風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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『ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち』 三週目

2014-05-23 22:00:48 | 全国巡回公演
東北は秋田県と岩手県での公演でした。
5月20日(火) 秋田県立羽後高等学校 同校体育館
   21日(水) 岩手県立西和賀高等学校 同校体育館


秋田県立羽後高等学校
19日の朝にレパートリーシアターKAZEを出発し、夕方、羽後高校に到着。
担当の鈴木建夫先生が私たちを待っていてくださいました。
木の温もりが感じられる体育館、外からはカエルの合唱が聞こえてくるなか、搬入作業を行いました。
公演当日、午前中までのテストから開放されたように、リラックスした客席でした。
さらにこの学校では、司会・進行を生徒さんたちが務め、終演後には生徒会長さんのご挨拶、花束もいただきました。
私たちはもちろんですが、生徒さんたちにとっても、心に残る時間になってくれたら嬉しいです。




搬出作業には、ハンドボール部・卓球部・バドミントン部の皆さんがお手伝いしてくれました。


階段を何度も往復して……、でも皆さん元気いっぱいで、気持ちいい笑顔でした。



岩手県立西和賀高等学校
この学校では、2005年に『星の王子さま』・2009年に『Touch』・2011年に『肝っ玉おっ母とその子供たち』を上演しています。
KAZEのメンバーとすっかり打ち解けてくださっている細腰哲浩先生が迎えてくださいました。
生徒さん、先生方、来賓の方を合わせて200人足らず、客席のひとりひとりの顔が舞台からはっきり見えます。共に呼吸を感じ合いながらの公演でした。




この学校も、撤収作業に大勢の生徒さん、先生方が積極的に手伝ってくださいました。
涼しげな顔で重たいものを楽々と運ぶ女の子たち……とてもたくましく凜々しかったです。




生徒さんのなかで、何かが発見される、何かが動く、生まれることに期待して、さまざまに気を配り尽力くださった先生方に、改めてお礼を申し上げます。
先生方から、生徒の皆さんから受け取った、たくさんのことは、次の舞台、その次の舞台で、形を変えながら新しく発見されていきます。


木村奈津子(ケート・ケラー)