松本市に移り住んだ古いザイル仲間から一通の便りが届いた。
若い頃、岩や氷に情熱のすべてを賭けてザイルを結んだ山仲間だ。先日、僕が送った喪中葉書を受けて、慰めと労わりの温かい言葉が手紙に綴られていた。ありがたい。
優しさに満ち溢れた文章・・、だけど、・・・何か変。一字一字、ボールペンの字の引き方がおかしいと感じながら読み進めた。
読み進めると、病気をしてうまく字を書けなくなったこと、歩くのにも不自由しているという近況で手紙は結ばれていた。
あの元気そうだった友の姿を目に浮かべ、病気をしたという姿は想像できなくて、ただ驚くばかり。
すぐにでも見舞いに飛んで行きたい気持ちだ。長野県まですぐに行くことはできないしなあ。
誰でもいつどんな病気になるかわからないものだけど、近しい友が病に倒れたと知ると、そういう年代なんだと観念しなくてはならないとも思う。ただただ早く快復して元気になってくれることを願うばかりだ。
正月休みに松本まで訪ねて行けたらいいなあ。