6月6日(月)【京都府】丹後緑風高校 網野学舎 同校体育館
7日(火)【福井県】福井商業高校 フェニックス・プラザ
8日(水)【奈良県】高田商業高校 橿原文化会館
9日(木)【京都府】宮津天橋高校 宮津学舎 同校体育館
10日(金)【京都府】宮津天橋高校 加悦谷学舎 同校体育館
丹後緑風高校 網野学舎
丹後緑風高校網野学舎での公演は90年の『星の王子さま』、17年『ヘレン ・ケラー』以来、今回で三回目の公演です。
2020年に公演を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響で2年の延期を経て、待ちに待った公演です。
開演前、舞台を見学に来てくれました。
小道具一つ一つを丁寧に見て、スタッフにたくさんの質問をしてくれました。
開演時には学舎長先生からの挨拶で「今は携帯などで簡単に映画やドラマを観れます。ですが今日は映像とは違う、生の息遣いや表情を楽しんでください。」という言葉と共に開演です。
公演中は真剣な眼差しで、ジッと舞台をみつめ一緒に舞台を創る様子が印象的でした。
カーテンコールでは代表の生徒さんが「感動しました。貴重体験をさせてくれてありがとうございました。」と堂々とした姿で挨拶をしてくれました。
撤去作業のお手伝いでは60人ほどの部活動の生徒さんたちが手伝ってくれて、劇団員とも声をかけながら積極的に参加して和気あいあいとした雰囲気で撤去作業を盛り上げてくれました。
最後にはみんなで記念撮影。
演劇部の皆さんとも記念撮影をしました。
福井商業高校
90年の『星の王子さま』93年の『Touch』99年の『ヘレン・ケラー』14年の『ジャンヌ・ダルク』以来5回目の公演です。
入場時にはすげー!と声を上げながら元気いっぱいに入ってきて、1000人近くの生徒さんたちが開場の雰囲気をガラッと明るくしてくれました。
司会の生徒さんの「楽しんで観てください!」という挨拶と会場が揺れ動くような大きな拍手と共に開演です。
公演中はよく笑い、役者の一つ一つの言葉に反応し、舞台と対話するような姿で舞台を一緒に創ってくれました。
カーテンコールでは代表の生徒さんから「迫力ある演技と心動かされる演技に感動しました。普段味わえないような有意義なニ時間をありがとうございました。」と素敵なメッセージをいただきました。
公演後のバックステージでは舞台構造や照明、音響、全てに興味をもって、興奮気味に細かなところを質問して、Touchの舞台を縦横無尽に駆けまわる姿が印象的でした。
高田商業高校
高田商業高校さんは風初めての公演で2020年から延期の、待ちに待った公演です。
開場前、舞台袖に明るい声が聞こえてきて、元気な声を聞いた僕たちも開演がいまかいまかと楽しみにしていました。
公演中は舞台に立つ僕たちも圧倒されるほど集中して舞台に目を向け、何が起こっているのか一つも見逃さないぞ。というようなそんな姿で舞台と向き合ってくれました。
カーテンコールでの代表の生徒さんの挨拶では「ハロルドが二人の兄弟を成長させていく姿が心に響きました。」と想いのこもった言葉をいただきました。
公演後のバックステージでは舞台裏がどうなってるのか、テレビや水道の水、信号がどのような仕組みで動いているのかと、
公演中に気になった細かいところを一つ一つ確認していくように、熱心にたくさんの質問をしてくれました
宮津天橋高校 宮津学舎
00年の『ヘレン・ケラー』13年の『ヘレン・ケラー』以来3回目の公演です。
昨年からの延期の学校です。
開演前、生徒さんも先生方も舞台装置に興味津々で「めっちゃ楽しみ!すごいよこれ!」とこれから始まる舞台がどんな時間になるんだろうとワクワクしたようすで開演を楽しみにしていました。
公演中は前のめりに舞台を観る生徒さんや最後に涙をぬぐう生徒さん、一人一人が自分の姿で舞台に向かっていました。
カーテンコール、生徒会長さんの挨拶では「擬似家族ができて、そこに亀裂が入って、最後にハロルドが亡くなって、3人の気持ちがごちゃごちゃとなって、でもその関係にすごく感動しました。卒業すると芸術に触れる機会が少なくなると思います。そんな中、このように芸術に触れる時間があってよかったです。ありがとうございました。」と観たもの感じたことを一生懸命伝えてくれました。その姿に僕たちも感動しました。
公演後のバックステージ、撤去作業のお手伝いの時には、建築科の先生や生徒さんたちが舞台の構造に興味をもち、あらゆる角度から舞台をみて、「これはこうなってるんだ、すげー」とメモを取りながら見学していました。片付けには部活動の生徒さんたちも協力してくれて、大きな掛け声でリズム良くトラックに道具を積み込んでくれました。おかげで撤去作業もあっという間に終わりました。
最後には担当の先生が「うちにも二人、小さい子がいるので二人を思い出しながら見て、心がつまるような思いでした。」と声をかけてくれました。
宮津天橋高校 加悦谷学舎
06年の『ヘレン・ケラー』18年の『ヘレン・ケラー』以来3回目の公演です。
こちらも昨年からの延期の学校です。
前日仕込みの搬入をバスケ部と女子バスケ部の皆さんが手伝ってくれました。
開演前は前の日に搬入を手伝ってくれたバスケ部の2人が舞台を観に来てくれました。
「自分が運んだ道具がこんな形でこんな風に使われるなんて想像できなかった!」と驚きながら舞台の隅々まで見学しています。
公演中は舞台から一人一人が集中して真剣な表情で舞台と向き合い、舞台上で起こっていること一つ一つに反応していました。
カーテンコールでは代表の生徒さんから「こんなに間近で演劇を観ることがないのでこんなに近くで観れて嬉しかったです。私たちも文化祭で演劇をするので今日観たことを活かしていきたいです。観る人の印象に残るような演劇をできるように頑張ります。」と力強く熱い挨拶をいただきました。
公演後の撤去作業のお手伝いには女子バレー部の皆さんがきてくれました。
チームワーク良く、重い物もみんなで協力し合いながら手伝ってくれました。
終始笑顔で、笑いの絶えない、明るい雰囲気で撤去作業ができました。
最後はみんなで記念撮影
『Touch〜孤独から愛へ』春のツアーも半分が過ぎました。
一人一人と出会い、一瞬一瞬何かに触れたときに大きな喜びを感じます。
まだまだコロナウイルスの波は続いてますが、みなさんからもらったエネルギーを力に変えて、これからも『Touch』の旅は最後まで駆け抜けていきます。
蒲原智城