鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

空調機器

2015年03月24日 00時00分01秒 | マニュアル

 家庭や人が使用する施設の空調機器は快適な住空間を作る上で欠かせない。多くの空調機が稼働しているし、使用頻度も多くなっている。余り神経質になる必要はないが、果たしてどれくらい、機能をして承知していて、メンテナンスが出来ているのか疑問である。一度設置されると故障するまで放置し、メンテナンスなど一度もしていない、又は機能が疑われる粗い目のフィルターの掃除ぐらいで、殆ど手を付けていないのが普通である。

 

 空気清浄機や、エアーコンディショナー、加湿空気清浄器、除湿器、エアーサーキュレーター等の名称がどうも過信に通じ、除菌効果や、ダニや微生物を除去するなどの過大効果を信じているためではないかと錯覚しているようである。もう一度取扱説明書をご覧頂くことをお薦めしたい。

 

 それぞれの機能は、価格や特性によって若干異なるが、単純に機構を知れば、機器名称からイメージした効果がどれだけ行われているか疑問が生じるであろう。まず過信に気づくはずである。機器が指定しているメンテナンスを行って始めて効果が発揮できるのであって、メンテナンスをせず使用していれば、返って劣悪な環境を作ることになる。

 

 エアコン(エアーコンディショナー)といわれる機器は冷房効果と暖房効果を合わせ手持ち、冷房効果は合わせて除湿を行う。外気を採り入れる機能と外気を遮断する機能はあるが、不織布などのフィルター(マスクと同じ)を通した空気を冷媒に触れさせて冷やし、除湿と冷房を行う。コンバーターで空気の流れを逆にして暖房に使っている。原理は、気体を圧縮すると熱が発生し、蒸発させるとこのときに周りから熱を奪うために冷房となる。打ち水の原理である。閉じた系である冷媒といわれる物質は水より揮発しやすく、圧縮しやすいアンモニアやフッ化物が使われている。

 

 加湿空気清浄機は加湿器であり、室内の空気の湿度を高める効果であり、常に給水が必要である。空気清浄機能は活性炭や、不織布で作ったフィルターを通すだけである。イオンの発生や、紫外線で微細な細菌を死滅させるといわれている除菌機能の効果ははなはだ疑わしい。最悪なのは、給水に使っている水は総てが蒸発に使われるのではなく、トレイに残留し、格好のカビの発生する条件を作る。定期的にトレイや給水装置を清掃しなければならない。

 

 どの機器も万能ではなく、過信は禁物で、除菌は難しい。カビの生えやすい環境でのカビ発生は避けられず、面倒ではあるが、まめにフィルターの清掃・交換を行うことが大切である。


サクラと生活

2015年03月23日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 日本人の生活とサクラとの関係は大変深く、日本を代表する樹木であることは間違いない。精神性を含めて、季節を感じさせる。精神性で、開花して散っていく様は生死感にも繋がり、不幸な戦争で多くの若者が散っていった歴史を忘れることが出来ない。

 

 全国を北上する桜の開花は、同一種のソメイヨシノであることに他ならないが、気候条件が開花に直接影響するために、沖縄から北海道までの日本列島が縦長で、気温の差が北上するという現象を起こしている。これと共に、桜が植えてある場所があたかも動いているかのように感じるのであろう。

 

 その地域で一斉に開花するのは、サクラが持つ情報発信とでもいえる何らかのメカニズムが働いている。気温だけではなく一斉に開花するのは、日向や日陰には関係なく、何らかのホルモンが発散され、受粉時期を同じくしているといわれている。他のサクラ種との交雑を防ぐ意味や、サクラの葉や花を食料とする食害を防ぐこと、受粉を仲介する昆虫との関連もあるのであろう。

 

 生活として利用してきたサクラは、お目出度い席で飲まれる桜茶、道明寺粉を使って塩漬けした葉でくるんだ桜餅は馴染み深い。茶筒や民芸品に利用されるカバ細工は樹皮を使っている。製材した桜の板や角材は変形が少ないために家具に利用されてきた。大変硬い材質で、加工はそれなりの困難さはあるが、緻密な組織は美しい。

