今年もケンノスケカップが開催された。 今年で20回目、このようなレースが20回も続いていることは凄いことと思う。
このレースは、日本の実力No.1ヨットデザイナー林賢之輔さんの設計思想とお人柄を慕うオーナー・クルーが集い、レースとパーティを楽しむもので、20年前、元「第一花丸」のオーナーFK田さんの呼びかけで始まり、2回目からは「あうん」のK里さんが実行にあたっているという。 私は一昨年から運営のお手伝いとしてレースの本部艇をさせていただいている。
このレースのコンセプトは「林賢之輔氏デザイン艇とそのポリシーを愛する人たちに逢いたい」とされている。
参加艇は全国から集まる。 九州・長崎から、関西・西宮から、静岡から、そして今回特筆すべきは、アリランレースを終えた艇が釜山から直接三崎を目指してシングルハンドで直行してきたこと。 回航途中、和歌山沖でプロペラにホンダワラが巻きつき、20mの強風の中、海中に潜って取り除いたという。 これにはたまげた驚いた、凄い人がいるものだ。
レースは、ケンノスケ(設計)クラスとフェロークラス(一般)の2クラス、22艇のエントリー、16日(土)はあいにく雨の微風となった。 振れまわる風の中、10時30分全艇一斉スタート。 全艇、きまぐれな風に悩まされたようだ。
13時28分54秒、アリランレースから直行の「Son of Bacchus」がトップでフィニッシュ。 14時30分のタイムリミットまでにフィニッシュできたのは4艇のみ、 後の艇は直接、パーティ会場のある三崎港に向かった。
コンセプトにもあるように、パーティは大切な行事、16時の開始前から盛り上がっている。
手馴れたスタッフによりこちらも予定どおりスタート、開会のあいさつ、林さんの言葉、第1回発起人FK田さん、皆さんさすが味のある言葉ばかりであった。しばし感動。
そして、表彰式、「ハワイアン・オールスターズ」の歌と演奏、お楽しみ抽選会へと進んでいく。 わたくしを見つけたFK田さんがあいさつに来てくれたが、 私は、昨年、元「第一花丸」を我らのチームで買い損なったことをお詫びした。
林さんはすべてのテーブルにあいさつ回りで大忙し、パーティが終わっても各艇がキャビンで待ちかまえている。
来年の21回目の再会を誓って、大々々盛会のうちにパーティはお開きとなった。
そのあとは、あちらこちらの艇でそれぞれ盛り上がっているが、昨年同様、林さんは我々の艇にも来てくれました。
こうして、今年のケンノスケカップも無事終了。
翌朝、各艇はホームポートを目指して出港していきましたが、私たちは三崎港朝市の「まぐろ丼」を目指します。
江の島まではM編集長も同乗、「アドリアーノ」(旧「アオレレ」)と一緒に江の島へと向かい、最後はM編集長のご希望により「文佐食堂」でほんとの〆・・・、と思いきや、O蔭兄が登場し〆のやり直しとなりました。
今回も、またまた、いろいろな方にお会いできました。 いつもの顔もたくさんいました。 我がチームのTO会長とダイゴロー選手の大活躍で楽しいたのしい3日間になりました。 会長、ダイゴロー選手いつもながらありがとう。