動かないのでレースからは遠ざかってしまいました。



 1時半には江の島に戻ってSK井さんとビールにステーキ、ノルウェーカップに参戦のM副会長と合流しました。



 とてもいい一日になりました。

 追伸、24日(月) 22時、トップ艇は「鳥島」を通過したとの情報、これは速いですね。


 

ボートショー漫遊記2023

2023-03-26 11:32:09 | 日記
 ここ数年、ボートショーには「ケンノスケ」さんを黄門様としてスケさんは私・カクさんはM編集長で会場をぐるりと見て回ることにしています。 今年は雨の土曜日でしたが行ってきました。 なかなか良かったと思います。

 私の個人的な小さな目的は、何かいいアウターを買おうか、と毎年進化するGPSをみることです。
 
 以下、会場行脚のもようです。 雨と時間の都合でベイサイドの展示会場へは行かれませんでした。



 約2時間回ったなかでは、やはり懐かしい顔とたくさん会うことができました。 「まだオイラは生きている」というアピールもできました。
 漫遊のあとはお決まりのコース、桜木町駅前のお店に納まりました。 仙台の「一ノ蔵」が美味しいお店です。
 「オレも参加する」という人がいて、会場内の店を放っぽりだして参加しました。



 一年いちねんを大切に、また来年・・・。

3月の定例会

2023-03-26 10:18:51 | 日記
 この歳になると時間の余裕はできる。 あり余る想いでもある。 ひとりで黙っている時間が多い。 などの事情が積重なるというのは皆さん同じようで、声をかけると比較的カンタン集まってくれるように感じます。
 初めはゴルフの反省会としてはじまったこの会も「毎月やろうか」、ということになり、どうせなら「誕生日」を迎えた人をダシにして呑もうということになりました。
 もう誰も祝ってくれない誕生日ですが、誕生日を祝うということよりも「一年無事にすごしてまだ生きている」、「また皆と会って酒が呑める」という意味の方が大きいのでは、と思っています。
 友達が友達を連れて参加するようになり、毎回参加者が増えています。 それでもいいんじゃない? どうせヒマなんだから。 という声が多く今月も集まりました。

 いつもは「誕生日プレゼント」など無いのですが、今月は最長老のK原さんが「卒寿」を迎えたということで特別にプレゼントがありました。

 今回はこんな顔ぶれです。 呑んで楽しく話する、テーマは何でもあり、今回はWBCの話が多かったかなぁ・・・。



 決まり事など何もないゆるいゆるい集まりです、どなたでも歓迎しますので関心のある方は是非・・・。
 
 ある脳科学者によると、昔話をするということは「しあわせホルモン」が出て幸福度が上がり健康や認知症予防にいいそうです。
 悲観的な言葉を多く発していると認知症のリスクが高まる、とも言っています。

 どうやら我々のやっていることは「間違いではない」という、「我田引水」の一席、おあとがよろしいようで。

ヨセフの退職祝い

2023-03-19 21:42:58 | 日記

 たいへんご無沙汰して申し訳ありません、以後もう少しマジメにやります。

 3月18日(土)、江の島は雨です。
 午前中、ハーバー内の会議室で打合せ、その後、ヨセフの退職を祝って船内で乾杯をしました。
 我等の副会長どのが前日から準備してくれたもので、いつもの顔ぶれのほかに珍しい・久しぶりの顔も揃いました。

 
 
 彼の現役時代の業績・事件などを皆で大騒ぎしながらイジりイジられ楽しい会になりましたが、ちょっと呑みすぎでしたね。 下船の際、危うく落水寸前、会長どのに助けてもらいました。 アブナイ・あぶない、もう歳なんだから気を付けないと、しっかり自分に言い聞かせました。

 どうやらヨセフの今後はウクレレ中心の生活になるらしい。

ヨット部創立50周年

2023-02-05 22:04:23 | 日記
 私たちのヨット部は実業団チームで1970年に創設しました。 今年で53年目を迎えます。
 コロナ騒ぎで節目のパーティもままならずズルズルと3年が経過、そろそろケジメをつけないと、ということで50周年の記録を本気で編纂しようと編集打合せを4日(土)江の島で行いました。
 アドバイザーとしてM編集長に参加をお願いし助言をいただきました。

 まあ、それなりの冊子を作ることで一致しましたが、我らのM副会長どのが「せっかく皆んな集まるのだから」といって軽く宴を催してくれました。  チョットだけセーリングもしましたが写真で見ればいつもと同じ宴会です。

 以下、写真のとおりです。



 しめくくりは



 Y-15.シーホースから始まって470級オリンピック選手も輩出しました。 世界のレースの転戦もしました。 
 いろいろな方々のお世話になりました。 
 そんな仲間が集まれば楽しい思い出が一杯、いくら話しても話が尽きることはありません。
 「共感しあえる仲間がいる」 幸せなことです。

 ということで楽しい一日になりました。