 

 徽章として、桜が利用される。これは花びらの形であり、家紋や、良くできましたとの意味で、判子に使われていたことを思い出す。100円硬貨にも桜のデザインが使われている。言葉ではうば桜があり、花が咲くときに葉がないため、歯がないにかけて老女をイメージした言葉で、出っ歯のことも八重桜といい、これは葉が花より先にでるため、歯が鼻より先に出るからきている。

 

 サクラの樹木は余り剪定しない。切り口から黴菌が入りやすく枝が枯れるためである。「桜切るバカ、梅切らぬバカ」などといわれるが、余り繁茂すると電線に架かるなどのために切らざるを得ないが、切り口を専用薬品で処理しておけば大丈夫である。他にもあると思うが、お花見は最大の行事であり、丁度、入学式や新入社員の入社時期に当たり、満開の桜の下での宴会は先の明るさを愛でているようで、サクラが如何に幅広く日本人の生活に馴染んできたのかがよく分かる。


バラ科サクラ属

2015年03月22日 00時00分01秒 | 紹介

 サクラ属は旧分類のようで、バラ科には多くの果物がある。その中でサクラ属はアンズ(杏)、ウメ(梅)、サクランボ(桜桃)、スモモ(プラム)、モモ(桃)、プルーン、ネクタリンが含まれる。これらは露地栽培であるため、収穫時期が決まっているため、時期物である。しかし、生産は世界に及んでいるので、輸入によれば一年中店頭に並ぶことになり、季節感は乏しくなっている。

 

 しかし、どのような果実にも旬があり、その時期がおいしいのはいうまでもない。今回の標題は、開花した花だけでは結実する果実は予想できず、数年前に植えたネクタリンであったが、この時期、蕾を持ち、開花しようとしている。まるでハナモモのようであり、桃の種類かなと思い、調べてみた。そうしたら、サクラ属という言葉が出てきて、多くの果実があることが判った。ネクタリンはツバイモモ、ツバキモモ、ズバイモモ等という和名が付いている。プラムと呼ぶこともあり、スモモ、ハタンキョウ(巴旦杏)等といっていた。地域によっても呼び名が違うのであろう。

 

 すもももももももものうち「スモモもモモもモモの内」という言葉遊びがあるが、スモモは中国原産の「日本スモモ」とヨーロッパ原産の西洋スモモ(プルーン)に二分類され、英語名で「プラム」、フランス語で「プルーン」という。なにやら判らなくなってきたが、厳密な区分と、通常使っている呼称とは同一ではないことは想像できる。品種改良によって多くの雑種が生まれるとますます複雑となる。

 

 スモモは中国語では李の漢字を当てる。格言に「李下に冠を正さず、瓜田で沓を正さず」があるが、その意味は、果実が実っているところで帽子を直したり、スイカ畑で履物を直したりすることは、幾らそのことが正しくても、他人から見れば果実を盗んでいると見られる。疑わしい行いをするなという戒めである。

 

 サクラの果実はサクランボであるが、佐藤錦やアメリカンチェリーという米国産のサクランボについてはソメイヨシノと異なる品種である。子供の頃によその庭に生えていたユスラウメの果実を取って食べたものである。小さな赤い梅のみであった。「桜」の旧字は「櫻」と書くがこの字の語源は女性がユスラウメの果実を頭部に飾った状態から来ているとのことである。花と果実が楽しめるサクラ属は、意外と広範囲であったことが判った。


彼岸(ひがん)の墓参り

2015年03月21日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 春分・秋分の日を中日とし、前後各三日を合わせた七日間を言うが、仏教では煩悩を脱して悟りの境地に達することの行事を行う。そろそろ今年もお墓参りに行く予定でいる。幸い墓地は自宅から車で、15分以内で行ける場所なのでさほど遠くないが、土曜や日曜に重なると参拝客も多いことから早めに行くことにしている。

 

