風のBLOG

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『ヘレン・ケラーひびき合うものたち』東日本地域・京都巡回公演第2週目

2016-05-30 22:42:29 | 全国巡回公演

5月22日(日)  みなかみ町教育委員会主催公演(みなかみ町カルチャーセンター)  群馬県
     23日(月)  紫波第一中学校(同校体育館)  岩手県
     24日(火)  流山高校(同校体育館)  千葉県


みなかみ町教育委員会主催公演

今週は私たちもこの日を楽しみにしていた、みなかみ町での公演から始まりました。

二十年来のアトリエがあるこの地で、地域の方々に観ていただける機会が持てたことは大変嬉しく思います。二回公演とも多くの子どもたちが家族とともにやって来てくれました。

終演後はたくさんの方々が舞台に上がり、小さな子どもたちも興味津々と舞台を体感している姿は楽しそうで私たちも今回の公演がみなかみ町の皆さんとの出会いの第一歩となった事を実感できた一日となりました。このような時間をつくってくれた町の教育委員会や議会をはじめとした地域の皆さんの思いには、テレビや映像ではない本物の芸術と触れ合う経験を大切にしたいという願いが込められていました。今回の場を皮切りにしてまた新しい出会いが起こせればと感じています。


紫波第一中学校

群馬県から長距離移動で岩手県・紫波町まで移動。
紫波第一中学校での公演は今回で四回目となります。全国的に真夏日となったこの日の体育館はかなりの暑さとなりましたが、それにもかかわらず一中のみなさんは舞台上の出来事に反応しつつメリハリのある集中で舞台を鑑賞してくれました。ヘレンを取りまく人々の変化への興味や時に批判を交えた笑い声もある舞台との交感が 印象的でした。公演後に本番中に撮った写真を使っての出来たてポスターを校長先生から渡していただきました。今日の日を振り返るために校内に貼っていただけるとのこと。またいろいろな話が交わされていくことでしょう。

 

流山高校

翌日は千葉県流山高校での6年ぶりとなった体育館公演です。
学校内にある柏特別支援学校流山分教室との合同公演でもありました。分教室では劇団の西垣耕造がワークショップでひとつの作品をつくったりした事もあります。演劇を通じて考え、発見し互いを認め合うという経験の場です。演劇部の活動も活発らしく終演後は多くの部員が舞台見学と座談会で盛り上がった様子でした。お手伝いに来ていただいたバスケ部はじめ有志の生徒さん方も元気いっぱいで、あっという間に後片づけも終わりました。学校を出る時には校長先生をはじめグランドの部活動の生徒さんたちも元気に手を振って見送ってくださいました。ありがとうございました。



ツアーが始まり2週間が過ぎました。まだ始まったばかりの旅ですが、これからどんな出会いが起こせるのかワクワクしながら来週を迎えたいと思います。

アナグノス役 緒方一則