黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

ガガイモ & 初雪の思い出(昭和20年)

2022年10月31日 | たより


児童公園の垣根に棲みついた ガガイモ


枯れ葉が落ちて目立つようになった


数えると10個以上


冷たい北風にもめげずぶら下っている


種子が飛び去った後の抜け殻


飛び去る最中のガガイモ 殻にひびが入ったのなど 


大きさも形も さまざまで面白い



























昭和20年(1945年)の10月の 雪虫が舞う頃

木古内町から道北の士別町の引揚者寮へ引っ越した
 
敗戦で樺太から 伯父の住む木古内町に引揚げたが

いつまでも厄介になるわけにいかず 旧国鉄の計らいでの入居である

荷物は何もない 布団が片隅に置いてあり
 
我家も布団をいただいた 

重い何かがゴロゴロ片寄って入っている

綿の代わりは乾燥した海藻だった

それを敷き足で踏んで平らにして横になる

掛布団も同じ 海藻が片寄り薄い布団皮だけになる

夜中に寒くて何度も目覚めた

翌朝起きると

 雪が30センチ位も積もっており そのまま根雪になった
 
厳寒は-30℃以下になり 雪も多く 道路は玄関より高くなる

母は次の日から セルの単衣に角巻代わりの軍隊毛布をかぶり

数キロ離れた農家へ買い出し カボチャ ジャガイモを分けて貰い

生きるため必死の生活が続いた





そろそろ雪の季節 

昨年は10月17日だったが 今年はまだ


雪は遅い方がよい

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グランマさん 退院おめでとう... | トップ | 虹色ガガイモ& 暖房のない生活 »
最新の画像もっと見る