黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

藤の精

2018年05月24日 | 詩吟

春の審査温習会が終わり 次の会へ向けての練習が始まった

それぞれ新しい吟の勉強である

6月の会には 気合を入れて長い吟に挑戦する

能の藤をもとに詩吟にした 

藤の精  雨宮國風

雪消ゆる 白山風も長閑にて

青葉に見ゆる紅葉川

越路遥けき旅枕 多祜の浦にぞ着きにける

名にし負ふ実に美しの藤の花 汀の水に枝たるる

「多祜の浦や汀の藤の咲きしより

うつろう波ぞ色に出でける」

「月も霞める春もはや 紫匂う花鬘

面白や水の面にうつす花の影乙女に似たる花の精」             

春に歌うか藤の精 

夢か現か多祜の波 藤紫の香に匂う

 

藤の花の代わり ホタルブクロ


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