黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

リラの花への想い

2017年06月04日 | 花・自然

今年は美しいリラを観ないで終わってしまった

 

英語名は(ライラック) フランス名では(リラ)

リラの方がなぜかしらロマンチックに思えて好きである 

 

はじめてリラの花を知ったのは 8歳の頃だったと思う

5月の末に父の転勤で札幌へ引っ越した

その頃の桑園は静かであちこちに

うすむらさき色の花がふんわり

甘い香りを漂わせて咲いていた

母がライラック(リラ)の花だと教えてくれた

 いつも目に浮かぶのは夕暮れどきの風景

大好きな花になった

 

2度目の家を建てた時に 夫に頼んで植えてもらった

毎年咲くのを楽しみにしていたが 

どんどん増え他の木の邪魔になり 知らない間にお嫁に行ってしまった

 

2009年5月のルーマニア旅行

 ブコヴィナ地方の 五つの修道院を巡ったが

モルドヴィツア修道院の庭に美しく咲いていたのが心に残っている

  

 

同じく訪れた ブルガリアの“リラの僧院”は

長い間

 リラの花が美しい僧院だと思っていたが 

由来は地名からだった

 

 

リラ冷えの中 買い物ついでに花を探したが

年を重ねた私のような花ばかり 

見つけた花も褪せたような色だった

  

 

来年こそ初々しいリラに出会いたい 


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