風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

尾之間温泉で憩う

2019-05-08 | 山歩き


 屋久島の1日目。
 鹿児島港に着いた時はまだ薄暗くて、桜島もぼんやりしか見えなかった。
 8:30 鹿児島発の折田汽船フェリー屋久島2に山仲間と病気療養中の娘の三人で愛犬ハナちゃんと一緒に乗り込んだ。小型犬のハナちゃんも片道1,600円の切符を買った。 



 昨夜は仮眠をとりながら700㎞超を連続運転した疲れと寝不足のため、特別A室のベッドに横たわり、うとうとした。揺かごみたいな船の揺れは居眠りするのに最高だった。



 フェリーの速度が早い上に強い風が吹いていて、デッキの上は風が強くて長居ができないくらいだった。鹿児島湾を抜けて外洋に出た時、開聞岳だけは見逃したくなかった。デッキに出て強風にくじけずに開聞岳の美しい山容を海原越しに眺めることができた。





 4時間ほどで宮之浦港に到着。早速、キャップ場「ジェリーズキャンプ場」(Mandala Camp Site)に向かった。
 テント3張とタープの設営を終え、まずは温泉へ。キャンプ場から車で5分とかからない尾之間温泉は前回も訪れたことのあるお気に入りの温泉で、湯温は高めだけど慣れると癖になる熱さだ。湯船の底には玉石が敷き詰められていて、足裏が心地よい。地元の町民が毎日お風呂代わりに通うローカル色の濃い温泉で、島特有の情緒にあふれていた。
 泉質も癖がなくて、料金200円も魅力的。今日からしばらくの間、毎日尾之間温泉にお世話になることになる。