夫は米寿祝のお返しに
それぞれ好みの品を用意してくれた
長女宅にはデジタル置時計
二女宅は掛け時計
孫は化粧箱
私には浄法寺塗の汁椀だった
札幌の二女が買い物してくれたが
私には内緒で開けてビックリ
夫にお礼を言うと
「お前だけやらないわけにはいかないから」と
照れている
あまり聞いたことがない漆器だったが
千二百年の歴史を持つらしい
手に取ると何とも言えない温もりを感じ落ち着く
手抜きの味噌汁を入れても
上品で美味しく感じる
私の好みの品を選ぶのに苦労したらしいが
感謝し大事に使おうと思っている