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西洋の自死

2019-03-11 14:05:43 | 政治

>英国でベストセラーになり、20カ国以上で翻訳され世界的な話題を呼んでいる『西洋の自死 移民・アイデンティティ・イスラム』では現在の西洋の移民の過剰増加問題を背景に、各国の民族構成や文化、宗教が、近い将来、大きく変わってしまうことに対して警鐘を鳴らす内容です。

ゲルマン民族の大移動で滅亡する西ローマ帝国のようなものかな。

>現代人が自由民主主義の下には伝統的な文化や宗教、連帯意識、信頼感が必至ということ、 >それらの意識の低さに対する危機意識がつづられています。

そうでしょうね。意識の低さに警鐘を鳴らす必要があります。

>以下引用
>====================
>『西洋の自死』は、移民の大量流入のため社会が壊れつつある西洋の苦境を丹念に描き出しているだけではない。>苦境を招いた西洋社会の思想的欠陥にも踏み込んでいる。

そうでしょうね。大切なことが、想定外になっていますね。

>とくに興味深いのは、著者のマレーが、現在の知識人は自由民主主義をよく理解していないのではないかと疑問を呈する点だ。 >例えば、同書16章「『世俗後の時代』の実存的ニヒリズム」では、ドイツの国法学者エルンスト=ヴォルフガング・ベッケンフェルデが1960年代に提示した次の問いを扱う。 >「自由で世俗化された国家は、それ自体が保証することのできない規範的な前提を基盤に存立するのか」という問いである。

自由で世俗と言うだけでは、どうにもならないでしょうね。

>つまり、近代的で合理的だと思われている自由民主主義の政治秩序だが、実は、それが成り立つためには、近代的・合理的とは言いがたいもの、具体的には伝統的な文化や宗教、道徳が社会の土台にしっかりなければならないのではないかというのだ。

そうですね。自由・民主だけでは、政治秩序は保たれませんね。

>また、伝統的な文化や宗教、道徳を共有する人々の間でのみ感じられる連帯意識(仲間意識)や相互の信頼感も不可欠ではないかというのである。

そうですね。同感です。わが国でいえば、’阿吽の呼吸・つうかあの仲’ ですね。

>しかし、マレーは、現在の知識人は、それを忘れてしまっているのではないかと懸念する。

そうですね。忘れてしまっているのでしょうね。心配していない。

>伝統的な文化や宗教、連帯意識、信頼感が、自由民主主義社会の存立を支えるものだということを理解し損なっている。>そう警鐘を鳴らすのだ。

そうですね。迫害を逃れて新大陸に渡った白人たちは、ヨーロッパの伝統的な文化や宗教、連帯意識、信頼感を持っていた。今、ヨーロッパに流入する難民には、それがない。当時のアメリカ・インディアンには、自分たちの文化の自死を避ける力がなかった。

>中略
>日本でもそうだが、先進各国のマスコミや評論家は、英国のブレグジット支持層や米国のトランプ支持層、欧州諸国のポピュリズム運動支持層を、押しなべて「排外主義者」「ナショナリスト」「極右」などと悪しざまに言ってきた。

そうですね。マスコミや評論家は、異文化の共生にはあたかも問題がないかのようでしたね。

>マレーが『西洋の自死』で指摘するように、欧州諸国の庶民が、移民受け入れ政策に不平を言ったり、反発したりしても、マスコミや評論家は、彼らに対して、非リベラルな人種差別主義者というレッテル貼りをするのが常であった。

東欧から西欧に逃れてくる人民と、中東から西欧に逃れてくる人民とは、文化的背景がまったく違いますね。それを問題視していない。
個人を差別するわけではないが、受け入れる社会にはそれ自身に個性があります。価値ある個性を無視すると、自死に至ります。

>だが、マレーやグッドハートが描き出す現在の知識人層の根無し草的なものの見方を理解すると、別の様相が見えてくる。

根無し草は、無責任。宿屋には、責任のある宿主がいる。そうでなければ、宿屋には意味がない。

>つまり、自由民主主義の政治や社会をよく理解せず、事実上、その土台を揺るがしてしまう結果を招いているのは、実は、マスコミや評論家、学者、財界人などの高学歴・高所得の人々、つまり「エニウェア族」の誤りのせいではないかということである。

そうですね。同感です。「エニウェア族」の重大な誤りでしょう。

>自由民主主義社会には、実は、しっかりとした国民の連帯意識や相互信頼感が必要なのだ。

そうですね。’民信無くば立たず’ です。(論語・顔淵)

>「エニウェア族」は、そうしたナショナルなものを、「グローバル化の時代にそんなものは時代遅れだ」と思い込み、重視しない傾向がある。>それが社会を混乱させているのだ。

そうですね。文化の違いを無視することが混乱を招いているのでしょうね。

>マレーやグッドハートが指摘するのは、主に、欧米先進国の現状であるが、日本も例外ではないだろう。

どこの国でも、文化を無視することはできませんね。

>日本では、「保守」を自称する政権が、グローバル化を推し進め、改正入管法を可決してしまったわけであるから、なおいっそうタチが悪いと言っていいかもしれない。

戦時中もわが国は人手不足であった。今回も人手不足である。戦時中、韓国人ばかりが無理して働いたわけではあるまい。彼らの反日運動には、伝統的な文化や宗教、連帯意識、信頼感に関係した背景があると考えられます。

>「保守」でさえそうなのだから、「リベラル派」を自任するマスコミや野党はなおさら、安定した社会の根本には、ナショナルな文化やそれのもたらす国民の連帯意識や信頼感が必要だということに思いは至らない。

‘一億一心’ は、何処へやら。本当に、'アジアは一つ’なのか。

>欧州に比べ、約半世紀遅れで外国人単純労働者や移民の大規模受け入れを決めた日本も、今後、「多文化共生」や「地球市民」などの浮ついた理念の下、事実上の移民の大規模受け入れやその他のグローバル化推進策を進めていくだろう。

日本人に理屈などは存在しない。ただの気分・雰囲気による推進策でしょうね。

>それに伴って、国民意識の分断が進み、社会の土台は腐食し、今後数年の間に「日本の自死」が現実化していくのではないだろうか。

未来のことは、我々日本人にとって想定外になっていますからね。向う見ずにもほどがある。とかく、この世は無責任。歴史は繰り返す。


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