11月22日(日)
今回の旅行一番の目的
ウィンフィルのコンサートを聴く
ホテルは楽友協会ホールから近いアム コンツェルト ハウス
11時開演なので早めに出かける
皆さんは徒歩だが夫の体を考えタクシーで
裏口らしきところで降ろされ入り口でウロウロ
ゼスチャでコートの預ける場所を聞き
地下でコートを預け開場を待つ
大ホールへは階段を上がらなければならないので
エレーベーターを探し 乗って降りたら2階席
また降り 1階の席へやっとたどり着く
5列目の7番目と8番目
最高に良い席でビックリ
歩いてきた方たちも近い席に着席しお互いにカメラでパチリ
カメラは×印が付いているが 開演前は大目に見てくれるらしい
今日の演目
ツアーを申し込んだときは メストさんの指揮だったが
病気で降板 少し残念だが
代役は若いイスラエルの指揮者 ラヴ・シャーニ(26歳)
演奏曲目は
バッハの「ピアノ協奏曲第一番ニ短調BWV1052]
指揮者がピアノを演奏するらしい
マーラー 「交響曲第一番ニ長調 巨人」
ワクワクしながら開演を待ちわびる
上 夫が写した写真を拝借
座席が前の方だったので私はホール全体を写してなかった
クラッシックはあまり詳しくなく
マーラーも初めてだったが
11時きっかり
若いまだ少年のように見える ラヴ・シャニが登場すると
もう夢心地
しなやかな指先まではっきり見える
あるときは優しく ある時は激しく情熱的な
ウィンフィルとピアノの演奏に酔いしれていった
休憩を挟んで
ピアノが取り除かれ
オーケストラ団員が続々登場 舞台は窮屈そうな大勢
マーラーの交響曲第1番ニ長調 「巨人」
ゆるやかに重々しくはじまる
洗練された音の美しさ迫力に圧倒され身震いがし
目頭が熱くなる
さすがウィンフィルの演奏
ラブ・シャニは若さあふれるパワフルな指揮で
美しくしなやかである
優しく若い指揮者を盛り立てるように
一糸乱れぬ演奏が続けられていった
嵐のように激しい音が大ホールに何度も繰り返し響き渡り
フィナーレとなった
満員の会場は 割れんばかりの拍手が長く長く続いた
私の掌も痛く赤くなっている
お隣の東洋人の青年は立ち上がってブラヴォーを叫ぶ
こっそり 慌てて写したピンボケ写真
素晴らしい感動を胸にいだき
ホテルに戻ったが暫くは夢心地が続いた