写ん歩クラブの 10月の写真
美しい鳴子郷の紅葉の写真を発表されていた
鳴子のこけし名人
伊藤松一さんの工房を訪ねたのは30数年も前の秋のことである
松一さんの親戚だった知人の紹介で
東北の旅のついでに立ち寄ったので
こけしのことは何も知らなく軽い気もちだった
松一さんは
目の前でこけしを作ってくださった後
鳴子郷の鬼首間欠泉などを案内してくださり
宿まで送ってくださった
こけしの愛らしさ 素朴さと
暖かいお人柄にふれ嬉しかったが
後で
こけし名人で なかなか手に入らないことを知り
無知を恥じた
札幌にいらしたときにもお会いすることが出来
NHKの 新日本紀行などでお元気な様子を拝見した
2013年 家を処分するときに
沢山のこけしはお嫁に行ったが
はじめていただいた こけし と 札幌でのこけしは
今も大事に飾っている
松一さんは もうお亡くなりになられたが
鳴子郷の紅葉のお写真を観ながら
間欠泉や風景を思い出している