敗戦後の昭和20年8月20日 ソ連軍の侵攻の中
真岡郵便局の電話交換手9名が青酸カリを飲み集団自決した
昨日稚内市で50回目の祈年祭が行われた
サハリンの旅で 今はホルムスクとなった街を訪れた
郵便局は同じ場所だというが 知らない平和なよその国の街
海を臨む小高い丘の墓地の址に建てられた鎮魂の碑は
この地で亡くなった多くの人たちの望郷の想いがこめられていた
「戦い敗れて 残りし山川 氷雪砕けて 又来る春にも
再び帰らぬ 9人の乙女の 御霊に捧げん 北国の花」
“氷雪の門” 星野哲郎
詩吟を口ずさみ 九人を偲び 平和を祈る
ホルムスクの郵便局 海岸から近いが 建物で遮られて海は見えない