 今年は暖かな日が続いているので、ソメイヨシノ桜の開花も早まるかも知れない。花見客が来るのはまだ早いが、見事な桜のアーチがそこここにあり、花見にも良い場所である。最近は市営の墓地への利用が増えているようで、開発も限界のようである。幾つかの墓地は雑草で埋まってしまい、見る影もないが、墓掃除や墓参りに来ることが出来なくなったなど何らかの事情があるのであろう。高齢者も見かけるが、さほど高い丘ではないが、やはり長い坂を上がり、下るのも容易ではないと思われる。

 

 継承する者が居なくなれば、無縁墓となり、管理している市へ返すのであるが、希望者が増えれば、墓も数が増える。墓を設置できる土地には限界があるため、何れはパンクする。高層化するか地下へ埋葬するかとなるが、どちらにしても工事が伴い、工事が決まったとしても、場所柄更地にするには既存の墓があるため、簡単ではない。悩ましい話である。集合的な管理をどのようにしていくべきか総合的な見地に立って考えていかなければならないであろう。

 

 墓地の在り方は仏教徒といえども各宗派があり、葬儀の仕方等は別である。結婚すれば夫婦とも同じ宗派となるのが一般的で、どちらかの宗派にする場合や、本来個別なので、宗派別に対応することもある。少子化時代に入り、地方の出身地で一生涯その地で生活していければ問題もないが、そのような家庭は少ない。地方では過疎化が進み、檀家も少なくなり、廃寺がでる状況にある。宗派を統合することも難しいが、寺も跡取りが無くなれば地方でも永代供養をする寺が限られる。宗派を越えた寺の集合化を何れは手を付けなければならないかも知れない。人口が急増している都市部においても、墓地の問題は避けて通れない課題である。

 

 数年先には第一次ベビーブームの子供が70歳を迎える。今後、暫く高齢者の他界が増える傾向にあり、現在でも墓地の確保は困難になっている。民間、公営を問わず、土地を墓地として確保できても購入価格の上昇は避けられない。当時いわれていた「墓にはいるまで競争時代が続く」という話は現実味を帯びてきた。


春の野草

2015年03月20日 00時00分01秒 | グルメ

 ゼンマイ(薇):山野に生えるワラビによく似た多年生のシダ植物で、春先、渦巻き状の形に曲がった若芽がでるが、全体に白い綿毛を被っていて、食用になる。この渦巻き状の弾力性を模して、鋼製のバネのことも言うが、発条と書く。アクがあるため、灰汁(重曹を代用可)に浸して熱湯をたっぷり注ぎ、冷めるまで待ってアク抜きを行い、適当に切っておしたしとして食するが、塩漬けにして使うときに塩抜きするが、一年中使用できる。我が家では、油で炒めた後きんぴらに仕上げる。

 

 ワラビ(蕨):日当たりの良い山地に生える多年生のシダ植物で、春に先がうす緑色で、小粒の丸い若葉を出す。この若葉と茎が食用として用いられる。根茎からはでんぷんが取れ、蕨餅の材料となる。薇と同様にアク抜きをして用いる。若干とろみを持つ。蕨や薇を茹でた後、卵とじにしてもおいしくいただける。

 

 ウド(独活):山野に自生し、多年草で、白い若い茎を食用にする。最近は一年中販売している。これは暗い室で栽培しているためで、地中に穴を掘り栽培しているところもある。ウドの大木などという言葉もあり、大きいだけで役に立たない者の喩えとして使われる。

 独特の春らしい食感を持ち、ぬたやサラダに利用される。ウドは皮を剥いた後、2~3等分に切って酢水に曝す。レモンの絞り汁を入れた水で30分ほどアク抜きする場合もある。ぬた用は乱切りに、サラダは短冊切りにする。サラダはドレッシングをかければよい。剥いた皮も千切りにして、酢水に浸けてアク抜きした後、きんぴらにすると良い。

 

 フキノトウ:フキ(蕗)の芽生えたばかりの花茎で、春先に、フキが生えていた場所に芽を出す。フキのほろにがさを食感として利用する。フキノトウは中の芯を取り去り、花弁と茎だけを千切りに清水に曝す。2時間ほどすると水が黒みを帯びアクが出るので2~3回水を取り替えながら良く洗いざるにとって水切りをする。分葱を少し混ぜ合わせ、削り節をかけて醤油・味醂で味付けする。

