おはようございます。1月6日土曜日です。広島は雨上がりです。日中はキレイに晴れるようです。今年は、能登半島地震で新年となり、翌2日には、羽田での航空機事故発生と、「おいおい、今年はどうなっているの?」という不安が勝り、ニッポン経済の先行きを少し不安視させる出来事が続きました。航空機事故の方は、まだ確定ではありませんが、徐々に原因とか、当時の環境が判明しつつあり、間もなく事故防止の対策が講じられるとか。
しかし、能登半島地震の方は、地震の原因は早くから判明しているものの、日毎に、死者や不明者が増加する一方、土砂崩れなどで、道路が寸断されて孤立している地域もあり、まだまだ新しいことが伝わってきます。被災者の方々の避難生活はまだまだ続きそうです。
さて、今週の言い訳です。
2日火曜日に為替市場は開きましたが、ドル円では、1日の地震の影響を受けて、まず円売り・日本売りが始まり、今週の動きは、その後出てきた経済指標も強い内容となって、ドル買い戻しが発生し、ドル円は強い動きとなっています。
極めつけは、昨夜出た雇用統計も、景気は良い、雇用も良い、という結果となり、さらにドル円は反発して、上値は、145.978円まで急上昇。
しかし、これは続きませんでした。利確の動きも出て、さらに、それまで上昇してきた利回りが急落し、これに連れて、ドル円は、143.804円まで押し込まれています。
その後、利回りが反発し始め、ドルの再度買戻しが出て、引け値は144.613円となっています。
こうなると、来週は、昨日高値、安値のどちらを抜いていくかをチェックすることになりそうです。
相場をチェックすると、2023年11月13日高値151.908円と、2023年12月28日安値140.250円でフィボを考えると、昨日高値で、ほぼほぼ半値戻しに到達したのではないかと思われます。
日足で見るとBB2σにもタッチしている感があり、「山を付けたか?」という懸念もあります。
2023年12月13日高値が145.993円ですから、ここも節目の一つと思われ、「上伸はここまでか?」という気にもさせてきますが、これはまだ決めつけずに、柔軟に考えていこうと思います。
半値戻しも有力な判断材料ですが、61.8%戻し・147.452円付近も有力なものになりますから、これを考えると、12月6日高値の147.498円もまだ目標となっている可能性がありそうです。
これまでに形成している有力な節目としては、週足の26MA・146.153円と52MA・140.830円の間は意識されると思われます。昨日高値はこの範囲にあります。
今週の安値140.772円は、週足52MA140.830円にタッチし、反発を開始し、昨日高値を形成させています。
ドル円相場は、これからもうしばらくは、戻りの高値圏でうろうろするのかもしれません。
来週末から再来週にかけて、相場の転換を迎えるかもしれません。
4%台に乗っている利回りが来週どの様な動きを見せてくるかチェック。
これも、昨夜出た雇用統計の結果を受けてのこと。短期金利市場では、3月利下げは50%と少し下降してきていますが、まだ0%ではありません。市場にはまだ疑心暗鬼が漂っているようです。
FRBによる利上げも、選択肢としてまだ有力な位置を占めているようです。
来週11日にはCPIが出てきます。物価動向を探る指標がまだまだ出てきます。
これらを確認してから相場は新たな展開へと移っていくかもしれません。
現在の相場レベルは、昨年8月中旬もみ合ったところと思われます。この時は買い方が勝り、相場はその後上昇しています。
今回はどのような動き方をしてくるでしょうか。来週は、これを確認する週になりそうです。
お屠蘇気分はもう抜けました。前向きに、積極性を失わず、来週からはさらに落ち着いて相場に対峙する必要がありそうです。
今週も訪問いただきありがとうございました。良い週末をお過ごしください。合掌