敗戦後の昭和21年(1946年)道北S町の引揚げ寮に住んでいた
着るものも食べるものもない 母と子供たちの生活だったが
ジャガイモと春になって山菜取りで飢えをしのいだ
夏になりお祭りがやってきた
引揚げ寮の前の小路には屋台が並び サーカスもやってきた
戦地から帰ってきた小父さんたちが
何処からかテントと かき氷の器械を借りて来て
店を開いた
砂糖は見たこともない時代
サッカリンを水に溶かして食紅で色付けした怪しげなシロップ
暑いのと 物珍しさも手伝って飛ぶように売れた
私もお手伝いしたが 味の記憶はない
今日も暑い
訪問リハビリとケアマネージャーが来訪
終わった後は ガリガリ君と冷たい麦茶で涼を取り
疲れたのでお昼寝中