 

 アク抜きは灰を水に浸したときの上澄み液を利用する。物を洗う場合や、染織するときにも用いる。アクは植物に含まれるえぐい成分で、昆虫などに食べられないように植物が防御のための物質であると思われる。タンニンによる苦味・渋みといわれる味覚ではないが、若干のえぐみは喉に刺激があるため、辛さや苦さではない味覚を楽しむ。


ハラール

2015年03月19日 00時00分01秒 | 紹介

 最近ハラル食品、ハラル認証などの言葉を耳にすることが多くなった。ハラルとは日本語で、「合法的」という意味のアラビヤ語ハラールから来ている。お聞きになったことも多いと思うが、イスラム世界では食事の制限があり、豚肉を食さないことが知れている。イスラム教の法典であるコーランにそのことが記述されていて、この他にも、死肉、流れる血、アラー以外の名を唱えてされた動物の肉、絞め殺された動物の肉、撲殺された動物の肉、墜死した動物の肉、角をつき合わせて殺された肉、賭博で分配された肉などを食べることを禁止している。

 

 ハラールのは、「アラーの御名においてアラーは偉大なり」と唱えつつ、鋭利な刃物を用いて一気に頸動脈と喉笛を切開することである。この方法は、動物に最も苦痛を与えないでする方法といわれている。この方法でした動物の肉は認証されて販売される。

 

 我が国に観光等で来られるイスラム教の方も多いが、食事は大変困難な状況におかれていて、それによる来日客の増加が見込めないため、最近、国内においてもハラル食品等を販売する機運が生まれている。また、アルコールやリップスティックも禁止対象である。

 

 イスラム教徒は世界人口の1/4を占めるとされていて、2020年の東京五輪を考えれば、空港やホテルだけでは対応が不可能である。ついでであるが、食事のいただきますはビスミラーヒ、ごちそうさまはアルハムド・リッラーヒである。左手は不浄の手とされ、右手親指、・人差し指・中指の3本を用いて食べるのがよいとされている。金属製の食器・銀製の食器は地獄に堕ちるとされ使用されていない。

 

 注意しなければならないのは、食器類、調理器具等の厨房品である。日本料理、西洋料理、中華料理等で使う厨房品・食器とイスラム教徒に提供する料理はたとえ、食材がハラル認証を得ていればよいわけでなく、厨房品・食器は別のものでなければならない。つまり、禁止されている豚肉を調理した包丁や鍋で、料理を作ることも禁止されているからである。

 

 最近では、食事だけでなく、お祈りする部屋を設け、絨毯を敷き、メッカの方角まで表示する礼拝所を設けるホテルも多くなってきた。商機として、ハラル認証を行う食材店も広がりを見せている。異文化とどのように接するか多くの課題が残されている。


多摩川の昨今(春先)

2015年03月18日 00時00分01秒 | 紹介

 三寒四温といわれるとおり、この時期の気候の変動は著しい。すっきりとした晴天に恵まれず、春霞がかかったような景色が多い。冬から春への季節の移ろいは、気温の上昇だけでなく、草花の新芽が芽吹いてきた。ツクシやノビルなどは春の先駆けであり、柳も新芽でうっすら緑色となっている。河津さくら、白梅は咲き終わり、ソメイヨシノのつぼみが大分膨らんできている。

 

 野鳥も冬鳥から夏鳥に変わりつつあるが、昨日はコアジサシが1羽であったが頭上を鳴きながら通過していった。冬鳥とされているセッカ、ホウジロ、カシラダカ、オオジュリン、ベニマシコは殆ど見ることが出来なくなった。ツグミはまだいるが一時に比べ、個体数は少ない。ジョウビタキの雄と雌は定位置が決まっているので、そこへ行くとまだ合うことが出来る。モズも雄雌とも狩りの最中である。

 

