今日は、高尾山に雪が積もったらしいので、寒そうだし、行こうかどうか迷ったのだが、雨が止んだみたいだったので、10時過ぎに出かけることにした。雪山気分を味わおうと。
何も準備していなかったので、慌ててあれこれ(念のためアイゼンも)用意して家をでて、高尾山駅に着いたのは11時15分。なんだかお腹が空いてきたので、おにぎり一個を購入。頂上で蕎麦でも食べれば良いかなと思った。ケーブル駅よこから稲荷山コースに入ったのは11時半頃だった。
登山道はさほどぬかるんでもいなくて、雪はほんの少ししか見られない。この分なら昨夜の雨で溶けてしまったのかと思う。
稲荷神社前の広場には雪がうっすら積もっていた。
しばらく行くと両側に雪が見られるようになり、だんだん道にも雪が残るようになり、滑りやすい。2本ストックを出す。アイゼンは要らなそう。
東屋の手前あたりからは本格的な雪道になったが、気温が上がってどんどん溶けていてシャーベット状だ。
東屋からの展望
すっかり雪が多くなり、時々杉の大木などの樹上から雪がバサバサッと落ちてくる。幸い登山道上には落ちてこなかったが、しずくが時々落ちる。
東屋で中着のダウンやフリースを外した。意外に暖かく、暑くなったからだ。おにぎりを食べて熱いお茶を飲んで出発。2組のハイカーが少し前に出発した。
しずくが落ちるので、レインウェアを着た。しばらく先ののベンチの一部には雪が積もったまま。
最後の階段 滑りやすい。
若者の一団が装備もなしに、かさを杖代わりに歩いて行った。
予定通り1時間半で頂上。雪が深い。25センチくらいはまだ積もっていた。昨日のビジターセンターの情報では30センチくらいの積雪と書かれていたが。
若い女性のグループがベンチで歓談していた。その横のベンチにストックを置いて、さて山々はどうだろう。当然富士山なんて見えないよね、と思いながら振り返ったら、真正面に日差しを受けて光る富士山が曇り空の下に見えた。薄日もさしてきた。
わー、富士山が見えたわ!と声を発したら、そのベンチの女性達が笑っていた。(写真は望遠)
誰かが置いたミニ雪だるまが溶けだしていたので、その横に私も雪だるまを作った。あいにくその辺には枝も石も何も見当たらなかったから、顔を作ることはできなかったけど、雪だるまが富士山を見ているような写真が撮れた。富士山は小さくしか写せなかったけど。
茶店には甘酒の看板が見えなかったのだが、そばの人が頼んでいたので、私も注文。
ベンチがいっぱいだったので、茶店に入っていただいた。中は暖かい。じっとしていたら、ちょっと冷えてきた。
それから最初はケーブルででも下りようかと思っていたのだが、3時前には下りられそうだと、6号路に回った。
6号路はところどころ、雪の重みでか、楓などの木が倒れて道をふさいでいるところもあって、乗り越えなければならない所もあった。
石畳のところでは、転んで石にぶつかるとけがをしてしまうから慎重に歩く。雪の上に楓の葉が散ってきれい。
傾斜の少し強いところでは滑りそうになるので、崖から落ちたら大変と、また慎重になる。
この時間でも登ってくる人が数組はいた。
琵琶滝のお堂の屋根もうっすら雪が積もっていて、滝の水量も豊富だった。
ケーブル駅も近づいて来たら、雪もほとんど見られなくなった。時々つるつる滑り落ちたせいか、1時間足らずで下りられた。
今日は観光客もさすがに少なかったようだ。
高尾山口の駅では、靴をブラシで洗えるようになっている。今日は念入りに洗った。娘の病院に寄ろうと思ったからだ。
帰りの電車の乗り換えの時、しばらくドアーが開いた電車にとても冷たい風が入ってきて寒かった。夕方はまた冷えてきたようだ。登山靴で病院に行く人も少ないですね。ちょっと恥ずかしかった。