風のBLOG

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2019 秋『Touch~孤独から愛へ』九州ツアー第11週目

2019-12-10 21:28:33 | トピックス

9月から始まった Touch~孤独から愛へ のツアーも12月に入り残り3週間となりました。

今週は

12月2日(月) 五日市高校(広島県) 同校体育館

12月3日(火) 福徳学院高校(大分県) 同校体育館

12月4日(水) 三潴高校(福岡県) 城島総合文化センターインガットホール

12月5日(木) 講倫館高校(福岡県) ももちパレス大ホール

12月6日(金) 博多工業高校(福岡県) 同校体育館

12月7日(土) 九州産業大学付属九州高校(福岡県) 同校講堂

での公演でした。

 

五日市高校

五日市高校は2010年ハムレット、2013年、2016年ヘレンケラーを上演している学校です。今回の九州ツアーのなかで唯一広島県での上演です。ぜひ生徒さんたちにTouchを見せたいという先生の想いから実現しました。

体育館に入場すると普段の体育館の様子から変わっていて驚きの声が飛び交いました。本番が始まると入場時の興奮からガラッと変わりとてもじっくり、味わうように見てくれていました。終演後には演劇部の生徒さんはじめ何名かが舞台を見学し、役者と話す時間もありました、みなさん1人1人にとって大きな思い出になってくれたらうれしいです、そして片付けには担当の先生方も手伝ってくれました、本当にありがとうございました。また再会できることを願っています。

終演後の様子です、少しの時間でしたが俳優たちと話し、舞台の見学を行いました。

 

福徳学院高校

福徳学院高校は2005年Touch、2016年にジャンヌダルクを上演している学校で3年ぶりの再会となりました。

朝トラックから体育館へ荷物を運んでいると、たくさんの生徒さん、先生方が声をかけてくれました、普段とは違う雰囲気を感じながら、なかには今日芸術鑑賞の日だ!と盛り上がっている声が聞こえてきました。

本番中はとてもリラックスしながら見てくれました。驚きや歓声、笑い、迷い、その場で起きていることに反応が絶えませんでした。カーテンコールの生徒さんのお礼の言葉では「Touchを通してひととひととのつながりの大切さ、あきらめないことの可能性を感じました」と言葉をくれました。そして撤去作業では部活動の生徒さんが手伝ってくれました。みなさんとても元気に、何人かでものを持つときなどは積極的に声を掛け合いながら運んでくれる姿が印象的でした、また再会できるのを願っています。

撤去作業を終えた生徒さんたちとの記念撮影、これも1つの思い出になっていたらうれしいです、ありがとうございました。

 

三潴高校

三潴高校は2017年にジャンヌダルクを上演し、2年ぶりの再会になりました。3年生は1年生の時にジャンヌダルクを見ており、開演前に先生から「3年生ジャンヌダルク覚えてますか?見ましたね!」という掛け声に「あー!」と歓声が聞こえてきました。そして先生から「みなさん今日は楽しんでみてください!楽しいときは笑って、泣きたいときは泣いてください!」と熱のこもったあいさつから開演しました。

終演後のお礼の言葉では「いままで講演会やミュージカルをみたことはあったけど、演劇がこんなに引き込まれるとは思いませんでした、心に残りました」と言葉をかけてくれました。終演後には舞台を見学し、そのなかで役者、スタッフと話す時間もあり、さまざまにかんじたことをはなしてくれました。ありがとうございました、また会える日を楽しみにしています。

 

終演後の舞台見学の様子です。

舞台の見学後にはハロルド役 柳瀬との座談会もおこなわれました。

 

講倫館高校

講倫館高校は1992年孤児たち、2012年、2013年Touchを上演しています。今回は2年生のみの観劇になりました。本番中は1人1人何かを思いながら、自分や身近な人たちのことと照らし合わせながら見ているようにじっくりと見てくれていました。終演後に担当の先生の呼びかけで舞台見学が行われ、20人くらいの生徒さんが参加しました。舞台の小道具をじっくりとみる姿や、Touchの1シーンを友達同士でまねる姿が印象的でした。また再会できるのを楽しみしています。

 

博多工業高校

博多工業高校は1991年に星の王子さま、1994年にTouch、1998年にヘレンケラーを上演していて久しぶりの上演になりました、今回は3年生の人権行事としてTouchを鑑賞することになりました。前日の搬入作業では担当の先生も手伝ってくださいました。

カーテンコールの生徒さんのお礼のことばで「あきらめないことの大切さをかんじました」と話してくれました。そした終演後、お手伝いに参加してくれる各クラスの代表の生徒さんが舞台の見学を行いました。撤去のお手伝いでは、みなさんとても元気よく、いま見ていたものがばらばらになっていく風景に驚き、それを互いに話しながら運んでくれているのが印象的でした。ありがとうございました!また会えることを願っています。

撤去を終えた生徒さんたちとの記念撮影の様子です。

 

九州産業大学付属九州高校

九州産業大学付属九州高校は1995年星の王子さま、2014年、2015年ヘレンケラー、2016年、2017年ジャンヌダルク、2018年Touchを上演しています、1年生のみの観劇でした。

前日トラックが到着すると吹奏楽部のみなさんが待ってくれていて、搬入を手伝ってくれました。吹奏楽部のみなさん、普段から楽器を運んでいるというのもあり、チームワークよく、声をかけあいながら運んでくれました。

本番は担当の先生から、「今日は楽しんで、いろんなことを感じてください」というあいさつでスタートしました。本番はその言葉のようにその場で起きていることをじかに受け取り、反応しているのがよくわかる公演でした。ときにくすっと聞こえ、ラストシーンでは会場の空気がぐっとしまり、それぞれにタッチを通して感じてくれたものがあるのだと思いました。

カーテンコールでは演劇部の生徒さんから「ぜひ今日みたものを自分たちの公演でも生かしていきたいです」と力強いメッセージをくれました、ありがとうございます、頑張ってください。そして終演後に希望の生徒さんたちによる舞台見学と座談会を行いました。舞台見学・座談会はたくさんの生徒さんたちが参加してくれ、今見たものをお互いに話し、舞台の細かい工夫や舞台裏の様子に触れました撤去作業中には、昨年上演したTouch、その前のジャンヌダルクを見ている2,3年生の生徒さんたちが「去年Touchみました!」「ジャンヌの人は今日いますか?」と話しかけてくれ、うれしい再会にもなりました。また来年も再会できることを願っています、ありがとうございました。

 

9月から始まったツアーも冬になり、残り3週間となりました。1回1回の客席のために引き続き頑張っていこうと思います。

スタッフ・中村滋