 留鳥である、カルガモは何時もいるが、渡りのかも類はめっきり少なくなった。セキレイ類も元気よく飛び回っている。カワセミはこれからがつがいとなる時期であるが、以前ほど見かけなくなっている。コサギ、チュウサギ、ダイサギ、アオサギの個体数は少ないが時折見かける。カモメも個体数を多く見るが、これからであろう。

 

 今日はキセキレイに出くわした。2時間ぐらいの撮影であったが、チョウゲンボウ、コサギ、シメ、コゲラ、メジロ、四十雀、ホウジロを撮影できた。ヒヨドリ、椋鳥も数を増している。カワウ、キジバト、カラスは個体数が多い。小ガモ、マガモ、カイツブリ、オオバンはまだ見ることが出来る。

 

 川のほうではマルタウグイの遡上が始まっており、ルアーを使った釣り客で平日でも多く見かけられる。ウグイの産卵が終わると鯉の産卵が始まる。川を取り囲む芦原や笹藪にはウグイスの鳴き声は聞こえるが、茂みに隠れて姿を見せない。鳴き方も上手になってきた。

 

 上空を舞う猛禽類は、チョウゲンボウ、ハヤブサ、ノスリ、大鷹を見ることが出来る。もう少しすればミサゴがウグイマルタを餌として取りに来る。宿河原堰から下流方向に200~300メートルの間で見られる写真撮影できる野鳥を揚げたが、もれている種もあるかも知れない。遊歩道は暖かさに誘われて、散歩する人が多くなっている。学校が休みに入る時期には子供連れやグループでバーベキューを楽しむ人が増える。


照準器(ドットサイト)

2015年03月17日 00時00分01秒 | マニュアル

 照準器はそもそも軍事用に開発されたもので、銃や火砲などの兵器のねらいを定めるための装置で、命中率を高める目的で使われている。初期には銃口の上にある凸型の照星と後方凹型の照門の溝にターゲットを固定して照準する。時代と共に各種の照準器が開発されているが、レーザー光を使ったものや、暗いところでも見やすくする暗視装置、光像式のドットサイトなどがある。

 

 光像式は小火器に装着され、照準用の光像が点(ドット)としてハーフミラーに現れることを利用している。想定外として野鳥撮影や航空撮影、天体観測などの補助用として利用されてきたことである。目標物との距離が長くなれば、望遠レンズや、高倍率のズームレンズを使用する必要があり、カメラのファインダーから目標物を捉えることが難しいため、目標物の発見と追従性を高めるために利用されている。カメラに内蔵されている製品が登場している。オリンパス製のStylus Sp-100EEである。通常は、照準器が別売されていて、カメラ本体のアクセサリーシューに取り付けるタイプや照準器とファインダーとを両眼で見るタイプのものなどである。

 

 照準器とファインダーからの光軸が合わないと照準器を見ながら目標物を捉えられないため、最初にカメラに取り付けた後には光軸調整を行う。照準器はリチュームバッテリーを使い、ハーフミラーを使ってLEDドットが、結像させるタイプのものである。光軸調整は

 

1.撮影したい対象物と同程度の距離にある目標物を決め、液晶画面かファインダーの中央に捉える。このときの望遠レンズの位置は、通常使用頻度が高い位置でピントを合わせる。

2.照準器の電源を入れ、上下左右の位置調整を行い、ハーフミラーの中央に照準が合うように(ドットが現れるように)位置決めを行う。

3.カメラの電源を入れ、液晶画面かファインダー画像と一致すれば準備は完了する。

4.カメラはオートフォーカスでもマニュアルでも使用可能である。目標物が現れたならば、照準器のドットを重ねてシャッターを押す。目標物が移動すれば、ドットで追いかける。液晶面やファインダー画像にも照準器と同じ画像が拡大して捉えることが出来る。

 

 根本的に銃砲等の武器の照準は、銃火器から発射される弾丸が空気抵抗や風によって放射線状に着弾するため、遠距離ほど修正しないと目標に命中しない。しかし写真撮影では光軸さえ合えばヒットする確率は高くなる。あとはカメラ本体とレンズ性能に依存し、如何に早く、正確にピントを合わせることが出来るかにある。