今日は、頂いた株主優待の切符が余っていたので、無駄にならないように出かけようと、リハビリ中の友人と、丹沢の南側の震生湖と渋沢丘陵に出かけてきた。昔、ハイキングの本で見て、あこがれていたのだが、ついにこの年まで来る機会がなかったのだ。
急行で秦野駅に出て、南口に出た。友人の持っているパンフレットでは北口から川沿いに出てから、南側に移動するコースらしかったが、南口から直接震生湖の方に向かった。
秦野の南側に出たことはなかったが、色づいたドウダンツツジの横に湧水の水路が作られていた。夏は気持ちよさそう。
街路樹の赤い実が見事
葉が茂っていると別の木にも見える。
最初、南側の大通りから、今泉名水公園にでて、公園を一周。湧水の源泉は分からなかったが、サギとかカモとか、また草花を見ながら歩いた。桜も多いので、春はきれいだろう。
カラーが咲いていた。
通路の脇に咲いていた花と実。花はつぼみなのに、同じ枝に実がついているから不思議だったが、花の名を調べていたら、なんと花は午後3時ごろにならないと咲かないのだとか。咲けば星形にかわいらしいピンクの花のようだ。ハゼ蘭だった。同じらしい植物が、我が家の隣との境の道路際に生えていたのだ。写真右側の花はオシロイバナですね。
それから高台の団地の脇の道路をたどって、貸農園らしいところや畑を見ながら、大通りの歩道を通り、上町という交差点を左折して丘を登る。このあたりの黄葉はもう一つ。まだちょっと早い気がした。
ホトケノザがたくさん咲いていた。
皇帝ダリア(木立ダリヤ)もたくさん植えられている。大王ではなかったですね。
丘の上からは、丹沢の山々が見渡せたが、あいにくそのころには雲が広がって、杉の植林かな、針葉樹が多く、まだ紅葉が浅い山々は黒ずんで見えた。
赤い柿の葉の向こうに丹沢の山並みが見渡せる。
黄色の菊畑の先の西丹沢の山並み
震生湖入口という道標に沿って曲がり、10分ほど歩くと、震生湖への下り坂があって、車も数台降りて行った。10台くらいの車が駐車していた。どうも釣り人が多いみたい。左側には太陽光パネルが並んでいたが、後で調べたら、このあたりが、関東大震災による崩落地らしい。
震生湖は関東大震災の時に土砂崩れで沢が堰き止められてできたらしいが、川につながるところが見当たらなかった。今調べたら、流入の川も、流れ出る川もない、地下流水と雨がたまってできている池とのこと。だから、水質はよいらしい。何が釣れるのか分からなかったが、ヘラブナとかバス釣りなどのメッカらしい。たくさん桟橋のような釣りのための席が設けられていた。もみじの大木があり、まだ紅葉はこれからという木も見られた。
ちょうどお昼時だったので、ベンチの一角を使わせていただいて、ランチタイム。おにぎり弁当などとリンゴ柿などのフルーツを頂いた。
座っていると、汗ばんでいたので寒くなり、上着を着こんだ。
寺田虎彦の句碑が立っていたがよく読まなかった。市民の俳句を入れるポストも設けられていた。
昼ご飯を終わって、私は池を一周してみた。橋を渡ると周遊路があるみたいだったので、釣り人の人に確認して歩きだした。結構木の根が張っていたり、狭い池のふちを歩いていくが細長い池らしく、なかなか半分のところに着かなかった。友人が待っていると言ったので、寒そうだからと走ったりした。
最奥の方から、駐車場方面を見る。まだだいぶあります。
途中分岐があって、どこに行くのかわからないし、行きかけた人が戻ったので、私は、入口近くの弁天様の方に向かった。それで、明日から工事のため通行止めになるという岸辺を歩き、元の駐車場に戻って、友人を探したけれど、見当たらない。周遊コースに足を延ばしたのかな?とりあえず、トイレを使ってから、友人にメール。そしたら、渋沢丘陵に向かう方にいるとのこと。でもその分岐にまで、私が戻るのも大変、というかだいぶ待っていただくことになりそうなので、弁天様まで来ていただいた。
丹沢の地図を持ってきたはずなのに、何か出ていないと思ったら、この間の高尾の地図も入ったままで、間違えていたらしい。
それで、弁天様で落ち合って、そこから道路の方に向かう道があって、登って行った。途中広場で会食をしているグループがあり、そのわきの方には水仙がもう咲き始めていた。
登り切って、渋沢丘陵と渋沢駅方向の方に歩く。しばらく行くと、池の最西端の方から登る道と合流した。何人かの人たちが登ってきていた。この道も気持ちよさそうだった。
マユミの実が目の前にあった。
渋沢丘陵はこの道路から、細い道路に入っていく。南側に畑が広がり、ミカン畑もある。北側は藪になっていて、つる植物の実などが見られた。ピラカンサの実がオレンジに光っていた。
ヒヨドリジョウゴの実
ツタの赤い葉
渋沢丘陵歩道に入る。
畑の端にリンドウの花が咲いているのを友人が見つけて下さった。もう一つ見つかったが、朝顔の種もたくさん見られて、つるが絡まっていた。
アザミもまだ色鮮やかでシジミチョウがとまっていた。
このあたりは、箱根の山や相模湾が丘の向こうに見られた。晴れていたら素晴らしいのにね。その先にはパンパスフラワーの穂が揺れていて、その南側にミカンの木が植えられていた。うっすら海も見えていた。
ミカン畑
パンパスフラワーの向こうにもミカンの木透けて見えた。
さらに進むと、民有地というところに柵で囲まれた、ヤマユリの里と書かれた一画があり、枯れたヤマユリがたくさん生えていた、7月ごろには見事だろう。ロータリークラブが育てているらしい。
ゴンズイの実?
このあたりに咲いていた小さな白い花?茎に直接ついているみたいだが、名前が分からない。
さらに進むと道が大きく曲がって、下っていった。民家の庭のゆずが巨大。
アオノツヅラフジ
別の道路にぶつかった。私たちは階段を登って、ショートカット。出たところの大きな家の方が出て来ていたので、駅への道をお聞きした。右手の先を左折するとのこと。
その角にキウイフルーツを玄関先で売っている家があって、珍しい新種の小ぶりのキウイで食べごろというものを友人と購入し分けた。さらに途中にミカンもあったけれど、重いからやめておいた。
銀行のところを線路方向に曲がったところに神社があり、大イチョウの木があった。樹齢は書かれていなかったが、先ほど調べたら400年くらいだろうと書かれていた。国栄稲荷神社の大イチョウだった。
ベンチがあったので小休憩。舗装道路がほとんどだったので、足裏が痛くなってきた。友人が持参のミカンを頂いた。鳩が群がってきて、餌をねだっているみたいだったので、買い求めたキウイを割って味見した残りの皮を少しだけ投げてみたが食べなかったからよかった。
そこから交番のところをまた左折したら、駅のそばに出た。ピーナツを売っている店があったので見てみたら、格安のものが一つだけあったので、買い求めて帰宅した。帰りはまたも熟睡。道路を歩くのは疲れますね。ピーナッツ格安だったけれど地元産のようで、新鮮で美味しかったです。一つしかなかったのが残念。
紅葉はもう少し後の方が良さそう。道路歩きが多いからスニーカーで十分。春も桜が多く楽しめそう。よいウォーキングコースでした。お付き合いありがとうございました。