オールドヨットマンの残日録・ZANJITSUROKU

相模湾に育てられて60余年、ヨットレースや仲間との思い出を大切に、これからの日々を健康で明るく楽しく、絵日記に綴ろう。

4月9日(火)北鎌倉へ行く日

2013-04-10 19:46:03 | 日記
新しいチャンネル

毎日々々あわただしい日を送っているが、今日は北鎌倉へ行く日。 まだ胸を張って「お茶を・・・」などと言える身分ではないが、朝から心を落ち着けるように、いつもと違う一日にするよう自分に言いきかせる。 午後1時からお稽古が始まるが、少し早く12時、北鎌倉着。 先輩方はもう来ていて、部屋の掃除、床の間の掛け軸、一輪挿し、お釜と炭火などの準備をしていた。  庵の前の梅の木の巣穴から「コゲラ」のかわいい頭が見えている、卵を抱いているのだろうか、じっとして動かない。 午後1時、フルメンバー8人と先生とでお稽古が始まる。 初めは「お濃い茶」のお点前、先輩二人が交代で亭主、正客を務めて、その後「薄茶」に移っていく。 先輩の手元、姿勢、運びをじっと見るのもお稽古だ。 「お菓子をどうぞ」「どうぞお仕舞いください」など、言葉を交わすタイミングを頭に入れる。 袱紗さばきの手元を見て、そのほかいろいろ、とても一度や二度では覚えきれない。 全員が交代で正客となり、亭主となる。 とうとう最後に私がお点前をする時がきた。 いままでの「割り稽古」ではなく、頭から通しで、先輩方の厳しい視線の中で緊張したが、先生の優しい言葉に救われた。 まだまだもたついているが、これから少しづつ先輩方に近づいていかれれば、と思う。 午後5時すぎに扇子を前に全員であいさつして終了。  緊張の一日だったが、これから先の見通しが立ったような気がした。 正座にも少しづつ慣れてきたので休まず続けようと思う。