白山下山後、金沢まで送っていただき、比較的新しいス〇イルホテル金沢西口駅前に宿泊。汗を流し、荷物を整理してから、電車で出ていらっしゃったN氏と合流して、食事に出た。ごちそうして下さるとおっしゃる。最初、加賀屋が経営しているという料理屋を訪ねたが、予約客のみとのことで入れず、近江町まで足を延ばした。あんなに足が痛かったのに、何とか歩けて良かった。帰りに気づいたが緩やかな登り坂だったのだ。
近江町市場の上の料理屋で、利家御膳という料理を注文していただき、男性軍はお酒、私はカシスソーダを頂いた。料理が出てくるのに時間がかかり、お通し一つの空腹で飲んだせいか、酔いが相当に回ってしまった。お膳には、治部煮と天ぷら、煮物、その他焼き物に茶碗蒸しがついて、お椀も出てきた。初めて食べる治部煮は美味しかった。昔親から治部煮のことを聞いたことがあったが、食べたことはなかった。薄味で美味しかった。治部煮にも里芋やレンコンが入っていて、煮物にも里芋とかついていて、結構お腹いっぱいになったところに、鮨まで出てきて、酔った私は、気持ち悪くなると困るなと、少しご飯を外したりして、セーブした。でもエビとか蟹の鮨も付いていたので、それらは平らげた。デザートのフルーツも出てきて、満腹。アルコールも効いて、私は少し眠ってしまった。男性軍は昔話に花を咲かせていたけど。リーダーも金沢近郊の出身で、昔会社が一緒だったそうだ。
気づいたら起こされて、帰るところだった。歩き出して吐きそうになったらどうしようと思ったが、幸い大丈夫だった。
皆酔っていて、道を間違えて15分ほどロス。人に道を聞いたら、元に戻って右に曲がると駅だと教えて頂いて、仕方なく元に戻った。斜めに行ける道はないかと思ったが暗いし、間違えたらもっと大回りになるので、元に戻ったのだった。まあ、山と同じですね。
やっと金沢駅について、電車で自宅にお帰りになるN氏を見送って、宿に戻り、速攻休んだ。
金沢駅前の大鼓とガラスのドーム
翌朝は、ゆっくり目に無料朝食を頂いた。こちらは、食事スペースもゆったりしていて、品数も豊富。最初和食のおかずを取ってパンを焼いて取ったのだが、若い人がから揚げなど取り分けていたので、後から洋食用のおかずもお皿に載せた。中高年の方が欲張りですね。野菜もしっかり頂いた。オレンジとミニケーキまでついていた。私はわかめとおふの味噌汁まで飲んだ上に、牛乳もヨーグルトも頂いた。なかなか充実していた。昨日あんなに沢山食べたというのに、すごい食欲です。私は少し筋肉痛が始まっていた。湿布して寝たらよかったのにね。
荷物の整理をして、リーダーに案内していただいて金沢見物に出かける。ザックは駅のコインロッカーに預けたが、大きいロッカーは2人分の荷物がしっかり入れられて500円。東京よりも安いですね。
バスも金沢城兼六園前まで300円で、往復代で周遊パスが買えたので、それを購入。地図もついていて、金沢城の手前のバス停から東茶屋街に出られるとあった。一駅だから歩けるとおもったら、意外にバス停の間隔が長くて、カンカン照りで暑いので、後でバスで移動することにした。
金沢城にまず向かった。本丸は大昔の大火で焼けたそうで、復元もしておらず、二の丸御殿を使っていたとかで、それが再興されていて、なかなか立派だった。テレビの歴史探訪とかで石垣の解説を見ていたので、2種類の石組みの石垣をよく見た。このあたりは復元されたところだが。
遠くのお堀の方の石垣は昔のままなのだろう。
門
内堀があった。
床にひし形に石を敷いていたとか。
金沢城公園を見下ろす。手前に水生花園があるらしい。
庭の一角ににナデシコが咲いていた。
広大な芝生の手入れも大変だろう。あまり樹木はないので、何しろ暑いから、それ以上回るのはやめて、兼六園に向かった。
すぐ反対側が兼六園だった。入場料がいると思ったが、65歳以上を証明するものがあれば、無料とのこと。保険証は持っていないし(実は切り替えの方の分を持っていたが忘れていた)...と思って財布を見たら、東京都のバスの無料パスポートがあって、生年月日が書かれていた。リーダーもスイカの定期券に年齢が書かれていて、OK。二人とも無料で入れた。
金沢城で暑かったので、入口近くのお茶屋さんのかき氷とソフトクリームに目が留まって、リーダーはかき氷を、私はソフトクリームを頂いた。
それから枝ぶりが見事な古木の松を見た。
有名な微軫(こと寺)灯篭
旭桜
雪つりの松と一緒に写る灯篭を見てから、奥の方に移動。曲水の一部に七福神になぞらえた石組みがあったが、その近くに公園の手入れをしている人がいらしたのに、狭い水路にアオサギかな?悠然と佇んでいて驚いた。全然人間が気にならないみたい。
その近くの展望台からの景色 市内が見渡せる。
次に根上の松という立派な松を見て、霞池の反対側にでた。
松の根元の苔がきれい。
霞池の内橋亭を望む。
サルスベリが彩を添えていた。
栄螺山の裏を通ってもとに戻ったが、苔がきれいだった。
観光会館で土産物を見ながら涼んでバスを待ち、東茶屋街にでた。バス停の横の橋が明治に設置された立派な橋で、その横の風情のある建物は、金沢文学館らしかったが、五木寛之文庫と書かれていた。金沢とのつながりは調べていない。
カンカン照りの中、浅野川大橋を渡る。
海側。川床料理店らしい所も数軒見られた。京都のマネかしらね。それとも昔からあったのかな?
茶屋街に入った。多くが今はカフェとかかき氷屋さん、和菓子屋さん、金箔やさんなどになっていて、さっきかき氷は食べてしまったので、ぐるっと一周した。若い観光客が、たまに浴衣の女性たちもいて、人気があるのだなと思った。金箔の化粧液には少し興味があったが、お高いので買わなかった。若返りできるかもしれなかったが。
歩き始めの時に、道路の真ん中の丸いものに足を取られて転びそうになったのだが、それが冬の融雪装置なのだそうだ。
それからバスで金沢駅に戻った。
お昼時だったので、構内奥の金沢おでんの店に入って、ランチ定食を頂いたが、大きな焼豆腐が入っていて、珍しかった。かなり塩味の薄味で、七味などの薬味で頂いた。あっさりしていて、これが金沢の味なのかな?と思った。金沢おでんにも2種類あるのかもしれない。
ロッカーから荷物を引き出して、1か月と7日前に発売の3割引きの新幹線切符は外れて買えなかったので、やむなくネット割だけの切符で帰宅した。私に翌日早朝の仕事が入っていたので。最初は空いていたが、途中からはほぼ満席だった。赤ちゃんが良く泣いていたが、どうもパパ1人で、ママが一緒でなかったので泣いていたらしい。赤ちゃん連れは大変ですね。
ともあれ晴れて、鉄道事故もなく、無事に東京に帰り着けました。駅の階段の昇り降りがきつかったです。丸2日筋肉痛が続きましたが、何とか仕事をこなせてほっとしています。