黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

春の野の花

2019年04月18日 | 花・自然

もうすぐ北の大地にも春の野の花が咲き乱れる

さんたろうさんが十勝で援農の生活を送った昭和20年

道北のS町の引揚寮に落着いたが

その翌年も食糧難 住宅難 着る物もなかった

 

妖精のようなカタクリやエゾエンゴサク 可憐なニリンソウも

愛でるより食料として子供たちは野草を摘んだ

アメフリバナと呼んでいたエゾエンゴサクは

しゃぶるとほのかに甘い

妹をおんぶして弟の手を引き 籠いっぱいに摘んで帰り

お浸しにして食べた

ニリンソウもお浸し 蕗やワラビの出る前のご馳走だった

 

お米はみることもなく

 

ギンシャリ(白米の御飯)を食べるのが夢だった

 

 

2014年4月29日

男山自然公園のカタクリとエゾエンゴサク

 

昨日今日と20℃を越す暖かさ

今年は開花が早いようである

コメント (4)
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